今日もイベントへ。参加したのは「食うチャロウ、作っチャロウ、さわっチャロウ、こうチャロウ、打っチャロウ、つばえチャロウ、走っチャロウ、歩いチャロウ」という8つの「チャロウまつり」。市内から40分くらいの山間部だが、会を重ねて20回を超えるというだけあって賑わっている。
会ではパソコン10数台を「作っチャロウ」コーナーへ持ち込み、パソコン体験とエコバック作成などを楽しんでもらった。準備した資材を使いきる忙しさに心地よい疲れを感じた。
隣のブースは藁(わら)を使うコーナー。地元の人が草履や注連縄作りを披露されている。藁を打ち柔らかくし、大小の縄をないそれを使ってそれぞれの形になる。ほとんど見られなくなった自給自足、祖父母などを通して子どものころ経験した姿がそこにある。なつかしいと足を止める年配者が多い。
久しぶりに藁草履を手にした。しっかり編みこまれた藁の臭いを感じながら、小学校での上履きは誰も藁草履だった、少し履いているとそこが平らになると廊下で滑って注意された事などを思い出した。暖かさを感じる藁の感触だった。
山あいの祭りらしく松茸や栗を食材にした「食べチャロウ」の出店は大賑わい。それでも松茸の姿が少ないので地元の人に聞くと「熊」を警戒して例年ほど山へ入れないとか。街中では感じずらい動物との厳しい関係を教えられた山あいの祭りだった。
(写真:こうして藁打って柔らかくする)