
地元紙「中国新聞」の企画記事「光る」の取材から4日目、ローカル面ではあるが掲載された。毎回、集合写真付の紹介で同好会や地域活動グループなどの活動が報じられる。取材のいきさつを知る由もないが、これだけのスペースで紹介されるのは嬉しいことに違いない。
毎月2回、海抜500メートルにある県の施設「県由宇青少年自然の家」で可なり昔の青年たちが若い施設職員の指導を受けながら粘土と格闘している。創立からのメンバーの記憶によると発足から9年になるという。オギャーからいえば小学3年生くらい、小学入学を起点にすれば間もなく高校生になる。
継続は力なり。記事にはないが「鶏群の一鶴」ということわざがある。これは「鶏の群れのなかの一羽の鶴」という意味で、「いつかこの仲間うちから傑出した陶芸家が誕生するかもしれない」という希望がある。しかし、還暦に古希、喜寿や傘寿という声が繰り返し聞こえると時間にそれほどの余裕はない。
明日から3月弥生、草木がいよいよ生い茂る月になる。年度最後の月で、月を通して卒業や入学、歓送迎会、引っ越しや新生活への準備など騒がしくなる。光る仲間は、山頂の創作室で瀬戸内のかなたを眺めながら粘土に挑戦し「世界で一つ」の創作に没頭しよう。