日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

柿の実

2008年11月30日 | 生活・ニュース
                

こんな話を聞いた。

通りがかりの道辺の柿木の葉が、料理の飾りにピッタリな色ずきを見て、その葉を所望した。持ち主のご婦人から「実もどうぞ」と快い返事をいただいた。

数個の実と葉を採りお礼を言うと「この木の実は全部持っていっていいですよ」と、そうして欲しい様な返事に戸惑った。そう言われても通りがかりでその準備もなく、ましてや初対面の方、困ったが持ち合わせていたポリ袋を一杯にして帰りました。戸惑われた様子が浮ぶ。

収穫されないで、熟した実が落下し押しつぶされた光景はよく目にする。子どものころからすれば思いもよらない現象に思える。柿の木のない者からすればただ「もったいない」とも思う。

畑の周りに実が満載の柿の木が10本ばかりある。眺めは見事だ。人手が無いのか、収穫のころあいを待たれているのかわからないが、ちょっと驚いた。店には干し柿が並んでいるのに。山間部では熊の餌になることもあるという。

柿の葉の飾り付けられた料理、いや、お料理とはどんな工夫がされているのだろう。

(写真:畑の周りは柿の実が帯のように続いている)
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掲載された2千字

2008年11月29日 | エッセイサロン
                

最後の頁の「創刊40周年記念号(次号)原稿募集」のお知らせを見て、この雑誌が40年間地方文化の発展に寄与されていたことを知った。雑誌を初めて目にしたのは1年くらい前、同好会の席で紹介されたときだった。

それは「地方文化の会・岩国」が発行される「総合雑誌 21世紀」。その最新の106号(平成20年11月25日発行)を頂いた。頂いたというのは、投稿した文章が掲載された、いや、掲載してもらったのかも知れないが、とにかく見開きで載った。

エッセイサロンの例会で「21世紀で特集『ボランティア』の原稿募集中」と教えられ、数年続けているパソコンのそれについて投稿してみよう、大胆な思いつきが起点だった。お盆を挟んで久しぶりの2千字に向き合う。

内容は、日ごろ思っていることを筋道をたて書くことに決める。ボランティアに係わり始めたわけ、実践したその感想、心掛けていること、取得したこと、これからの夢などを、自分の言葉で仕上げ、締め切り間際に郵送した。

投稿したことすら薄れかかっていたとき、106号を届けて頂いた。真っ黒な地模様に誌名が白抜き、いくつもの「和」が自由に漂い広がりを感じさせる表紙に斬新さを感じる。執筆者に知人の名前も何人か発見し親しみが湧く。

全作品を読み自己採点し、納得したら掲載された文章をここにアップしたいと思う。21世紀会員の方から「読みました」と電話が掛かった。出合ったら掛け値なしの感想を聞いてみよう。

(写真:総合雑誌 21世紀 106号の表紙)
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うとい

2008年11月28日 | 生活・ニュース
               

孫は小さく生まれたが大きな病に出会うことなく、いま小学4年。来月の誕生日で1/2成人になる。ひとつの節目だ。

誕生祝いに何がいいか尋ねていたら、漢字でもカタカナでもなく、品名が英文表記のメールが届いた。このてのことにうとい爺は、苦笑しながらネットで検索する。

ある玩具メーカーのソフトだった。試聴ならぬ1分あまりその内容を動画で見られる。CGを駆使したゲームを数回みる。確かに面白い。子供が親と遊べるよう複数人でも楽しめる工夫がされている。

1昨年の誕生日は数軒目のお店で希望する品を手にした。「売れ筋の商品です」と包装しながら店員さんの話。昨年はお店で手に入らずネット買いした。残り4点というすべり込みの注文にほっとした。ネットによると今年は在庫があるという。

ある大手広告会社の発表した「消費者が選ぶ今年の話題、注目商品ランキング」によると、孫の希望した品は昨年の2位から今年2008年は1位にランクアップしている。ランキングによると、自宅など室内で手軽に楽しむ「ウチごもり消費」の商品が上位を占めた。消費者が守りの姿勢を強めた証かもしれない。

関心が薄いことを「うとい」といい「疎い」と書く。この手のことについては本当に「うとい」爺だ。興味が薄く時代遅れにもなっている。今年の夏休みに持ち帰ったゲームは散々な結果だった。

大晦日に退院した孫、嫁は始めての入浴を爺に進めてくれた。今は成長し1人で洗髪もするなど手を貸すことはなくなった。嬉しさと寂しさが交錯している。今年はどんな誕生祝いの写真が届くだろうか。

(写真:話題・注目商品の記事)
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落葉

2008年11月27日 | 生活・ニュース
               

昼過ぎなのに黄昏時を思わせる暗い感じは、予報通り降りだした雨のせいだ。葉の残り少なくなった並木と、しとしとと降る雨が妙に似合う。先日まで歩車道の見境なく舞い落ちていた紅葉はその盛りをすぎ、雨のせいかも知れないが今日は見当たらない。

この通りで紅葉が観賞出来始めたのは最近のこと。それまでは道路管理者の計画に沿って紅葉前に剪定がされていた。折角の並木通りなのにと、地元の皆さんの要望で剪定の時期が変わり秋の紅葉が見られるようになった。

紅葉を見て愛でながら通れるのは、並木沿にお住まいの方が影で苦労されることを知っておこう。それは「葉っぱの片付け」。歩車道に散った「葉っぱ」を掃き集められる姿を何度も見ている。

錦帯橋付近にお住まいの方から「桜紅葉が終わる頃になると、家の前の道路の落葉清掃が大変だ」と聞いたことがある。これも訪れた方を気持ちよく迎えることに連なっているのだと考える。

訪れた人たちが美しいと思うその裏では幾つかの目に見えない働き、無償の働きもあることを改めて感じる。どこか観光に訪れたら感謝しながら愛でる、そんな目で見ると新しい発見があるかもしれない。

(写真:しとしとと降る雨に濡れる晩秋の並木)
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ご縁

2008年11月26日 | パソコン講座
                

11月からの1ヵ月半くらいはパソコンを使った年賀状作成講座が目白押し。定例講座以外に各地域の公民館などに出向く「出張講座」でも要望が多くそして強い。年賀ハガキの販売数が低下していると言うが、郵便局が年賀状作成講座を催したらどんなものだろう。

今日は市の中央公民館主催の年賀状作成講座が開かれた。講師は所属するパソコンの会が担当。満員の受講者とスッタフ6人で熱い勉強会になった。作成した賀状は印刷しFDに保存し両方を持ち帰られた。喜んでもらえた、と思っている。

賀状の時期になると「年末年始のご挨拶を失礼させていただきます」の知らせが届く。最近は毎日のように1枚か2枚届く。なかには驚く知らせもある。

仏教では、人によりこの1年に起きた悲喜交々の事を「幸不幸で捉えるのではなく、全て私の為のご縁と受け取り、人生の糧にする」という。いきなりは無理でもそうなるだろうと感じるところはある。

縁、ある辞書では「仏教の思想から、ある運命になるめぐり合わせ」と説かれている。近々「お講勤め」がある。時間が許せば「受け取り方」を聞いてみよう。

我家の年賀状準備、何も手を付けていない。

(写真:何十本と植栽された中の1本はこの地にご縁がなかったようだ)
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記念写真

2008年11月24日 | 回想
               

今では「写真を撮る」と言う。子どものころは「写真を写りに行く」とか「写真を撮ってもらう」とか言った。写真機は写真屋さんにある物、そう思い込んでいた。

小学4、5年生の頃だったと思う。近所に大きな家があり、そこには芝生の広い庭があった。そこは時おり腕白子どもの遊び場でもあった。その家に日本語を話すのに日本人とはちょっと違う感じのお客さんが見えた。

「ハワイからのお客さん」と聞かされたがハワイがどこか知ろうともしなかった。

ある日そのお宅から「写真を撮るから子ども全員がおいで」と声がかかった。母が洗濯済の服を準備してくれたことをなぜか記憶している。5人が揃って伺い、芝生の庭で撮って貰った。そのときの白黒の写真はセピア色に変わったが、丸坊主頭とおかっぱ頭の姿が懐かしい。

初めて自分の写真機を手にしたのは高校を出て初給料のころ、交換レンズ付きのそれは給与の3ヵ月分くらいした。借りて撮っていた不便さにさよならした嬉しさは今も忘れていない。初めての被写体は錦帯橋だった。

これまで何台の写真機を使っただろう。頼まれて撮った写真も、無理やり受け取ってもらった写真も数多い。嬉しいことに焼き増しを頼まれたこともある。

写真にまつわる話はいろいろあるが「ハワイの人に撮ってもらった写真」が記念写真の1号で、その時から「自分の写真機」を、気持のどこかに潜めたのかも知れない。古いアルバムを開くときそう思う。

今は、アルバムに変わりパソコンの中へ取り込んでおく。色あせることもなく開かれるのを待っている写真の1枚1枚は箱の中でどんな話をし合っているだろう。

(写真:日の出直後の長~い影が印象的な記念撮影する人)
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一瞬を撮る

2008年11月23日 | 生活・ニュース
               

足元の暗いうちから日の出を撮ろうと浜辺に出て待つ。風もなく冬の夜明けにしては暖かい。もうすぐ新月になる月は澄み切った空から浜辺の10数人を見下ろしている。

ワシントン椰子の向こうに日が昇り始める。見る人は「感動する」「すっごくきれい」などといいながらデジカメのシャッターを押す、押す、押す。口にする感動がメモリーに残される。

日の出を撮る勝負はほんの僅かな時間。太陽の橙色はすぐに無色の白い光に変わり一日が始まる。

撮り終えたら液晶画面で確認する。デジカメのいいところだ。今日の日の出は今日でないと撮れない。一瞬を切り取る芸術だ。フィルムならこれほどシャッターを押さない、金額を考えれば押せないことは良く知っている。

日の出の赤みがかった光で皆の顔が薄い紅色に染まる。「早くから撮ってくれて感謝」、という太陽からの暖かいメッセージのように思えた。

(写真:太陽の上縁が島の上に現れた)
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迷言・名言・明言

2008年11月21日 | 生活・ニュース
               

「漢字の読めない○○」というコピーが目につく。失礼とも思うが悲しいとも思う。連日の名言ならぬ迷言はどこから出るのだろう。本音で出される明言は根のない思いつきか、常識のなさでそうなるのか。漫画のせいにする方もおられる。

この数日だけで「郵政民営化計画見直し」「1兆円交付税は内容転換」「医師は社会常識欠落」と話題に事欠かない。郵政については野党案に類似、医師に関しては陳謝し撤回という。

〒制度の見直論、あれだけ「改革」と銘打っての政策が3年あまりでいとも簡単に変えれるのかはなはだ疑問に思う。仲間内でも大騒ぎ、不満噴出になりそうだという。

「政局より政策」と総選挙は先へ先へと延ばされた。出した政策に裏づけがなく、各方面から問題点を指摘され、浮き草には悪いがそのように漂っている。

晩秋から初冬となり春に備えて木々は葉を落とし春への準備を怠りなく進めている。裸木の小枝の先までが春への備えをするには、ささえる幹がしっかりしているからだ。

庶民の生活をとめることは出来ない。名言はいらない。国の幹を活力ある姿にするため「霞ヶ関と永田町を覚醒させる」明言が欲しい。

(写真:活力みなぎる裸木の小枝)
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凸面とドライブ

2008年11月20日 | 生活・ニュース
               

片側1車線、カーブの多い山間部の国道。タンクローリーの後ろをおよそ40キロ追従した。ローリーの運転はカーブや家並み、道幅のせまい所では減速、そうでない箇所でも、も少しスピードを出してくれと言いたいくらいの法定速度厳守。

それもそのはず、劇毒物の標識をつけている。これはひとたび事故を起こせば命や健康を害する恐ろしい薬物なのだ。取り扱い試験に合格して法の許可を受けた者だけが取扱える。追走しながら、運転管理のいい企業だと思った。

タンク凸面の中心に自車を写し安全な車間距離を保ちながら走る。凸面には自車の後方が写されているのに、ふと進行方向と間違いそうになる。運転ゲーム、いやシミュレーターを使った運転訓練を楽しんでいるような錯覚が起きそうだ。

後方の紅葉や道を覆う樹木のトンネルなどが動画のように流れる。運転しながら目にした風景とは広い範囲が流れていく。CMの入らないのがいい。ヘヤピンを曲がるときは凸面から目が離れる。

丸い球面は初冬の風景を切れ目なく写していたが左にカーブしトンネルに入っていく。ハンドルを右に切り、1時間ほどの凸画面とのドライブは終わった。

(写真:後方を写しながら走る安全運転のローリー車)
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訪問販売

2008年11月19日 | 生活・ニュース
                               

チャイムが鳴る。紺色の作業服を着た男性が1人写る。以前にも同じ作業服の男性がチャイムを鳴らした。応対の様子も前と同じ。

電気工事会社を連想させる会社名に続いて「この付近で電化工事がありますのでご挨拶に伺いました。玄関までお願いします」丁寧なもの言い。「なんの電化工事ですか」「どこのお宅の工事ですか」と問うが近所を繰り返す。

「その工事が我家にどんな影響があるのか」と問うが答えないで玄関までを繰り返す。誰だっておかしいと思う。「影響がないのなら説明は要らない」と断る。門扉を力いっぱいぶっきらぼうに閉め出て行った。

何かを売りに来たことは間違いない。うかつに玄関は開けない。2度あることは3度ある、また同じ訪問があるかも知れない。どんな来意を言うのだろう。不信なときは絶対に戸を開けない、気をつけよう。

有名な百科事典のブリタニカの営業マン。お知り合いの紹介で伺いましたと知人の名前を言う。知人には違いない。購入を断ると「あんたは勉強しないのか。子どもさんに残してやらないのか」といきなり怒鳴りだした。ブリタニカが泣くだろう。

もともと買う気はないが気持ちの良いわけがない。すると「訪問した証拠にサイン」をしてくれという。売れなくても訪問したことで幾らかになるという。今でいう個人情報を求める。キッパリと断った。小型の軽自動車に負けない値段だった。

(写真:小さいが訪問販売お断りに役立つチャイム)
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