日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

空き家

2025年01月24日 | 地域

 道路際一杯に建っている木造2階建ての古い家屋があった。人の住まない家はこうして崩れていく、そんな見本のよう朽ち方を見上げながら通っていた。次第に崩れ始め、2階の屋根瓦が滑り落ちるのでは、そんな心配になったころ、誰が置かれたのか紅白縞のコーンが置かれた。更地になって何年も過ぎたが何事も起きていない。

 家自体は傾いていないようだが、放置されて相当期間過ぎている空き家が散歩道にある。見える部分はブルーシートで囲まれているが、それ自体が破損、破れ、色は白っぽくなっている。破れの個所から中が見える。乗用車が見える、雑多な物が不規則に積み上げられている。もしも火災が起きたら、散歩で通るたびに気になる。隣近所の方はどうなのだろう。

  こちらも裏通りの散歩道で見る人が住んでいない、そう思い始めてもう何年になるだろうか。伸びた庭木の枝は道を超え向かいの家の屋敷へと侵入している。屋敷内は建物の壁を隠すようにゴミらしきものが積みあげられている。昔からの静かな住居地、ここでも燐家の人はどんな思いをされているのだろう。

 我が家も建て30年、年金暮らしの夫婦で住まいしている。子どもらは遠くに居を構えており、今のところ帰省し移り済むことは考えられない。いつかは空き家状態になるかもしれない。その時までには近所迷惑にならないよう手立てを立て処方しておかなければ、などと時々思案する歳になった。

 (今日の575) 人いなく折れ重なりし枯草が 
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よりそう

2025年01月17日 | 地域

 30年前の今日のあけがた、阪神淡路大地震が発生した。その時刻、今朝は朝刊から目を離し静かに黙祷した。高校の級友が一人帰らぬ人になった。靴のまち長田区をクラスの数人が代表して見舞った。直属上司の母がマンションの傾きで一時閉じ込められたが救出されほっとした。

 神戸の街は40数年前1度だけ歩いたが、以後は出張などで新幹線の車窓から見るだけになっていた。地震による新幹線不通で航空機から街をみた。屋根にブルーシートが貼られた家々を見て被災地の広さに驚いた記憶が残っている。被災者の努力と各方面からの支援の力で復興した神戸の街の姿を映像で見ると、震災を思わせる形は見えない。震源から約400㌔離れた当市では進度3か4だった。

 地震が起きたとき、私はいつものように出勤準備をしていた。大きな揺れに「倒壊」が頭をよぎった。というのは、終の棲み処の棟上げからそれほど日にちが過ぎていない。自転車で建築現場へ急いだ。夜が明けきらない時間だったが、外見で異常の無いことにほっとした。建築メーカーも異状なしを確認したと連絡が入った。

 発災直後のNHKのTV放送を見ながら、映像に写る神戸の街の様子と、東京のスタジオからの放送内容に大きなギャップがあった。通信手段が途絶えていることから起きた現象だった。今なら多くの手段があり、爾後への対応は早める。日ごろの訓練とチェックを関係者にはお願いする。

 (今日の575) 竹筒にともす灯に涙みる

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白蛇神社の初詣

2025年01月04日 | 地域

 今日もブロブ復旧無し。訪問もアップも出来ない。知人のフェイスブックにgooブログがアップされている。我がパソコンでは見れない。ドコモ店の人はこの騒動をあまり承知していないようだった。マイパソコンを点検、異常なし。

 今年は巳年。蛇、この生物を犬や猫のように愛玩し好む人は周りでは少ない。しかし、わが街にのみ生息する蛇、シロヘビがいる。1924年に生息地が国の天然記念物の指定を受け、1972年にシロヘビそのものが国の天然記念物となった。性質はおとなしく人に危害を加えることはない。ネズミやカエルを食し、体長は1.8㍍にもなる。

 「シロヘビ」は、商売繁盛・開運の守り神と言い伝えられ、地元では岩国白蛇神社がある。今年は巳年、昨日と今日、神社付近を通ったが、年始参りの人と車の列で付近は大混雑で、複数の臨時駐車場も満車の状況だった。混雑に紛れてか、インバウンドの人の信号や横断歩道無視、ニュース映像で見る一コマを現認した。

 昔になるくらい前になる。子どものシロヘビの頭部に「ハートマーク」という情報に接し撮りにいた。確かに蛇というより玩具のような可愛さを感じた。貴重な1枚として残している。今年の年賀状で紹介した。この時の様子がNHK-TVで流れ驚いたことを記憶している。

 (今日の575) 初詣シロヘビさんのご加護あれ
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駅の改札口で

2024年12月30日 | 地域

 JR山陽本線の岩国駅。橋上駅になって昭和のイメージは途絶え都会センスあふれた駅舎に変わっておよそ7年が過ぎた。広島シティネットワークの西側の拠点駅で、瑞風も停車(来る1月26日)する主要駅。とはいえ、私は新駅になって見送りや出向かえが主で、利用したのは2年前の下車1度だけ。

 先日、帰省する孫を迎えに出て改札の見えるところでしばらく待った。なんとなく駅を利用する人の流れを眺めていることに気づいた。やはり旅行姿の人が多いのはこの時期ならではのことだろう。そんななか迎えの人もちらほら目に付く。駅の東西を結ぶ通路を利用する人も多く、橋上化されたメリット、地域の人には便利になった。

 改札の横に電車の運転席を模した小さな模型がある。これには二つの窓がくりぬかれその上部に行先岩国駅の表示がしてある。窓から顔をのぞかせて来岩記念写真を撮ってもら結構な人数の子どもさんを見かけた。中には親子で撮ってもらう場面もあった。撮ってもらうポーズはみんな違うが、同じなのはみんなスマホカメラでパチリ、昔の記念撮影のような重厚さは全くない。

 私が現役のころには広島~岩国間はおよそ10分間隔くらいで走っており、広島への外勤など時間を気にせずに利用できた。今はおよそ30分に1本、便数は激減している。岩国駅起点の岩徳線も厳しい状況にあるようだ。夜行寝台あさかぜで東京出張の頃が懐かしい。

 (今日の575) 若い人スマホかざして通り抜け
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ヤツデと角ずし

2024年12月20日 | 地域

 和風の門に「元祖 岩国寿司」と記された大きな提灯が掛けられている宿。その門に並ぶように花の咲いた大きなヤツデが、歴史ある感じの塀越しに覗いている。それを撮っている観光客から聞いた話。「この木に白い花が咲くころは、いよいよ冬になったと実感させる。常緑だが耐寒性があり日陰でもよく育ち、庭や玄関によく似合う」。
 
 この宿は「岩国寿司の宿 三原屋」。錦帯橋から大明小路を数百メートの所にある。宿の案内には「初代三原家は、岩国寿司を藩主に最初に献上したと言われ、その味の調合は代々当主にのみ伝えられてきました。三原家では、これまで八代に渡り、三百年以上その味を守り続けています」とある。

 岩国寿司は観光アピールで呼ばれる呼称で比較的新しい呼び方と思う。江戸時代には「殿様寿司」とよばれたそうだが、子どものころには「角ずし」と呼ばれていた。祭りや盆だ正月と言えば近所の家では角ずしを作っていた。我が家では1度に150個作れる寿司桶で大人数に対処していたが、懐かしい思いでとして残る。

 通り道に何カ所かヤツデの木がある。「おお花が咲いたか」くらいで通り過ぎていた。今回撮った写真をよく見ると乳白色の小さな粒が花だろうか、それが球のように固まり花になっているようだ。花に疎いので、散歩で見かけた花もブログに載ることはほとんどない。疎い疎いでなく花には少しは関心を持つようにしようか。

 (今日の575) ヤツデの葉天狗のうちはそっくりに
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途切れなかった

2024年12月16日 | 地域

 風があり体感温度は気温よりも低いと思いながら歩いていると、大勢で発する元気な声が聞こえてくる。小学校の運動場からだということはすぐに分かる。運動場の見える方へ歩く向きを変える。体育の時間だろうか、2クラスほどの元気な児童の姿。全員半ズボンに白い上着、これが体操のユニホームか。

 両クラスとも長い綱を伸ばしている。その綱が間もなく回され始め児童が順に飛び始めた。しばらく見ていたが両クラスとも綱に引っかかることなく飛んでいる。半ズボンで冷えたからだが温まるだろう、そんなことを思いながら見ていた。通りがかった年配の女性が綱跳びを見ながら「元気がうらやましい」と笑いながら通り過ぎた。

 そこは70年以上前に卒業した小学校、木造2階建ての校舎は鉄筋3階に変わり街の様子も大きく変わった。変わらないのは、講堂の外壁につけられた大きな校章は昔のままで、唯一形ある姿で残っている。新築の土地探しで、「建てるなら母校になるこの小学校の校区内」と決めた。そのため時間はかかったが、学校から5分のところに建てられ満足している。

 大きく回される綱の輪を次々にぴょんと飛んで去ると次が飛んで去る。動きは単調だが真剣に輪を乗り越えているのが、遠くからでもわかる。指導教師は冬仕様の支度で児童と対照的だが一人一人の動きに気を配っているようだ。誰が連続を止めるか、期待したがわずかな時間では見られなかった。

 (今日の575) 飛んで跳ね動く児童に冬日さす
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マイナス0.8度の朝

2024年12月15日 | 地域

 我が家は就寝中エアコンをオフにしている。就寝中は何ともいないが、セットした5時起床のアラームを止めるとき、伸ばした腕の感じから今朝は冷えているな、と感じた。その感は当たった。私の記録では今季一番の最低気温を記録した、その値はマイナス0.8度。昨日の朝より3度くらい低い。

 「Y!天気」を開くと表示に「間もなく雪が降る」と出る。昨夜から雪が降りそうな風は吹かなかったのでどうかな、と思ったがこの感は当たった。空は良く晴れており、この寒さは放射冷却が助長しているかもしれない、日の出40分前ころの東の空をオレンジ色のグラデーションが装い始めた。休日で通りはまだ眠っている。

 近所にどんなに寒くてもどんなに暑くても早朝に勤めに出かける方がある。今朝も東の空のグラデーションを背に軽トラが走って行った。ある物つくりの職人さん、新築し越して来られて何年にもなるが、言葉を交わしたことは数度くらい。奥さんは「朝が早いので」と言われるが愚痴っぽくない。今朝も軽トラの音が聞こえ一日が動き始めた。

 昨日の朝は半ズボン姿で登校する男児が何人かいた。さて今朝ならどうだろうかと伺うが今日学校はお休みで見れない。市内の中学校の制服はジェンダレスになった。部活に行くのだろうか2人の女子中学生、パンツ姿だった。インフルエンザが流行っている、防寒対策も兼ねた服装に気を配ってほしい。

 (今日の575) マイナスの気温に押され上着足す 
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お薦めの酒は

2024年12月03日 | 地域

 先日、あるスーパーで声を掛けられた。「ご当地は初めてで、実家の父に酒を届けようと思っているですが、どれがお薦めですか」と初対面の若い夫婦に突然問われた。私がよほど飲兵衛に見えたのか、この高齢者なら美味い酒を知っているだろうと思われたのか、その辺は分からないが私に即答できる酒の知識はない。

 我が家にある日本酒は4合瓶が1本あるが、それの開栓はいつだったか覚えていないくらい家では飲んでいない。これまで多くの宴席に出たけれども日本酒の記憶はあまりない。そんな私の目の前には市内の二つの酒蔵のよく知られた銘柄の酒が積み上げられている。どちらも飲んだことはあり、自分の口にあうかどうかで選べと言われれば選択はできるが、この場合、それは出来ないだろう。

 「実家の父は日本酒だけ飲みます」という方への贈り物、そんな方へ飲まない私が推薦できない。ということで、二つの酒蔵について知っていることを話し、「二人からの贈り物ならお父さんは喜んで召し上がられますよ」と無責任な答えだが二人で選ぶことを薦めた。ほかにも酒蔵のあることは伝えた。

 特産のレンコンならこんなのが美味い、と少しは話せるが酒の選択には困った。と言って、そんなために日本酒を飲み始めるわけにもいかない。日本酒は飲む人によって味わいや美味さが違う、知人の日本酒党は銘柄につられるな、とよく言っていたことを思い出す。

 (今日の575) 息子らが選んだ酒の酔いふかし
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どうしたらいい2例

2024年12月02日 | 地域

 ポリスメールで高齢者の車による事故防止についての呼びかけはよくある。それは被害者の場合と加害者の場合の両方である。高齢による身体機能の衰えを示唆するものが多いと受け止め、自分の車運転ついても、歩行中についても事例を参考にしている。

 大型の宅配車が通れば道端に避けるくらいの一方通行の道路の速度規制は30㌔。自転車よりも遅い速度の渋滞になった。その原因はシルバーカーが、道の中央より少し左を走行している。運転する者は安全に追い越すため自然渋滞になった、自分がその位置に達して始めて分かった。シルバーカー運転の人にそんな状況は分からないようだった。

 もう一例。同じ道路で前車が妙にゆっくり進む。その車が道の右側ギリギリまで寄って追い越したのは道の中央付近を走る自転車を避けるため。乗っているはやはり高齢の男性で運転はふらつき気味。私も前車に習おうとしたとき、自転車は止まりくるりと中央で向きを変え折り返し運転になった。ふらつきながらやって来る。右一杯に避けて止まりやり過ごした。

 運転するご本人は安全に走行しているつもりだろうが、後続の混雑状況が伝わっていないのだろう、と思うしかない。車を運転する者は徐行したり避けて停車したりして安全に通り過ぎる、出くわしたときにはそのくらいしか思いつかなかった。まあ、事故にならなくてよかった。

 (今日の575) このくらいそんな気持ちが事故さそう
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BLACK FRIDEY

2024年11月28日 | 地域

 黒地の折り込み広告が続いている。そこには「BLACK FRIDEY」の大きな文字が重なっている。いつから日本でも流行り出したんだろう。 ハロウインとクリスマスの間で11月最後の木曜日は神の恵みに感謝する感謝祭、この日を祝い家族にも感謝の意を表し、実家に帰ってごちそうを食べながら一日を過ごし、NFLを観戦し、家族と時間を過ごす。その翌日がFRIDEY。

 よく分からないのだが、日本でいう正月や盆のような感覚という説明がある。折り込み広告やTVコマーシャルでの売り出しは、感謝祭に便乗しての大売り出しだろうか。すでに年末年始の購入品の宣伝は毎日のように見るが、明日の金曜日は追加の買い物の日になる。

 米軍軍属の人が、市内の別の地区から向かいに引っ越して見えて3年以上になる。引っ越しの挨拶に見えたとき、自己紹介メモを持参された。挨拶そのものがこれまでなかったことで驚いたが、日本文のメモに親しみを感じた。何とか日本語で通じるので挨拶もしやすい。

 そんな家の玄関ドアに1週間くらい前にクリスマスリースが飾られた。例年通りならもうすぐ経つと玄関への石段手すりにネオンの点灯が始まるだろう。最近はあちこちで見られ珍しくはないが、ほかよりひと足早い点灯に、遠い母国の皆さんを思う気持ちを感じさせる。

 (今日の575) 感謝祭世界平和も求めてよ
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