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映画「ハッピー・フライト」@109シネマズ木場

2008-11-18 00:13:26 | 映画感想
2008/11/17 109シネマズ木場での鑑賞。

**

羽田発ホノルル行、全日空1980便、ボーイング747。
機長昇格試験の完了間近の副操縦士鈴木和博(田辺誠一)と、
国際線初搭乗の新米CA斉藤悦子(綾瀬はるか)を中心とした群像劇。

***

冒頭は、機長役の鈴木(田辺誠一)が離陸直後、
速度計の異常に続いての異常で速度の低下、
いろいろと操作し、機体の立て直しを図るものの、
高度を落とし、ついには海水面に激突!
と、フライト・シミュレーターでの失敗のシーンから。

一方、新米CAの斉藤悦子(綾瀬はるか)は、
初国際線搭乗のCA仲間と空港に向かうところ。
斉藤の乗る便は、厳しいことで有名な山崎麗子チーフパーサー(寺島しのぶ)。
いきなりの遅刻でお目玉を食らうし、怖い先輩(吹石一恵)にも睨まれる。

鈴木和博は、機長昇格試験最後のOJTフライトだった。
簡単にOKをくれることで有名な小日向文世(役名失念)が風邪で、
急きょ原田(時任三郎)に変更となり、波乱含みで物語がスタートする。

1本のフライトには、操縦士とCAがいればいいわけではない。
清掃、給油、そして整備。

空港周辺の鳥を追い払うバード・パトロール(ベンガル)。

チェックイン、ゲート業務などを行うグラウンドスタッフ(田山涼成、田畑智子)。

いよいよ飛ぶ段になれば、飛行機の誘導、離着陸の許可を与える管制官。
天候チェックやフライトプランを決めるディスパッチャー(岸辺一徳、肘井美佳)
これらの人々が協力してフライトを支えている。

中には、空港オタク、飛行機マニアも空港やその周辺に数多くいて、
彼らの存在も大きな意味を持ってくる。

そして、ご推察の通りの飛行機嫌い、わがまま言い邦題し放題の乗客に
振り回されながら、CAの奮闘は続く。

右側のピトー管(空気圧で速度を測る装置)に故障を抱えながら、
何とか時間どおりにテイクオフ。

離陸直後に機体前方左側面にカモメのバード・ストライクを受けるが、
特に支障なし。

機内ではいろいろドタバタがあったが、フライトはおおむね順調に推移。

しかし、離陸2時間ほどで速度計がダウンし、
関連する計器も異常を示し、機は突然の緊急事態に。
ホノルルまでの半分より羽田に近い位置。

引き返しを決断するが、羽田近辺は台風の接近で暴風雨状態。
果たして、無事に帰着できるだろうか。

***

大したひねりはないが、テンポ良く進行し、
次々と異常事態、緊急事態と、思わぬ展開をするので、
最初から最後まで飽きずに見れる。

しかも、機内の様子は実機を使っており、整備場や空港内も変な違和感がなく、
実際も、さもあらんと思わせる。現実味たっぷりだ。

乗客に笹野高史。綾瀬はるかの父親役で柄本明、
空港内で焦る乗客に竹中直人など、多数出演。
竹中直人は「20世紀少年」より短い出演。

*** 追記

空のお仕事。
バード・パトロール


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
竹中直人さん (miyu)
2008-11-18 10:53:30
20世紀少年よりも短かったですね~www
あまりの一瞬でしたけど、やっぱりインパクトは大きいですね。
確かにヒネリはなかったけど、テンポが良かったですね♪
返信する
コメントありがとうございます。 (KGR)
2008-11-18 12:32:10
セリフもなく歩いているだけなのに(走ってましたが)
何だかおかしい。

笹野さんのカツラはもう少しうまく扱えたはずですが、
もったいなかったです。
返信する
ども (COCO2)
2008-11-20 22:45:28
ブログにコメント有り難うございました。
新作も、かなり前に感想をメモった旧作も、ごたまぜですが、今後ともよろしくお願いします。

ハッピーフライト面白そうですね。私はCATV待ちになりそうですが…
返信する
COCO2さんへ (KGR)
2008-11-21 00:40:23
コメントありがとうございます。

TBがうまくいってないようで申し訳ありません。

他にも何本かTBしようと思ったのですが、
感想をブログにあげておらず、
HPにしか載せてないものもありましたので、
送れませんでした。
返信する
こんにちは☆ (dai)
2008-11-22 08:25:02
確かに大した捻りはなかったですが、
一般人はなかなか関わることのない
航空業界のマニアックなところまで、
リサーチしてある辺り流石と思いました。

竹中直人のインパクトは凄いですね!
返信する
daiさんへ (KGR)
2008-11-22 08:53:04
TB/コメントありがとうございます。

「大したひねりはない」と書きましたが、
それで良いタイプの映画だと思います。

群像劇としては散漫にならず、よくまとまっていたと思います。
返信する
こんにちは~♪ (メル)
2009-06-15 09:03:48
テンポ良かったですよね。
それに、一機飛ばすのにこれだけの人たちが、一生懸命働いてるんだなぁって、改めて感じられたところ等々好感でした♪

そういえば、ラスト、あまりにもチラッとでしたが(^^ゞ竹中直人出てましたね~^^
かなりの豪華キャストでしたが、ラストでも、あんなサービスしてくれるなんて、観客思いの映画でした^^

TBですが、KGRさんの「空へ」の記事内に、この映画へのリンクもありましたし、そのままにさせていただいても良いですか?
私もお陰様で「空へ」の記事を読ませていただきましたし。
嬉しかったす^^
返信する
メルさんへ (KGR)
2009-06-15 09:49:48
コメントありがとうございます。

TB、そのままでももちろん結構です。
わざわざありがとうございました。

「ハッピー・フライト」「空へ」は続けてみたので、
似た題材だし、どうしても比較してしまいました
返信する
こんにちは♪ (maki)
2011-12-22 15:26:57
コメントありがとうございました

普段垣間見れない航空業界の裏の顔を垣間見れた気分で、面白かったですね
ANAのPVというのは納得です(笑)ほんと、社会科見学してる気分でした~^^
返信する
makiさんへ (KGR)
2011-12-22 15:31:23
こちらこそコメントありがとうございます。

makiさんとは見る映画がなかなかかぶりませんね。
好みが違うんでしょうが、残念というかなんというか。
またお越しください。
返信する

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