鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3825回】 広告の力に頼らなくともお客様が集まる状況をつくる

2021年06月20日 | 住宅コンサルタントとして

一般的な住宅会社の場合、

年商の2~4%の広告宣伝費を使うことが、

いわば当たり前になっています。

 

WEB広告であったり、チラシであったり、

何かのイベントを企画したりと、

とにかくお金を使って、来場きっかけをつくらなくては、

なかなかお客様が来て下さらない業界です。

 

もちろん、購買頻度が非常に少ないため、

広告の力を借りなくてはならない一面もありますが、

それでも広告の力に頼らなくとも、

定期的に住宅を検討されているお客様が、

自社を訪れてくれる状況を実現させることは、

とても重要だと思います。

 

分かりやすい場所に、

 

「メチャ素敵!このモデルハウス、一度、見てみたい!」

 

と思っていただけるようなモデルハウスや施設をつくる。

 

例えば、料理教室やパン教室をされていて、

その人の家には定期的に多くの人が訪れる、

そういう方の自宅を建てさせていただき、

クチコミで広めていただく。

 

真剣に考えれば、それは実現可能なことかもしれません。

 

私自身、2005年にコンサル会社に転職をした訳ですが、

大半のコンサルが、クライアント様不足に悩んでいて、

とにかくセミナーを乱発し、DMを全国に発送しまくっていました。

 

物凄い金額を使って、見込み客集めをしていた訳です。

 

私も、転職当初、それが当たり前なのかな、と感じ、

他の方に倣って同じことをやっていたのですが、

 

「これ、どう考えてもおかしいし、

そもそもコンサルがお客様に困っている、

なんてこと自体が変だ」

 

と感じ、見込み客集めのためのセミナーやDMをやめ、

自分自身はセミナーや視察クリニックを

新規の見込み客集めのためではなく、

既存のクライアント様のより良い学びのイベントに変え、

広告宣伝費を一切、使わなくとも、

いろんな出会いをいただけるように、

自らの環境を変えていきました。

 

弊社の広告宣伝費は、サーバー使用料程度しか無く、

対外的に宣伝は一切しておりませんが、

それでもありがたいことに、

年間のスケジュールがパンパンに埋まる、ということが、

起業して11年、続いております。

 

住宅会社の場合、

広告宣伝費ゼロ、ということは難しいと思いますが、

現状の半分程度に広告宣伝費の予算を落としても、

たくさんのお客様にお越しいただけるように、

さまざまな改善をしていく必要があるかと思います。

 

そのためには、どんなことに取り組めば良いでしょう?


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第3824回】 社員さん... | トップ | 【第3826回】 趣味=仕... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事