昨年の7月頃だった。散歩の相棒の2代目で、どこに出かけるにもバックに入れていた。そんな相棒を外出中、私の不注意で水浸しにしてしまった。そんな相棒はキャノンの「SX710HS」で手のひらサイズのデジカメ8年近く使っている月のクレーターも撮れる優れものだった。
ずぶ濡れになった相棒は、当然のことだが何の応答もしなくなった。急いでバッテリーとメモリーを取り出しハンカチで拭いた。内部はどうなったか、本体内部のことは、知識もないし全く分からない。応答はないが廃棄するには忍びなく、本箱に置いてというか放置状態だった。3代目の後継機にも慣れ暇を出そうか、と戯れだったがバッテリーを充電してみるとOKのようだ。
充電後に装てんしスイッチを入れると液晶に初期状態を示す表示が映った。驚きながら、もしやと思いいろいろ試してみた。当然、撮れるかどうかが最大関心、普通に撮ってみるとシャッターが切れた。液晶に映し出しも出来た。自慢だったズームも1200㍉相当で試したが撮れる。8Gのメモリーもそのまま使えた。
何の手もつくしてないが再使用可能、死地から生き返り現生に戻ってきた。機器のことは分からないが、1年余の間、本棚に置いている間に「しっかり乾燥」したのだろう、くらいしか思い当たらない。思いもしない宝くじに当たったようだ。大事に可愛がっていこう。写真は生還後の最初の1枚、仲秋の名月です。
(今日の575) 仲秋に愛機生還この1枚