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試写会「レイン・オブ・アサシン」@シネマート六本木

2011-08-20 21:18:43 | 映画感想
2011/8/18、シネマート六本木。

シネマート六本木は、4スクリーンの映画館。
映画館での試写会は2回連続。
会場は別記事(シネマート六本木)で。

入場した時、各列の中央はすでにふさがっていて2列目のやや右に席を確保した。
全体としては6、7割の入りか。



ミシェル・ヨー、チョン・ウソン、ワン・シュエチー、バービー・スー、ケリー・リン。

**

冒頭、物語の設定説明が入る。

すなわち、武術の奥義を極めた達磨大師は死んでミイラとなり
2分割されてそれぞれが別々に保管されている。

そしてこれを手に入れたものは武術界の覇権を握り、絶大なる力を得るという。

その上半身を持つ張海端(チャン・ハイドァン)と
その息子、張人鳳(チャン・レンフォン)は、暗殺軍団黒石に殺害され、
上半身のミイラは黒石軍団の一人の細雨(シーユー、キャストはケリー・リン)に奪われる。

細雨は陸竹(ルージュー、キャスト:李宗輸=リー・ゾンファン)の元で修業を積み、
整形手術によって顔を変え、曽静(ザンジン、キャスト:ミシェル・ヨー)として、
平凡な一市民の道を歩み始める。

細雨の裏切りによって達磨大師の上半身を奪いそこなった黒石の
親玉、輪転王(ワン・シェチー)は、細雨の捜索と達磨大師のミイラ奪還に、
手練れを集めるなどしていた。

一方、達磨大師の遺体を手に入れて、その力を得ようとするものは大勢いて、
達磨大師の下半身を持つと噂される銭荘王も狙われる一人だった。

曽静は移り住んだ町で、布地の販売などをして自活していたが、
私設郵便配達人の阿王(アシャン、キャスト:チョン・ウソン)に見初められ、
紆余曲折の後に阿王と恋仲になり結婚することになった。

暗殺軍団の細雨という過去を捨て、平凡で幸せな家庭を気づくかに見えた曽静。

達磨大師のミイラを巡る争奪戦はふとしたことから曽静の正体をあぶりだしていく。

**

チョン・ウソンが出ている段階で既にただのノー天気田舎者ではないはずと思ってしまうが、
やはりその通りだった。

当初は黒石の送り込んだ草(地元に潜伏する間者)かと思っていたが、
結末はやや意外だった。

騙された曽静も騙した阿王が、お互いの素性を知った後、
表面上は憎しみ合いながらお互いを愛し合う矛盾と言うか葛藤と言うか、
どう纏めるのかなと気になったが、平凡ながらまずまずの締め方で
これはこれでよかった。



剣と刀の違いと言われても具体的には理解できないが、
剣をフェンシングのフルーレのように使うアイデアは斬新。

ただ、それほどしなやかな剣をいくら縦方向にしたとはいえ、
刀との鍔迫り合いに使えるのかはよくわからない。

ジョン・ウーがプロデューサー兼共同監督に名前を連ねている。

なお、レインはRainでなく、Reignで、邦題を直訳すれば「暗殺者の時代」
漢字の原題は剣雨でIMDBによればJianyuとなっている。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。 (ヒロ之)
2011-12-26 21:44:57
意外な展開があって、結構楽しく観れました。
ワイヤーアクションもしつこい感じがしなくて、すんなりとソードアクションの凄さに入り込めましたね。
ミッシェル・ヨーは本当に美しい動きをするなぁと本作を観て改めて思いました。
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ヒロ之さんへ (KGR)
2011-12-26 23:53:47
チョン・ウソンがあのままで終わるはずないと思いましたけど、
ミシェル・ヨーとの掛け合いが面白かったです。
返信する
こんにちは♪ (maki)
2012-01-31 09:43:19
ミシェル・ヨーさんのみょんっと曲がり突き刺さる剣も、その動きも華麗で見ごたえがありました♪

また橋の詩が印象的でもありましたね
返信する
makiさんへ (KGR)
2012-01-31 12:00:26
剣捌きはある意味、様式美を感じました。
日本の殺陣とはまた違って面白かったです。
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