発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

「くちづけ」試写会

2013年05月08日 | 映画
 「くちづけ」試写会。電気ビルみらいホール。
 新聞やテレビのニュースで報じられる記事を見て、なんてひどい、かわいそうに、どうにかならんもんだったろうか、とチラっと思ったまま、その思いを置き去りに日常生活を続けている自分がいて。そういった、よくある心痛む記事の向こう側に、こんな物語があった、という映画。
 7歳の心を持つ30歳の娘のために献身する父親。
 愛と善意と思いやりにあふれた人々に囲まれた、あたたかな日々。
 ふたりの人生最後の半年の日常は、それでも幸福だったはずで、なぜそれが終わってしまったのか、終わらなければならなかったのか。
 泣いてる場合じゃなくて、問題提起しているのだ。娘を死なせたのは誰だと。映画途中で「冗談じゃない!!」と、父親が激昂する。それがじつはこの映画の焦点で、それを人々に伝えるためにこの映画はつくられたのだと思っている。
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このごろ

2013年05月07日 | 日記
◆連休は、働いたり、帰省したり、休んだり、図書館行ったり、働いたり、で終わった。最終日に夏が来た。
◆猪瀬直樹氏は、ほんとのところ、オリンピック招致には賛成してなかった、と思いたい今日この頃。
 心からオリンピックに来てほしいのに、あんなこと言っちゃった、というのでは、情けない。
 私としては、どちらでもいいのです。来れば良いことがある。来なくても良いこともある。
◆参院補選山口の結果と投票率。38%台なんですと。
 当選者は圧勝、とはいっても得票は有権者全体の4分の1くらい。25%の人の意見で、ものごとは決まってしまった。上関原発推進についての覚悟はおありなのかな。投票に行かなかった人は、原発と改憲は自分のこととは思っていないのだろうな。どちらを選択するにせよ、ほかの人に決めさせるというのでは、民主国家か泣く。これを亡国の輩と言わずして何を亡国の輩と言うのだろう。
◆だが、亡国の輩で済んでるものはまだいい、マシなもんだと思うようになった今日この頃。
 跋扈するボーセイのヤカラ。新語ですよ、憶えてね。「亡星の輩」。
 どうも人類を滅亡に追い込もうとしている、としか思えない人々がいる。
◆地球が滅亡するのではない、滅亡するのは人類である。ことばを間違えてはいけない。
◆「ちきゅうにやさしい」のではなく「人に都合がいい」と、正しく言い直さないといけない。
◆地殻変動も、天変地異も、地球の都合であり、人類は単なる間借り人なのだ。謙虚さが足りないね。
◆牧伸二は、一体全体何が「やんなっちゃった」のか。合掌。
◆中島みゆきの「宙船」の歌詞を思う。JASRAC手続きが面倒なので歌詞は歌詞サイトを探してね。
 あれは、選挙行けよ、という歌でもある。と思う。
◆自分が弱い立場に一生ならなくて済むと思い込んでいる、としか思えない人たちがいる。幸いなるかな(もちろん皮肉)。

 
 
 
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