鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4628回】 集客方法を学んでも、工程管理など基本ができていないと意味がない理由

2023年09月01日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様でここ最近、起こっていることは、

見学会における来場に関して、

HPやSNSで実際の見学会場の写真を用い、

発信した場合の来場は順調だということ。

 

逆に言うと、過去の施工写真を用いて

見学会の告知をしたり広告を配信しても

来場数は苦戦しがちだったりします。

 

お客様は告知で使われている写真が

見学会場のモノがどうかを見抜ける訳ではないでしょう。

 

ではなぜ、リアルな写真を用いて告知した場合に

来場数は順調に推移し、

過去物件の写真を用いて告知をした場合に

来場数は苦戦するのか?

 

個人的に思うのは、

実際の見学会場の写真を使って告知をしようとするのであれば、

見学会開催の1か月前に建物が完成し、

そこから家具や雑貨をディスプレイし、

更に外構も完成させ、プロのカメラマンを手配する、

という感じのスケジュールで工事を進める必要があるのです。

 

段取りが素晴らしく、前もってしっかりと発信をすることが

結局のところ集客で大切なことなのだと思います。

 

一方、来場が芳しくない会社の場合、

見学会開催2週間前になってもまだ工事をしていて、

しかも広告の準備をそれくらいからスタートするので、

告知期間が1週間しかなかったりとか、

見学会前にバタバタしていて

余裕を持って発信ができていなかったりするのです。

 

ということは、集客テクニックをいくら学ぼうが、

基本的な工期の管理や着工前の打合せがしっかりできていないと

集客の結果は良くなっていかないことを意味します。

 

小手先の手法をどれだけ知っていても、

根本の良い家を品質と工期を守って建てられなければ、

意味が全くない時代。

 

当たり前のことを当たり前にできる会社しか

生き残っていかないということです。

 

契約後の工程管理をしっかりとやっていきましょう。


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