個人が、毎日の生活の中でメディアに資料を提供しそして取材を受けることはまずない。しかし、身近なところでは、例えば、自分たちの地域活動の様子を大勢の人に知ってもらい、そして参加や支援をしてほしい。そのようなとき、マスメディアへ取材用の資料を提供することを「プレスリリース」と呼ぶ。
取材を受けれるか否か、それはプレスリリースの作り方にかかっている、その作成方法の講座「広報上手になろう」を受講した。プレスリリースは広告のようにお金がかからない。なぜなら広報媒体を前述のようにメディアにゆだねる。その糸口となる作り方だ。
取材側の記者が口を揃えて言うリリース3原則がある。それは「新規性」「社会貢献度」「経済性」が一目で解る、これが報道・掲載に成功するリリースという。何を知らせるか、報道の原則「5W1H」に加えて「数量、金額、期間、将来性」を簡潔に示す。その結語は「将来それがどのように発展するか」をのべる。
まとめるに当たってストーリーの重要さを例示。講師は新潟県の純米大吟醸「亀の翁」という日本酒の復活話をした。聞き終わって「飲んでみたい」と思った。話の中で味や香りなど品質に係ることは一言もなく、ひたすら復活への道のりだけを話し。それでも飲んでみたい、そう思わせるストリーだった。ちなみに720ミリリットル4000円、という。このリリースで新聞がニュースとして取り上げた。
プレスリリースには、出合ったこともないし飲んだことのない大吟醸酒を「飲みたい」とおもわせる、そんなストーリーを書き、タイトルをつける。エッセイも新しい題材に何かプラスし、そこに生み出しことを誰かに喜んでもらえる。それに誘うタイトルを考える。似たところがいくつもあった。プレスリリース、庶民には縁遠いことだが、参考になった。