展示会があることなど考えもしないで習い始めた絵てがみ、明日その展示会が開かれる。同じ会場で他の幾つかのサークルも練習や学習の成果を披露される。
その準備に参加した。展示の手伝いをしながら、描いた作品を展示会に出すなんて何十年ぶりだろう、とちょっと感慨にしたってみる。300枚近くの作品を展示した。
作品が並ぶと、1枚ごと眺めていたときと違い「おお、うまい、すごい」と感じるばかり。自分の作品に目がいく。ひいき目に見たいが見劣りも甚だしい。
構図に工夫が無い、図柄らが小さい、立体感がない、挿入した字句が貧しい、色合いが単調などと指を折れば両手に余りそうな反省を思いつく。それは努力しろがあるということだ、と納得させる。
いきなり墨で描き始める絵てがみ、そのためには物の特長を観察してつかみ、それを描ききれる素描力の訓練がいる、花に水をやりながらフトそんなことを思いついた。
(写真:準備中の展示作品)
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