日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

雪模様

2025年02月07日 | 自然 季節

 「来たな」、雪が降り始めた。すぐに狭庭が白くなる。この調子だと積もるかな、そう思い撮り損ねの無いようにと写す。正味にして10分も降らないで日がさし始めた。これを「ぬか喜び」というのだろうか。今回の雪だけでなく「あてが外れた・喜びが無駄になった・つかの間の喜び」などはここまでの人生で無数に経験したことで悔やむ気などにはならない。

 まだあきらめなくてもいい、今夜からの予報は期待させるものがある。とは言いながら、明日は朝から車で出かける予定がひと月前から入っている。車はノーマルタイヤ、退職してから雪の日は運転しないことにしており、スタッドレス準備すらしていない。ノーマルは気温7度以下での環境での使用を想定して設計されていないというから、雪でなくても気をつけなければならいようだ。

 市内北部に住まいの人から雪の景色の写真が届く。写真はいい光景が撮ってあり眺めるにはいいと返信する。すると、雪ダルマも見守ってくれていますが、マイナス4.8度の世界を堪能中ですがまだ積もっています。外には出れない、辛抱して家の中で過ごしますと折り返して来た。傾いた電柱の写真が追加で届く。停電にならないことを祈る。

 今朝の5時すぎ、我が家の前の道は雪で薄っすらと白くなっていた。そこに2本の線が我が家の門扉まで続く。朝刊配達のバイクが走った跡、それはこの世に二つとない墨絵のように見え撮っておいた。厚い積雪もいいが、はかなそうな雪風景もまたいいものだ。

 (今日の575) 雪道に朝刊配る二輪跡
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薄っすらと雪景色

2025年02月06日 | 生活・ニュース

 「広く 永く 強く」が豪雪をもたらしている寒気団の呼称のとおり、広範囲に、長期間、強い勢力を示している。まだ数日続くという。豪雪地帯の景色とは言いづらい積雪の高さと排雪される姿を映像で見ると、ただご苦労さまですと思うしかない。

 今朝は薄っすらと雪化粧、岩国城も朝日を受けいつもより輝いていた。小学校のそばを通りかかった。薄っすらと白くなった運動場で児童が楽しんでいる。元気な姿を眺めていると「おじさん見て見て」と雪玉を持た子がブロック塀の内側から差し出す。白い玉、土を混ぜ込んだ玉、頭より大きな玉、広げた手のひらに白い雪だけ乗せているなど、20人くらいの児童が声を掛けて見せてくれた。こんなことは初めて、何か喜びが湧いて来た。

 雪が融けて出来た水たまり、そこに張った氷を割って「おじさん すごいじゃろう」と持ってきた男の子は頭に乗せて走って輪の中に入って行った。土混じりの雪ダルマらしきものを数人の児童が取り囲んで何か話している。駆け回る様子を女性の担任教諭がタブレットで撮っている。上から下から正面からクラスの記録を撮る姿に今を感じた。児童は1年ですと教えてくれた。

 母校の小学校だが、在学中にこんな時間があっただろうかとさかのぼるが思い出せない。冷たくないか、寒くないかと聞いてみた。手袋を見せながら大丈夫という。雪が少なければ少ないように児童らは楽しんでいる。先生の「教室に戻りましょう」の笛の合図に駆け出して行った。土混じりの雪だるまは運ばれて行ったがどうなるだろうか。

 (今日の575) 雪丸め差し出す子らの輝く目
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岩国怪談探訪地図

2025年02月05日 | 地域

 怪談とは「ばけものに関する話。妖怪・幽霊・鬼・狐・狸などについての迷信的な口碑・伝説」(広辞苑)とある。地域に伝わる「岩邑(がんゆう)怪談録」(岩国徴古館)に出てくる地名を手掛かりに現地を訪ね怪談の口語訳を地図に取り込んだ「岩国怪談探訪地図」がある。作っているのは「市民団体・岩国物の怪地図研究会(2020年設立)」。

 これまで4弾まで発行。第1弾:横山編、第2弾:錦清流編(市北部)、第3弾:山陽編(市南部)、第4弾:岩国編(市全域)、これまでに約70編(私の認識数)の怪談が紹介されている。話が地図に落とされており、読みながら、そうかこの地ならではなるほど、こんなことも伝わっているのか、そりゃあ気味悪かっただろう、あのそばは通ったことがある、などと知らなかった話に釣り込まれる。

 現地調査の様子はフェイスブックを訪問し見ている。藪の中、雑木の茂った山林、山の急な法面の細い道、神社への長い石段、茂みの中の石碑、山峡の清流道等など、昔、物の怪たちが通った場所を歩かれている。写真では聞いていたがこんな形なのかと目が覚める時もある。FBからは年中人里離れたところを歩かれている様に思える。

 第4弾の後書きのようなところに「道はあらゆるつながりを 未来へ紡いでいくのです。今も、怪道の彼方で 物の怪は待っています」とあり第5弾が待たれる。なお、地図の内容はいかなる形であっても転送は禁となっており具体的な紹介は省いております。

 (今日の575) 妖怪に会って聞きたい人の途
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食品値上げ2万品目

2025年02月04日 | 社会 政治

 「日本中を震え上がらせている寒波は来週まで継続します」と今朝の気象予報で女性気象予報士はさらりと言ってのけた。北海道から九州まで各地の雪情報、瀬戸内の温暖な地域に住んでいると、時には別世界のよう思うことがあるが、市内には「低温・風雪・大雪・波浪・雷・着雪」の各注意報が出ている。今朝、市内北部の知人からこれを裏付ける雪景色の写真3枚が届いた。

 天気の寒さもさることながら懐もさらに寒くなることがTVでも新聞紙面でも「2025年も続く物価高、食品値上げ2万品目前後に 25年大幅増」などの見出しで物価高の続くことが報じられている。記事は帝国データーバンクの発表した内容。2月は1656品目で前年同比1.8%増で、加工食品589品目、調味料357品目、菓子29品目。4月には3559品目になるという。

 値上は円安による輸入物価の上昇や、賃上げに伴う人件費増加などが要因とある。記事では「値上げ圧力が弱まる局面は想定しづらい」と結んでいる。政府は値上げの質問に対し二口目には5%の賃上げがあったという。一方で、厚労省の発表する実質賃金は下がり続けている。年金は来年度1.9%増、これは物価上昇とは似ても似つかない値だ。

 新米が出ればコメの値は下がる、と国は答弁したが結果はその傾向には無い。米飯類製品などの大幅な価格引き上げが目立つ、と記事は解説している。トランプ2の先行きも不安に拍車を掛けそうだ。7日の日米首脳会談に期待する。

 (今日の575) 物価高知っている人を国会に
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これも雪対策

2025年02月03日 | 地域

 定期的に健康検診を受けている町の医院、待合室で診察を待っていた。急いで入ってこられた年配の男性、受付の人に「明日が予約日なんですが、天気予報で住んでいる所に大雪の予報がでており、車が動かんと来れんので今日の空いてる時間、どこでもいいので診察してもらえんでしょうか」。申し訳なさそうに、恐縮したように相談される。
 
 雪で停電、湿った雪が屋根からどかどか落ちる、倒竹で国道の通行を阻むと送られてきた写真、三セクの列車が終日運休などの情報が届いている。そんな事から、話の筋でこの方のお住いの地域が思い当たる。今日、ここまでの手段はどうされたのだろうと思う。変わってあげてもいいが、予約制の医院なので私の勝手は効かない。受付の人の真摯な応対で待合室の空気が和らいだ。

 昨日から、観光地などの積雪でトラブル車の様子が放映される。雪対策の準備不足が多い。雪の降らない海外かからの旅行者が目に付いた。車を手配する方も借りる人の確認をしっかり行い、注意し安全運転を促して欲しい。動けなくなった車を通りがかりの人が押して難を解除される映像もあり、いい光景だと見ていた。

 先日の雪の影響で停電などが続いていることや、今夜からの雪の予報が出ている。それを受けて、自宅で生活に不安がある方などを対象に市内北部地域に新たに数カ所の避難所が開設された。高齢者や独居者は安心できるだろう。我が家も水道の凍結防止策を再点検しておいた。三セクは4日も運休、「大事になりませんように」。

 (今日の575) 白まみれ雪を喜ぶ子らに笑む
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立春前の節分

2025年02月02日 | 自然 季節

 節分は季節の移り変わる立春・立夏・立秋・立冬の前日を称する言葉。子どものころ立春前の節分ではヒイラギの枝を玄関に立て、鰯と蒟蒻を夕食で食べ、大豆を撒いていた。こういうことを祖母は厳しいくらい守っていたことを記憶している。恵方巻はまだ現れていない遠い昔の春を待つ節分の話。

 明日は立春。聞くだけで何か春の温かみを感じるが、今週中は寒さとの格闘を気象予報士は告げている。今冬一番の寒気団が下ってくるらしい。昨夜、市内北部の知人から「水分の多い雪が降り屋根からドカドカ落ちている、停電になった、暖房はストーブで対応」などライブで届いた。日ごろからの備えの大切さを改めて知る。

 本番は今日登場する炒った大豆(鬼打ち豆)、スーパーでは七草のころから店頭に並んでいた。いつも思うのだが、豆を入れた容器はいつも赤鬼となっている。昔話では青鬼とのコンビで登場する。心優しい赤鬼が村人と仲良くなりたい「泣いた赤鬼」の話、赤鬼の願いを実現させたのは友達思いの青鬼だった。小学校4年の学芸会で私は青鬼役、赤鬼役は校長の息子だった。

 「鬼」に関するいくつかの「ことわざ」。「鬼が出るか蛇が出る・鬼が住むか蛇が住むか・鬼に金棒・鬼の居ぬ間に洗濯・鬼の攪乱・鬼の首を取ったよう・鬼の目に涙・鬼も十八番茶も出花・・・」、一つ一つ味わって見ると鬼のイメージとは違う、人の本心に言い聞かせる深い意味合いを感じ、鬼打ち豆にちょっと抵抗を覚える。

 (今日の575) 鬼やらい芸能人の顔見せか
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テレビ放送開始記念日

2025年02月01日 | 回想

 「2月1日はテレビ放送記念日」という案内を聞いた。日本のテレビは戦争による中断を経て1948(昭和23)年に戦後初の公開実験が行われた。そして1953(昭和28)年の今日、いよいよ本放送が始まった。これまで70年歴史を築いた。この間の進歩は目を見張るものがあり、残っている技術課題は料理番組の匂いと味をどう伝えるかという。民放では8月に日テレが本放送を始めた。

 70年前に住んでいた所ではテレビ電波は届かないと信じられていた。1960年の秋、電気店を営む父の知人が我が家は「高台にあるから映るかもしれない」と受信テストをしたら映った。それは瀬戸内海を超えたNHKの電波だった。だから近所では初めてのこと、次第に広まっていった。

 テレビを見始めて「もう少し早ければ」と母はこぼしていた。それはその年の5月に同居していた母の義父、私の祖父が亡くなっていたので、祖父に見せたかった、よくこぼしていた。テレビは東芝製、当時のテレビを検索したら写真の物があった。確かに右側のダイヤルを回してチャンネルを合わせた。1から12まであった。
 
 テレビを初めて見たのは中学3年の修学旅行で1955年、京都で泊まった旅館だったような記憶が残っている。この時ダイヤル式固定電話も初めて見たように思う。こうした見聞が修学旅行の価値の一つかもしれないが、時代錯誤と言われそうだ。最近TVをあまり見なくなったのは関心を引く番組が少なくなったからだろうか。

 (今日の575) チャンネルを手回しするため立ち上がる
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