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一応映画に分類しときます。
2009/2/26、109シネマズ川崎。
全編ドイツ語、
約108分で、約1時間後に15分ほどの休憩(紹介映画あり)を取る。
エンゲルベルト・フンパーディンク作、原作はグリム童話。
***
オープニングは宅配便が、舞台であるグラインドボーン・オペラハウスに運ばれるところ。
その「箱」は出演者の間をあっちへ行きこっちへ行き、
最後にはヘンゼルとグレーテル役の二人の取り合いとなって、舞台の幕が開く。
*
第1幕。
*
先ほどの箱が家になるというか、家が段ボールでできていると言うか、そういうセット。
極貧の家に住むヘンゼル(ジェニファー・ホロウェイ)と
グレーテル(アドリアーナ・クシェロワ)は、
母親(イルムガルト・フィルスマイアー)の言いつけのほうき作りの仕事をせず、
遊び呆けていた。
帰ってきた母親は、怒り狂って子供たちを叩こうとして
ミルクの入った壺を割ってしまう。
食べ物がなくなって怒った母は、子供たちを森にいちご摘みに行かせる。
そこへ父親(クラウス・クトラー)が、たくさんの食べ物を持って帰ってくる。
街でお祭りがあり、ほうきが飛ぶように売れたと言うのだ。
母親の機嫌は直るが、子供を魔女のいる森にやったことで父は怒り、
二人で子供を探しに行く。
ここまで、ストーリーはフンパーディンクの通りだが、演出は全く違う。
時代設定というか、背景は元の歌劇の19世紀末ではなく、現代になっている。
すなわち、当初ミルク壺を入れていたのは、冷蔵庫であり、
父親はパックされた食糧や缶ビールを持ち帰る。
*
第2幕
*
舞台は森。
ここも設定は現代風。
森の中は、ビニール袋や空き箱が散乱し、木々も枝葉がなく、枯れ木の様。
一瞬、シュバルツバルトか? と思った。
兄妹は一応イチゴは摘むが、つい手を出して全部食べてしまう。
怒る母を恐れながらも帰ろうとするが、道に迷い日が暮れる。
そこへ「眠りの精」が現れて、二人を眠らせてしまう。
二人が眠っている間に森の中は妖精(小人、演じるのは子供たち)が、行きかい、
兄妹にちょっかいを出すが、二人は気づかずに深い眠りにつく。
演出なのか、ここでちょっと不思議なことが起こる。
ヘンゼルとグレーテルが、モミの木の根元で眠るとき、
グレーテルはヘンゼルの尻に頭を乗せて寝る。
しかし、妖精が二人を取り囲んだ時には、
グレーテルはヘンゼルと寄り添うようにして寝ていて、
ヘンゼルの手がグレーテルを抱きかかえている。
そして、二人が起きないので妖精が囲みを解いて離れると、
グレーテルは再びヘンゼルの後ろで寝ている。
(ここで休憩)
*
第3幕
*
朝になり、露の精がやってきて、兄妹を起こす。
突然、森の中にお菓子の家が現れる。
と言っても設定から言って、外壁がケーキやチョコでできているわけではない。
まるでスーパーのお菓子売り場のように、
外壁にお菓子の箱や袋やペットボトルが並べられている。
ヘンゼルとグレーテルはついお菓子の袋に手を出し食べてしまう。
家の中から、ピンクの衣装に身を包んだ魔女が出てきて、二人を捕まえる。
(本来はソプラノだがテノールのヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケが演じる)
魔女は、ヘンゼルを先に食べようとかご
(これもスーパーで使う搬送用のケージのような格好)に入れる。
グレーテルは魔女の手伝いをさせられるが、機転を利かせてヘンゼルを救い出し、
魔女の裏をかいて二人で魔女をオープンに突き落とす。
閉じ込められていた他の子供たちも解放され、
やがて二人を探しに来た両親と出会い大団円を迎える。
***
最後に割れんばかりの拍手の中、
出演者と指揮者の大野和士(おおのかずし)が順に登場して拍手を受ける。
いったん退場するも拍手は鳴りやまず、
再び全員が登場して拍手に応え、幕を閉じる。
***
長くて飽きるかな、と思ったが、意外と見入ってしまって、
第2幕まではあっという間だった。
演出を現代風背景にアレンジしてあるのは斬新だが、
魔女の風体(ふうてい)には驚いた。
登場時はピンクのスーツにピンクのズラ。
途中で正体を現すのに、ズラを取るとハゲチョロケの頭が出てくる。
再登場時は、胸も露わに太鼓腹のあり様(男優なので作りもの)だった。
*
2009/2/26、109シネマズ川崎。
全編ドイツ語、
約108分で、約1時間後に15分ほどの休憩(紹介映画あり)を取る。
エンゲルベルト・フンパーディンク作、原作はグリム童話。
***
オープニングは宅配便が、舞台であるグラインドボーン・オペラハウスに運ばれるところ。
その「箱」は出演者の間をあっちへ行きこっちへ行き、
最後にはヘンゼルとグレーテル役の二人の取り合いとなって、舞台の幕が開く。
*
第1幕。
*
先ほどの箱が家になるというか、家が段ボールでできていると言うか、そういうセット。
極貧の家に住むヘンゼル(ジェニファー・ホロウェイ)と
グレーテル(アドリアーナ・クシェロワ)は、
母親(イルムガルト・フィルスマイアー)の言いつけのほうき作りの仕事をせず、
遊び呆けていた。
帰ってきた母親は、怒り狂って子供たちを叩こうとして
ミルクの入った壺を割ってしまう。
食べ物がなくなって怒った母は、子供たちを森にいちご摘みに行かせる。
そこへ父親(クラウス・クトラー)が、たくさんの食べ物を持って帰ってくる。
街でお祭りがあり、ほうきが飛ぶように売れたと言うのだ。
母親の機嫌は直るが、子供を魔女のいる森にやったことで父は怒り、
二人で子供を探しに行く。
ここまで、ストーリーはフンパーディンクの通りだが、演出は全く違う。
時代設定というか、背景は元の歌劇の19世紀末ではなく、現代になっている。
すなわち、当初ミルク壺を入れていたのは、冷蔵庫であり、
父親はパックされた食糧や缶ビールを持ち帰る。
*
第2幕
*
舞台は森。
ここも設定は現代風。
森の中は、ビニール袋や空き箱が散乱し、木々も枝葉がなく、枯れ木の様。
一瞬、シュバルツバルトか? と思った。
兄妹は一応イチゴは摘むが、つい手を出して全部食べてしまう。
怒る母を恐れながらも帰ろうとするが、道に迷い日が暮れる。
そこへ「眠りの精」が現れて、二人を眠らせてしまう。
二人が眠っている間に森の中は妖精(小人、演じるのは子供たち)が、行きかい、
兄妹にちょっかいを出すが、二人は気づかずに深い眠りにつく。
演出なのか、ここでちょっと不思議なことが起こる。
ヘンゼルとグレーテルが、モミの木の根元で眠るとき、
グレーテルはヘンゼルの尻に頭を乗せて寝る。
しかし、妖精が二人を取り囲んだ時には、
グレーテルはヘンゼルと寄り添うようにして寝ていて、
ヘンゼルの手がグレーテルを抱きかかえている。
そして、二人が起きないので妖精が囲みを解いて離れると、
グレーテルは再びヘンゼルの後ろで寝ている。
(ここで休憩)
*
第3幕
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朝になり、露の精がやってきて、兄妹を起こす。
突然、森の中にお菓子の家が現れる。
と言っても設定から言って、外壁がケーキやチョコでできているわけではない。
まるでスーパーのお菓子売り場のように、
外壁にお菓子の箱や袋やペットボトルが並べられている。
ヘンゼルとグレーテルはついお菓子の袋に手を出し食べてしまう。
家の中から、ピンクの衣装に身を包んだ魔女が出てきて、二人を捕まえる。
(本来はソプラノだがテノールのヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケが演じる)
魔女は、ヘンゼルを先に食べようとかご
(これもスーパーで使う搬送用のケージのような格好)に入れる。
グレーテルは魔女の手伝いをさせられるが、機転を利かせてヘンゼルを救い出し、
魔女の裏をかいて二人で魔女をオープンに突き落とす。
閉じ込められていた他の子供たちも解放され、
やがて二人を探しに来た両親と出会い大団円を迎える。
***
最後に割れんばかりの拍手の中、
出演者と指揮者の大野和士(おおのかずし)が順に登場して拍手を受ける。
いったん退場するも拍手は鳴りやまず、
再び全員が登場して拍手に応え、幕を閉じる。
***
長くて飽きるかな、と思ったが、意外と見入ってしまって、
第2幕まではあっという間だった。
演出を現代風背景にアレンジしてあるのは斬新だが、
魔女の風体(ふうてい)には驚いた。
登場時はピンクのスーツにピンクのズラ。
途中で正体を現すのに、ズラを取るとハゲチョロケの頭が出てくる。
再登場時は、胸も露わに太鼓腹のあり様(男優なので作りもの)だった。
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