2020年も半分が過ぎる。今年は年明けとともにやって来た新型コロナウイルス中心の世界だった。世界で感染者が1000万人を超え、死者は50万人超という。最も医学が進歩していると思える米国が世界の感染者の4人に1人を抱えていることに驚く。国民性や政治スタンスの違いなどあろうが、報道では米大陸で感染が拡大し続けている。
まだまだ未解明なところがあるウイルスに対し、ワクチンや治療薬の研究開発は進んでいるが決定打は出ていない。今、コロナ対策として庶民にできることは感染しない、うつさないために行動するしかない。日本の感染抑制策について欧米諸国との違いが注目されている。どこにも確定的な報告はないが、蔓延しない方策があれば広めればいい。
こうした一つにマスクの着用がいわれ、欧米でもその推奨が始まった。日本のマスクの歴史は100年前にさかのぼると購読紙にあった。第1次世界大戦中に流行した新型インフルエンザの一種「スペイン風邪」は世界で何千万人もの命を奪った。当時の日本では「汽車や電車人の中ではマスクせよ」とポスターで注意喚起したという。人にうつしたくない、これがマスク着用の習慣につながっという。
うがいも同様に子どもでもできる感染症対策になった。対策はしているがコロナの収束の気配は見通せない。東京五輪・パラリンピックの開催延長が決まってからコロナ対策が本格化した。3蜜、不要不急の外出自粛、学校の一斉休校、非常事態宣言、東京アラート、経済優先、県境移動解除などなど、カタカナ語も多用された対策、第2波に備えるにあたり的確な検証を願いたい。