発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

こんなんじゃ人類は滅ばないから、被害を最低限にする道の模索を

2020年04月27日 | 日記

これは去年のどんたくの写真。

景気判断急速に悪化って?

   そんなの当たり前。 戦争してるんだもん?  何と?

◆人類何度も困難にあっている。

  例えば江戸時代の農村など働き者でないと死んでいた。 働き者でも 天候によっては飢饉となり、たくさんの人が亡くなっていた。 天変地異と病気は即一家の困窮を意味した。 今生きている人々はすべて、生き残るのに必要な勤勉さと運とを併せ持った人の末裔であるのだ。それは誇るに値する。

◆こんなんじゃ人類は滅ばない

    不要不急だの、集会の自由が制限されるだの、自由に移動できないだの、まるで戦時下だが、空襲があるわけではない。こんなんじゃ人類は滅ばない。気をつけなさい(居丈高)。そしてよく見ておくのよ(大上段)。本当の平和ボケというのが暴露されるから(何様)。それと『ファクトフルネス』を買ってる人はもう一度読んで復習しておくように(高飛車)。

    のちの世の人々に石油ショックの買いだめ騒ぎのような集団ヒステリーが起きていたと言われないようにね (横柄)。 肝を据えよ(高慢)。問題は今あるリアルな状況よりも不安が拡大されていることだ(決めつけ)。何人亡くなっている? それより心配なのはこの月末が越せずに死ぬ人人だ(いやマジで)。ところで類語辞典って便利 (実感)。

    感染者の増え方が減りはじめた。新たな感染者から治った人の数を引くと 本当に増え方が減ってる。誰がグラフ見てもわかることだが、なんでニュースであまり言わないのかな。言っちゃうと油断してまた感染者が増えると思われてるのかな。

  みんなの努力で成果が上がっている。新たな回復者の数が新たな感染者の数を超えないと、収束はないが、それに一歩近づいた段階に入った。もうちょっと頑張ろう、くらい言えばいいのに。

多くの人が被害を受ける今回の件だが、誰もの被害が最低限になる道を誰もが冷静に

模索しないといけない。

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不要不急にまつわるエトセトラ

2020年04月18日 | 日記

◆もともと引きこもり仕事

   最近はひたすら出版仕事をしている。巻末の人名索引を作っている。有名だったりそうでなかったりするが実在の人物ばかりである。あの困難な時代それぞれの考え志を持って行動した。その多くが非業の死を遂げた栄光なき英雄たちの群像。今回はその一人に光を当てた本ができる。お楽しみに。

◆見えない敵

「僕の地下室においで Come into My Cellar」的な。このブラッドベリの短編では知らないうちに人に入り込み支配するキノコ宇宙人への静かで不気味な恐怖について描かれているが、 今回のエイリアンははるかに凶暴で、人が亡くなっている。ただ、今のところインフルエンザよりも亡くなる人はずっと少ない。インフルの10倍の致死率ということだが、罹患率がずっと低い。 日本の患者さんが1万人を超えたと言ってもまだ全人口の0.01%にも満たない これからどうなるのか。

◆不要不急

  最近よく聞く「不要不急(を否定する)」なんて戦時用語ではないか。「欲しがりません勝つまでは」「贅沢は敵だ」とセットの言葉である。対義語は「内需拡大」と言ってほぼ差し支えあるまい。21世紀の産業のほとんどは不要不急と贅沢でできている。不要不急を省くと生活インフラと生活必需品に関する産業以外はど不景気に陥る。内需が細るからである。今、天変地異が起きてほしくない。なのにこのここひと月地味な地震があちこちて起きてる。派手な地震になったらとても困る。夏になれば毎年のようにどこかで洪水になる。このまま収束しなかったら避難所クラスターをどうする?

  そして、不要不急を省きまくった生活に耐えられる人はどのくらいいるのか。まさか長期化して「この世界の片隅に」的生活になっていくのではあるまいな。

◆たぶん彼は説得力、あるいは強力なリーダーシップがほしいのだろうが

  マスクはともかくトイレットペーパーをはじめとする他の消費財は十分あるというのにドラッグストアから消えるスピードが早いのはなぜか。たぶん、と私は考える。トイレットペーパーは足りているとテレビで言った偉い人の言うことを信じてもらえなかったのだと思う。日頃の言動って大事ね。真面目に選挙に行くのも大事 。きょうびの政治家って、やせ我慢してでも立派な人でいたい、人格的に尊敬されたいって気、ないんじゃないかしらって思ってた。立派な人じゃなくても当選できるからいいのかな? と考えたけど、平時はともかく、こういう危機のとき、ご本人が困るのね。国民に届く説得力がちょっと足りない。それもこれもことばの骨を抜いてきた報いだ。が、その報いは国民にも及ぶ。

 

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