
令和3年分の確定申告を済ませ、還付金の振り込みを待つだけになった。今年の手引きを見ると、マイナンバーカードとマイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンを利用した電子申告(e-Tax)を薦める姿勢が一段と強く出ている。説明を読めば確かにスマートに申告できると思う。ただ、使いこなせる前提がb必要だろう。
この申告作成では計算式が変更されているなどの内容は分からない。その一例、公的年金者の所得額計算式がある。令和2年の申告では収入金額計算、その額によって控除額を計算、収入額から控除額を差し引き所得としていた。令和3年は収入金額に応じた計算式で所得金額が出る。気をつけたいのは、収入からの控除額が減額になることがある。電子申告では分からないと思う。
ドラマで税務調査官・窓際太郎が「税金は取るものではない、いただくもの」、若い職員にこんな話をしていた。いただくのか、取る のかでは税金に対する姿勢が大きく違って見える。しかし、取るに徹しないと納税額が下がり政治が進まないことと、もう一つ税務職員としての評価が下がるだろう。現実は人情を押し殺して徴税にいそしむことになる場合もあろう。
しかし、聖域である教育者たる者が不正な手段で高額な脱税を犯し裁きを待っている。よく言われていたのは年末調整での還付金を楽しみに待つ月給取りは「1円の税のがれも出来な」、給与担当者がしかっり計算してくれていた。取りやすいところから取る、これだけは勘弁願いたい。もう一つ、税金は国民のために使う。
(今日の575) 税金の使途はいつでも明るみに