吉香公園の菖蒲まつりは来週開かれる。春になると水を抜いた菖蒲畑で植えつけなどの作業を目にしていたが、その成果が現れる。その菖蒲池で咲き始めた花の様子がブログでも紹介され始めた。その数、11万株ともいわれ咲きそろった様子は、訪れた人を満足させ、写真愛好家の腕を競わせる。
この年になって気付いた。漢字で「しょうぶ、菖蒲」、「あやめ、菖蒲」で同じ。そういえば「アヤメ」と書く方が多いようにおもうが、ショウブとアヤメの区別ができないから同一文字に気付かなかったとしておこう。美しいものを比べるとき、「いづれがあやめかかきつばた」という。となると三つ巴となり見分けをどうつけるのか迷う。そんなとき便利なのがネット検索、いろいろと載っている。菖蒲湯の菖蒲は花ショウブとは別でなので、ここでは除く。
あやめ、花の種類は多くないが「花弁の元のところに網目状の模様」があり、畑のような乾燥地で栽培する。花ショウブは、花の種類は多く紫系統の他に黄色や白、絞り等、多彩であるがどれも「花弁の根元のところに黄色い目の形の模様」があり、畑地でも湿地でも栽培できる。葉の形で見分けるとよくわかる、など情報は多く素人は混乱してしまう。 かきつばた5月中旬、あやめは5月中旬~下旬、花ショウブは5月下旬~6月下旬に咲くと載っている。
葉がすっか枯れ、花色の分からない「花菖蒲」を1株もらい鉢植えした。その年咲いたので株分けした。特別な手入れはしていないが3年目の花が咲き始めた。紫陽花と並べて置くと、花などに才のない無骨者もそれなりの季節感を感じる。花ショウブは水のあるところと思いこんでいたので、水やりが少し手抜きできるかも。