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映画感想「マスカレード・ナイト」2021/10/6 @109シネマズ木場

2021-10-19 20:16:05 | 映画感想
「マスカレード・ナイト」

2021/10/6、109シネマズ木場、シアター5



木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、中村アン、石黒賢、沢村一樹、石橋凌、木村佳乃、麻生久美子、渡部篤郎。



冒頭は木村拓哉と中村アンがタンゴを踊るシーン。
ホテルコルテシア東京での騒動を挟みながらタンゴのシーンが続き、木村拓哉扮する新田刑事が大晦日は空いている、という。

ホテルコルテシア東京での騒動とは伏し目がちに来館した顧客(田中みな実)が部屋に入るなりいきなり悲鳴を上げたこと。
コンシェルジュの山岸尚美(長澤まさみ)が駆けつけると、東京タワーが見えて人の顔が見えない部屋を頼んだのに、
部屋の真正面のビルに明石家さんまの巨大ポスターが貼られていたのだ。
他に東京タワーが見えて人の顔が見えない部屋はなく、山岸は風船を多く束ねてちょうどさんまの顔が隠れるように配置し、
客の満足を得た。(風が吹いたら一巻の終わり)

警視庁捜査一課では殺人事件の捜査会議が行われていた。
発端は「匿名通報ダイヤル」への投稿で、練馬のあるマンションの4階に女性の死体があるかもしれないと言うものだった。
警官が駆けつけたところ本当に遺体があった。
遺体はペットのトリマーで和泉春奈。
ロリータファッションに身を包み、死因はタイマーによる感電死。被害者は妊娠していた。
被害者にロリータファッション趣味はなく、他にも手掛かりはない。
捜査は暗礁に乗り上げたかと思われていたところへ匿名のファックスが入る。
内容は、練馬の殺人犯がホテルコルテシア東京で、さらなる殺人を企てていると言うもの。
犯行は12/31、午後11時から行われる仮面年越しパーティ「マスカレード・ナイト」の中で起こる、というものだった。

前回の経験をもとに新田刑事がフロントマン、関根刑事(泉澤祐希)が、ドアマンとして潜入することになった。
ほかにも大勢の私服刑事が客や従業員にに紛れて潜入していた。
フロントで新田の世話係となるのは氏原祐作(石黒賢)。業務には忠実だが堅物。
山岸尚美(長澤まさみ)はコンシェルジュになっていた。

「マスカレード・ナイト」の参加客は500名。
全員が何らかの仮装をしている。
パーティが始まれば誰が誰かわからなくなる。
ホテル内に設えた捜査本部で稲垣竜男(渡部篤郎)、尾崎新次郎(篠井英介)らは焦る。

**

小説の「マスカレード」シリーズは3部作だそうだが、2作目は前日譚でかつ短編集になっているらしい。
本作は原作の3作目で位置づけ的にもマスカレード・ホテルの続編。
前作を見ていなくても楽しめるとは思うが新田と山岸の関係などは前作を見ていた方がよくわかる。

冒頭のダンスシーンは長い。
終盤につながる布石だとは言え、映像の挟み方は長すぎる。

風船を束ねて顔を隠すアイデアは面白いが、設営したときは良くてもその後風が吹いたら終わり。
一日中と言うか一晩中、同じ方向から同じ強さの風が吹くとは思えない。

終盤のチャペルのシーンで入り口で立ち止まってへたり込む演出はいただけない。
たとえ時間に間に合わなかったとしても、すぐに駆け寄って電源を切り確認をすべきではないのか。
コナンがすぐに「警察を呼んで」というのと同じ。
いくら死んでいるのが明確でもここは救急車が先だろうといつも思うが、素人ならいざ知らず、
プロ、セミプロの取るべき手順、順序ではないと思うのは私だけか。

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