
今日は年度末にあたるが実質的には一昨日だった。月曜日からは新年度、古いものから新しいものへを変わる。変わるといえば春から多くの品目で値上げが決まっている。消費者は新しさサービスへの巡り合わせを探すことになる。
こんなおり、長く続いた地域商店街の販促策として長く親しまれたサービスが一つ終了し消費者を寂しくさせる。終了の本当の理由を知ることはできないが、「寂れる商店街」がその背景にあるだろうことは予測できる。
今では買い物をすれば大型店ならずとも金額に応じてポイントが付き、その累積ポイントは現金と同じに使える。その競争の激しさは各店のチラシで知る。そんな先駆けではと記憶するくらい歴史あるシールサービスが今日で終了する。そのサービスは郊外型大型店舗が勢いを見せる以前にスタート、我家でも集めた。
IT化など夢の時代に100円の買い物で切手ほどの大きさのシール1枚を受け取る。それを台紙に貼る。既定枚数貼られた台紙は加盟の商店では買い物の支払いに使えた。協賛する金融機関へ台紙を持参すれば預金できた。それは何十年もこの地域で親しまれた。年に何度か、台紙を参加券代わりにしたイベント開かれ、賑わいを生んでいた。
今日は日曜。午後この商店街を通ったが子ども数人に出会っただけで、開いている商店はない。シールサービスの終了でさらに寂しい通りになるのではと心配。各店舗に貼られた「シール終了」の掲示、淡々と書かれたお知らせの最後に「永い間のご利用有難うございました」、この1行に無念さを感じた。