発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

「さらば」は、単なる最終回か、殉職か?

2016年01月26日 | 映画
 「さらば、あぶない刑事」試写会。Tジョイ博多。
 テレビの大ヒットシリーズの映画化、とはいうものの、やっぱり「あぶない刑事」シリーズはあまりテレビで見てない。おそらくは、柴田恭兵と舘ひろしの最大ヒット作、なんだろうけど、その時期は、会社勤めが忙しかったのと、夜、自動車学校に通ってた時期とかぶるのとで。
 それでも、今は亡き中条静夫氏も含めたオープニングタイトルにはうっすら記憶がある。
 で、あぶない刑事、タカとユージのコンビも、相変わらずお元気ですが、年月を経てすっかりおじさん化し、いよいよ定年退職まであと5日となりました。無事に地方公務員の退職金と年金を手にすることができるんでしょうか。その5日間のうちに殉職してしまい、県警(の金庫)と年金機構を喜ばせてしまうことになるんでしょうか。まあ、無事に済んだら映画にはなりませんが。
 菜々緒嬢の美しさを鑑賞するだけでも見る価値があります。浅野温子嬢のコスプレは痛いですが、でも劣化が少ない人だと思います。
 ここが日本?昔のカンフー映画かなんかでみたことあるような?てなブラックマーケットが開催され、銃と危険ドラッグが取り引きされる横浜で、ロシア、中国、そして中南米のマフィアとヤクザが暗躍します。スキンヘッドでタトゥーの兄さんと、吉川晃司がとりわけ凶悪です。そんな危ないところに2人は出かけて行くのです。あぶない刑事だけに。日本としてはあり得ないほど実弾が飛びます。薬莢散らばります。カーアクションもあって、近頃の防弾ガラスは優秀なのね、などと思いましたが、実際のところはどうなのでしょうか。懐かしのレパードも出て来ます。
「残りの弾の数と敵の数がまっったく合いません」(銃を持った敵の数>>>>>越えられない壁>>>>手元の残弾)な絶体絶命になります。
 リアルタイムでテレビシリーズに入れこんでなくても、楽しく鑑賞できました。ただ、テレビシリーズを見てた方が面白いんだろうなと思いました。
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プチ帰宅難民

2016年01月24日 | 日記
 北九州に出かけていたが、雪でバスが止まり、仕事を切り上げて、タクシーでもよりの駅に行った。
 タクシー会社の配車センターが電話に出ないので、何度か呼び出しながら駅方向に歩いていると、ちょうどそこにあったタクシーの営業所に車が帰ってきたところだった。100メートルも歩かずに待たずにタクシーに乗れた。ラッキーなり。
 雪自体はわずかだが、低温なので積もる。駅では線路の切り替えポイントが凍らないように、あちこちで火が焚かれていた。ホームに薄く積もった雪は、スリル半端ない、いや怖いんですけど。特に黄色い点字タイルのところでよく滑る。乾いてるときや雨のときは滑ったりしないのに。点字タイルの素材もこの点を考えた方がいいと思った。
 道路なら融雪剤を撒くとこだけど、塩カルはホームを傷めるんだろうか。
 鹿児島本線の電車は遅れまくり、それでも博多についたときには、長崎線佐世保線が佐賀より先で運行を中止していて、ホームタウンに戻れただけでもましだな、と思った。
 博多駅に人が多いのは相変わらずだが、いつもと違うのは、人の流れがあちこちで止まっていることだ。改札の前で、運行状況の表示を見て「まじっすか」「帰れんじゃん」などと呟く声が聞こえてくる。みどりの窓口に人だかりができていて、駅員が窓口以外でも対応に追われている。日曜なので旅行会社のシャッターは6時に閉まっていて、観光案内所の前に列ができ、パンフレットを手に携帯で今夜の宿を探している人達もいた。
 駅のアナウンスで、西方向への旅行は取りやめるよう呼び掛けていたが、今夜長崎や佐世保に帰ろうとしていた人は、とりやめもへったくれもなく、帰れないわけである。
 23日の朝までは暖冬の様相だった。
 23日の夜までは、雪はちらつくものの、鉄道はまったく普通に動き、高速道路もチェーン規制は大分の山の中くらいではなかったのか。それが1日後はこれである。
 博多口のタクシー乗り場も長蛇の列ができていた。
 最悪路線バスが止まっていたら、地下鉄で行けるところまで行き、タクシーを拾えるまでは歩いて帰宅しようと思っていたが、市内路線バスはちゃんと動いていた。駅前から住吉通り、薬院大通りと、薄く降り積もった雪がアスファルト路面に貼りついて、まるでスケートリンクのように白く光っていた。
 会社勤めでなくても、どこかに出かけてる限りは、帰宅難民になりうる。
 今回は慌てたりしなかったが、それは運が良かったからだ。シミュレーションしといたほうがいいな、と思った。
 
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で、今後SMAPは笑顔で働き続けることができるのかという問題

2016年01月20日 | 日記
◆「SMAP解散」ってなんだったんだ
 嵐とSMAPは、現在のジャニーズのなかで、メンバーのバラ売りが完全にできてるという点で突出している。SMAPは、メンバー全員のひとりひとりが、別々の映画で主役を張っているのを見たことがある。事務所の二大稼ぎ頭ユニットであることに異論はないだろう。
 SMAPのコンサートに行くことを生き甲斐にしてる人達は、一定数いるのだろうし、解散しなくて良かったという声がおおかたのようである。
 事務所の副社長とマネジャーとの軋轢がどうの、移籍の話がどうの、オリンピック関連で政界から圧力がかかったの、CMのスポンサーがどうの、ファンからの反対がどうの。ともかく解散しなかったというか、できなかったというか。この件について、詳しく調べたりするのは他の人がやってくれるのだろうが、ひとつ疑問がある。

◆職業選択の自由♪
 日本国憲法で保証されているはずの、職業選択の自由は、あの5人にはあるのか、という問題である。
 よくわからないが、嫌な経営者のもとで働き続けなければならないというのは、職業選択の自由に鑑みてどうなのか。彼らはタレントだが、自分が会社に勤めていたときのことと考え合わせれば、彼らは理不尽な目に遭っているような気がする。育ててくれた事務所への恩義というのもあるのだろうが、彼らはすでに十分過ぎる配当を会社にもたらしているのではないか。
 働いてたらそりゃいろいろある。
 自分が勤め人をしていたころ、退職願を出して14日後にはおさらばできるルールがあるからこそ、閉塞感に囚われることなく、今月は今週は今日は楽しく働くと決め、実際楽しく働くことができたのである。
 この会社をやめるときは、この職種から離れるときしかないのだとしたら、それも簡単にはやめさせてもらえないとしたら、ひどい閉塞感に見舞われないか。
 つまり、会社から離れられるのは、まったく他の職種に商売替えするとき(オートレーサーになった森くんとか)、売れなくなったとき、謹慎じゃ済まない大きな不祥事を起こしたとき、であるしたら。売れっ子でありながらの移籍、フリーエージェント権など皆無だとしたら、それは不幸なことではないのか。
 やめることができるから仲良くやれる、楽しくやれる、というのはあるのではないか。
 草なぎ剛くんが、酔っぱらって逮捕されたことがあったが、つまりはそのへんの閉塞感から来ているのではないのか。すでにあの頃から、壊れそうになってた。子どもと言っていい年齢から働き続けてきた彼らなのである。

 で、今後SMAPは笑顔で働き続けることができるのか? 心を壊したりしないのか? 今回のことが、決定打になってしまわないか? 
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ニューイヤーコンサート

2016年01月06日 | 物見遊山
◆ウィーン・リング・アンサンブル ニューイヤーコンサート
 今年の初ライヴは、アクロス福岡シンフォニーホール。コカコーラウエスト提供。ウィーン・フィルからヴァイオリンとクラリネットが各2名、フルート、ホルン、ヴィオラ、チェロとコントラバスで計9人編成のアンサンブルである。
 春に全国を巡回する、トヨタ・マスター・プレイヤーズという、トヨタ提供の小編成オーケストラのコンサート(指揮者なしのオーケストラなんだよ)で見たことのある人がいる。

◆超一流ニコニコ楽団
 当選ハガキ(競争率は高いらしい)で割り振られた席は、8列、S席の場所だ。気分は盛り上がる。
 奏者がステージに入場すると、すぐに演奏がはじまる。主催者挨拶などがないのは、トヨタのコンサートと同じである。
 一曲目は「こうもり」の序曲。♪ジャンジャンジャン♪チャララララララララ♪題名と曲が一致しなくても聞けばわかるよく聞くメロディーである。2曲ほど演奏するといったん奏者は舞台袖に引っ込み、また出て来て演奏をはじめる。
 よいアコースティック演奏は、脳細胞を修復してくれる。ああいい音だ。
入場のときも演奏のときも、演奏者とくにチェロとコントラバスの奏者は、満面の笑みである。超一流のニコニコ楽団なのである。
 機会があれば何のコンサートにでも行く自分である。クラシックを聞き込んでいるわけではないので、知らない曲も多いんだけどね。
 オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」メドレーで、聞いたことのあるメロディーが出て来た。中学時代、吹奏楽部が端正な行進曲調に演奏していたのだ。J・シュトラウス2世の曲だったのかー。

 アンコール。「美しき青きドナウ」、よく聞く曲だけど、考えてみればライヴでははじめて。というか、ライヴで聞いたことがあるのは、スギテツの「美しき青きドナウ川のさざなみ殺人事件」(短調にアレンジした火曜サスペンス調。聞きたい方はYouTube検索すればダイジェストで紹介されてるが、再生注意←なぜだ?)だけである。最後の曲は「ラデツキー行進曲」。ニューイヤーコンサートのお約束である。
 コカコーラの提供なので、おみやげに、からだすこやか茶と細いアルミ瓶のコーラを貰った。
 
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大分2016

2016年01月05日 | 物見遊山
◆大分県庁
庁舎13階にある県庁食堂は、地産地消ビュッフェで、一般開放されている。貼られたポスターが、なかなか。
一条ゆかりの「プライド」というコミックで、イタリアで日本人実業家のパーティーに歌手としてよばれたヒロイン(ダブルヒロインの、暗い方)が「ふるさと」を歌ってみせたとき、実業家が「だご汁とやせうまが食べたい」 と泣き出す場面がある。「大分の方なんですね」
ありますとも。だご汁とやせうま。
小麦粉を水で練ってリボン状に湯がいたものを、味噌汁に入れたのが「だご汁」、砂糖入りのきな粉をまぶしたのが「やせうま」である。
地場野菜たっぷり。ドレッシングの容器が渋い。
おからのサラダがディッシャーで、半球状に並び、銀シャリのほかに雑穀入り御飯もある。学齢前のお子さんは無料なので、親子連れも多い。
社食お約束のカレーも用意されている。
名物とり天は、終了していたが、醤油をあまり使っていない(中津風?)唐揚げは、あったし、ひじきの煮物に入った椎茸が、なにげに肉厚である。 全体的にヘルシー系。
大分ケンミン食である。
デザートは、やせうま だけではなく、ゼリーなどがあった。コーヒー、オレンジジュース、麦茶、味噌汁も、当然あり。
650円です。平日営業、オーダーストップは13時30分。

◆オリジン大分
 街には具象彫刻多し。夭折の天才作曲家、滝廉太郎の銅像は「音楽が聞こえてこない?」と語りかけてくるようだ。キリシタン大名大友宗麟のまちだったので、西洋音楽発祥の地、西洋医術発祥の地、西洋演劇発祥の地、と、日本ではじめてのことが多い。
 駅前広場で大きな手(若干のデフォルメがある)を広げて辻説法している、フランシスコ・ザビエルさん。これは去年にはすでにあったけど、取り替えられている。作家が、出来について満足できないので自費で鋳造しなおして設置したというニュースを12月に聞いた。
右端に小さく映り込んでるのは、大友宗麟さん。
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新年

2016年01月04日 | 日記
あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

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