漫画雑誌は読まない。
正確には読まなくなった。
しかし、気になる漫画、コミックは存在する。
どうしても読みたいものは紙の単行本を買う。
前述のように雑誌は読まないので、気になる漫画に出会うのはほんとに偶然。
話題になっているもののネットの立ち読み(無料お試し)とか、よそ様のブログの話題とかで、
チラ見して一瞬で気に入ってしまうことも。
この「ミステリと言う勿れ」をどうして知ったのかはもう覚えていない。
試し読みで気に入って、買おうとしたら売り切れてて中古本はプレミアがついていたり、
なかなか手に入りそうになくて困っていたら、Amazonで新品が出たので一気買いした。
つい最近第8巻が発売になったので、これを機に少し見直してみた。
*
「ミステリと言う勿れ」第1巻
主人公は天パ(本文の表現)で大学生の久能整(くのう・ととのう)
一人暮らしで人との付き合いが苦手。
知識は半端なく、カレーを作るのが好き。
*
エピソード1「容疑者は一人だけ」
ある日、彼のアパートに大隣署の藪という刑事が訪ねてくる。
同じ大学に通う寒河江健が近くの公園で刺殺され、久能を見たと言う人物がいると言う。
同署には、青砥、乙部、風呂光、池本などの警察官がいて入れ代わり立ち代わり尋問してくるが、
久能は焦りもうろたえもせず、彼らの追究を論破していく。
やがて、久能は被害者である寒河江のことを少しずつ思い出しながら、藪が寒河江殺しの犯人であると見抜く。
藪は寒河江が自分の妻と息子を車でひき逃げして死なせたことを突き止めて殺してしまい、
久能に濡れ衣を着せようとしていた。
しかし、寒河江もまたひき逃げ犯ではなく、彼にたかっていた部活の先輩の一人が彼の車で事故を起こしていた。
久能は(当然だけど)無罪放免となり、署を後にする。
ハッとさせられるセリフはたくさんあるが、そのひとつ。
「僕は子供を持ったことはないですが、子供だったことはあります」
「僕は今、子供の立場でものを言っています」
*
エピソード2「会話する犯人」
久能がカレーを作っていると、前のエピで知り合った池本啓二が訪ねてくる。
家庭の事情を話しつつ、本題だとして連続殺人事件の発生を話す。
久能は池本を追い返し、前から楽しみにしていた「印象派展」に出かける。
ちょうどバスが来ていて慌てて飛び乗ったバスはなんだか異様な雰囲気。
ちょっとうとうとして目を覚ますと、バスはナイフを持った男に乗っ取られていた。
乗客は久能を入れて8名。バスジャック犯と運転手で合わせて10名を乗せたバス。
犯人は8人にいろいろと不思議な質問を投げかける。
久能が犯人をイラつかせ犯人がナイフを使おうとした瞬間、8人の中の一人が犯人を叩きのめす。
しかし、その男は味方ではなく犯人は二人組で一人が一人の暴走を止めただけだった。
バスは10人を乗せたまま山の中、ゴルフ場を通り過ぎて「犬堂家」の屋敷に到着した。
第1巻はここまで。エピソード2は第2巻へ続く。
*
作者は田村由美。漫画家歴20年近い女流漫画家。
久能じゃないけど、どうして女性だけ「女流」って言うんでしょう。
「男流」って言わないですもんね。漫画家は特に女性が珍しいわけでもないし、
萩尾望都や高橋留美子、佐々木倫子、中村光など、個人的に好きな作家も多い。
さて、この作品は作者も言うように舞台劇っぽい展開。
久能がただただしゃべり続ける物語。(そうは思わないけど、作者がそう言っている)
セリフ、あるいは文字が多い漫画は少なくはないが、多くは説明がくどく読み疲れる。
しかし、本作はテンポよく話が広がったり飛んだりするし、面白い薀蓄も多いので、
堂々巡りのグタグダ感はない。
バスジャック事件の顛末は第2巻に。
正確には読まなくなった。
しかし、気になる漫画、コミックは存在する。
どうしても読みたいものは紙の単行本を買う。
前述のように雑誌は読まないので、気になる漫画に出会うのはほんとに偶然。
話題になっているもののネットの立ち読み(無料お試し)とか、よそ様のブログの話題とかで、
チラ見して一瞬で気に入ってしまうことも。
この「ミステリと言う勿れ」をどうして知ったのかはもう覚えていない。
試し読みで気に入って、買おうとしたら売り切れてて中古本はプレミアがついていたり、
なかなか手に入りそうになくて困っていたら、Amazonで新品が出たので一気買いした。
つい最近第8巻が発売になったので、これを機に少し見直してみた。
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「ミステリと言う勿れ」第1巻
主人公は天パ(本文の表現)で大学生の久能整(くのう・ととのう)
一人暮らしで人との付き合いが苦手。
知識は半端なく、カレーを作るのが好き。
*
エピソード1「容疑者は一人だけ」
ある日、彼のアパートに大隣署の藪という刑事が訪ねてくる。
同じ大学に通う寒河江健が近くの公園で刺殺され、久能を見たと言う人物がいると言う。
同署には、青砥、乙部、風呂光、池本などの警察官がいて入れ代わり立ち代わり尋問してくるが、
久能は焦りもうろたえもせず、彼らの追究を論破していく。
やがて、久能は被害者である寒河江のことを少しずつ思い出しながら、藪が寒河江殺しの犯人であると見抜く。
藪は寒河江が自分の妻と息子を車でひき逃げして死なせたことを突き止めて殺してしまい、
久能に濡れ衣を着せようとしていた。
しかし、寒河江もまたひき逃げ犯ではなく、彼にたかっていた部活の先輩の一人が彼の車で事故を起こしていた。
久能は(当然だけど)無罪放免となり、署を後にする。
ハッとさせられるセリフはたくさんあるが、そのひとつ。
「僕は子供を持ったことはないですが、子供だったことはあります」
「僕は今、子供の立場でものを言っています」
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エピソード2「会話する犯人」
久能がカレーを作っていると、前のエピで知り合った池本啓二が訪ねてくる。
家庭の事情を話しつつ、本題だとして連続殺人事件の発生を話す。
久能は池本を追い返し、前から楽しみにしていた「印象派展」に出かける。
ちょうどバスが来ていて慌てて飛び乗ったバスはなんだか異様な雰囲気。
ちょっとうとうとして目を覚ますと、バスはナイフを持った男に乗っ取られていた。
乗客は久能を入れて8名。バスジャック犯と運転手で合わせて10名を乗せたバス。
犯人は8人にいろいろと不思議な質問を投げかける。
久能が犯人をイラつかせ犯人がナイフを使おうとした瞬間、8人の中の一人が犯人を叩きのめす。
しかし、その男は味方ではなく犯人は二人組で一人が一人の暴走を止めただけだった。
バスは10人を乗せたまま山の中、ゴルフ場を通り過ぎて「犬堂家」の屋敷に到着した。
第1巻はここまで。エピソード2は第2巻へ続く。
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作者は田村由美。漫画家歴20年近い女流漫画家。
久能じゃないけど、どうして女性だけ「女流」って言うんでしょう。
「男流」って言わないですもんね。漫画家は特に女性が珍しいわけでもないし、
萩尾望都や高橋留美子、佐々木倫子、中村光など、個人的に好きな作家も多い。
さて、この作品は作者も言うように舞台劇っぽい展開。
久能がただただしゃべり続ける物語。(そうは思わないけど、作者がそう言っている)
セリフ、あるいは文字が多い漫画は少なくはないが、多くは説明がくどく読み疲れる。
しかし、本作はテンポよく話が広がったり飛んだりするし、面白い薀蓄も多いので、
堂々巡りのグタグダ感はない。
バスジャック事件の顛末は第2巻に。
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