発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

健康で文化的な

2022年11月03日 | 日記
 今年の秋の何か文化的なことは、と。

◆ポンペイてんこ盛り
 10月には九州国立博物館に「ポンペイ展」を見に行きました。「LEON」の表紙でお馴染み、ちょいワルオヤジの家元、パンツェッタ・ジローラモさんの故郷ナポリの近くにあって大昔火山が噴火して埋もれてしまった町から掘り出された色々な物がやって来てました。
 イタリアに行くのに比べて太宰府に行くのは格段に簡単なので見に行きます。ともかくてんこもりで展示してありました。
 宝飾品は、今の「婦人画報」でブルガリあたりの商品として紹介されてても遜色ないようなボリュームあるネックレスとか、蛇のブレスレットとか。
 モザイクもきれいだし彫刻も見事なものです。2,000年前へのどこでもドアが太宰府に。
 博物館の周辺、太宰府天満宮への参道はものすごくが賑わっていました。ほぼ昔の通りに戻っています。七五三参りの人たちも。ただ外国人が少ない。市のポスターにはマスクをするようにと書いてありますが、行きかう人は、2割方は名物梅が枝餅や、スタバドリンクなどなにかしら食べ物を手に持って食べながら歩いていますし、食べ終わった人も含めると参道を歩く間に半分近くの人が何かを口にしてるんじゃないかなと思います。マスクはもはや意味はないなあ。
 ところで、ちょいワルオヤジって、一体どこにいるのでしょう? 雑誌でしかお目にかかったことはありません。ちょいワルオヤジの会なんて純文学的に善良な人々でできているとしか私には思えませんし。


◆室内楽とギター
 あと、音楽の時間です。
 久々の福岡シンフォニーホール。工事が終わって10月からオープンしてます。行ったのは新イタリア合奏団にギターソリストとして村地奏一が参加したコンサート。
 アコースティックサウンド、特に弦楽は、聴いてるといろいろ頭の過酷な環境で痛んでるところが修復されるような気がするんです。
 今回は10列、S席で、ヴィヴァルディの「四季」と、モリコーネの「ニューシネマパラダイス」と「ガブリエルのオーボエ」は、ギターでで聴くとどんな感じかな、と。ともかくイタリアの人々がアンコール大サービス。みんなの知ってる(そんなん知らんがな、って、題名とメロディーがつながってないだけの曲は結構多いよね)ボッケリーニのメヌエットと、ピチカート・ポルカをやってくれて。
 ともかく脳細胞整い、幸せ気分で帰宅。他に何かあれば追加します。
コメント
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