これで、セントラル・リーグは対戦相手が一順した。
阪神-広島戦が一つ雨で流れただけで、ここまで順調に試合を消化、
各チームの性格が見えるようになってきた。
まずは4/11の試合結果。
○ 阪神 7-3 ヤクルト ●
阪神が金本の活躍、ホームラン攻勢でヤクルトを圧倒し、下柳に初勝利。
初回、2死から金本の2ランで先制。
ところがヤクルトは2回にすかさず衣川の2点タイムリーで追いつくと、
4回には3連打で1点取って逆転した。
ところが、その裏阪神は、新井、城島の連打にブラゼルが5号3ランであっさり逆転した。
ヤクルトは下柳を疲れさせる作戦だったのか、きわどい球にはなかなか手を出さず、
下柳は5回までに98球と多かった。(死球も2つあったし)
中盤は膠着状態で試合が動いたのは7回裏。
ちょっと面白い現象が発生した。
2人がピッチャーゴロで倒れ、続くマートンは2S0Bからなんでもないファーストゴロ。
これをデントナが見事なトンネル。
続く平野も2S0Bからの3球目を空振り。
ところが衣川がこれをこぼし、平野は1塁に振り逃げで走る。
ここまでは時々あるシーンだが、これを衣川が何と1塁にワンバウンドの送球で、
デントナがはじいてまさかの1・2塁。
記録はもちろん三振で、衣川は悪送球。
なお、無死・1死の時に1塁に走者がいれば振り逃げはなく、打者アウトになるだけ。
(1塁走者が捕逸などを見て走るかどうかは自由)
今回は2死1塁だったので振り逃げが成立した。
なお、1塁走者がいるから振り逃げにならないと勘違いして、1塁に送球せず、
セーフになったことがプロ野球でも実際にあったし、
振り逃げし4得点するという珍事も起こっている。
(俗にいう「振り逃げ満塁ホームラン」だが、もちろんホームランではない)
なお、振り逃げは俗称で、3ストライク目を振らなくても「振り逃げ」の権利は生まれるし、
ワンバウンドを空振りした場合は、ちゃんとキャッチしても「振り逃げ」できる。
この場合、審判はストライクを宣言するが、バッターアウトは宣言しない。
これで増渕はがっくりしたわけでもないだろうが、続く鳥谷に2-3から四球を与え、
続く金本はまるで教科書のセオリーのように初球をたたいてライトへ2点タイムリー。
ヤクルトにとって「泣きっ面に蜂」とはまさにこのこと。
増渕にとっての救いは、自責点にならなかったことくらい。
**
○ 読売 7-1 中日 ●
中日が初回に先制したものの、読売はその裏押し出しで労せずして追いつき、
その後も得点を重ねて快勝。
中日は7安打放ちながら13三振とチャンスを生かせずスミ1に終わる。
**
○ 横浜 6-3 広島 ●
横浜が序盤にホームラン2本などで5点あげて、広島の反撃を振り切った。
**
ここまでのチーム成績を見ると、残念ながら読売と中日が一歩抜けているという感じだが、
各数値を見ていくとちょっと面白い。
まず打率では、上位3チーム(読、中、ヤ)と下位3チーム(神、横、広)は
それぞれ似たような数字で、その間には隔たりがある。
特に読売は、打率もさることながら得点がダントツのリーグ1で抜きんでている。
しかし、失点はAクラス最低で(リーグ4位)「打ち勝つ」タイプと言えよう。
中日は打率、本塁打、得点ともAクラス最低なのに9勝6敗と勝ちこんでおり、
効率の良い試合をしているように思える。
ヤクルトは、本塁打は読売と同じだが得点は20以上少なく、得点効率はいまいちだ。
さて、今のところBクラスの4位、7勝7敗の5分に戻した阪神は、
打率、得点ともAクラスとは差があるが、失点はリーグ1少なく、防御率も一番いいわけで、
「守り勝つ」タイプの典型と言えよう。
横浜は打率は阪神と大差ないが、本塁打が少ないのが影響してか、得点は低い。
また失点は読売よりも多く、6勝9敗では「打ち負ける」チームと言える。
最下位の広島は打率、本塁打、得点とも他の5球団とはちょっと差がついてリーグ最低。
失点はリーグ最多では、4勝10敗もやむなし。今のところ「絶不調」と言っておこう。
とはいえこのまま最後まで同じではありえないので、今後を読むには早すぎる。
さて、月曜は試合なしで、火曜から新たな3連戦。
阪神は東京ドームで読売と、中日はナゴヤドームに横浜を迎えて、
広島はマツダスタジアムにヤクルトを迎え撃つ。
そのあとは、阪神は横浜に移っての3連戦。
広島は中日を迎え撃つ。
ヤクルトと読売は金曜は試合無く、土日に松山での2連戦となっている。
阪神-広島戦が一つ雨で流れただけで、ここまで順調に試合を消化、
各チームの性格が見えるようになってきた。
まずは4/11の試合結果。
○ 阪神 7-3 ヤクルト ●
阪神が金本の活躍、ホームラン攻勢でヤクルトを圧倒し、下柳に初勝利。
初回、2死から金本の2ランで先制。
ところがヤクルトは2回にすかさず衣川の2点タイムリーで追いつくと、
4回には3連打で1点取って逆転した。
ところが、その裏阪神は、新井、城島の連打にブラゼルが5号3ランであっさり逆転した。
ヤクルトは下柳を疲れさせる作戦だったのか、きわどい球にはなかなか手を出さず、
下柳は5回までに98球と多かった。(死球も2つあったし)
中盤は膠着状態で試合が動いたのは7回裏。
ちょっと面白い現象が発生した。
2人がピッチャーゴロで倒れ、続くマートンは2S0Bからなんでもないファーストゴロ。
これをデントナが見事なトンネル。
続く平野も2S0Bからの3球目を空振り。
ところが衣川がこれをこぼし、平野は1塁に振り逃げで走る。
ここまでは時々あるシーンだが、これを衣川が何と1塁にワンバウンドの送球で、
デントナがはじいてまさかの1・2塁。
記録はもちろん三振で、衣川は悪送球。
なお、無死・1死の時に1塁に走者がいれば振り逃げはなく、打者アウトになるだけ。
(1塁走者が捕逸などを見て走るかどうかは自由)
今回は2死1塁だったので振り逃げが成立した。
なお、1塁走者がいるから振り逃げにならないと勘違いして、1塁に送球せず、
セーフになったことがプロ野球でも実際にあったし、
振り逃げし4得点するという珍事も起こっている。
(俗にいう「振り逃げ満塁ホームラン」だが、もちろんホームランではない)
なお、振り逃げは俗称で、3ストライク目を振らなくても「振り逃げ」の権利は生まれるし、
ワンバウンドを空振りした場合は、ちゃんとキャッチしても「振り逃げ」できる。
この場合、審判はストライクを宣言するが、バッターアウトは宣言しない。
これで増渕はがっくりしたわけでもないだろうが、続く鳥谷に2-3から四球を与え、
続く金本はまるで教科書のセオリーのように初球をたたいてライトへ2点タイムリー。
ヤクルトにとって「泣きっ面に蜂」とはまさにこのこと。
増渕にとっての救いは、自責点にならなかったことくらい。
**
○ 読売 7-1 中日 ●
中日が初回に先制したものの、読売はその裏押し出しで労せずして追いつき、
その後も得点を重ねて快勝。
中日は7安打放ちながら13三振とチャンスを生かせずスミ1に終わる。
**
○ 横浜 6-3 広島 ●
横浜が序盤にホームラン2本などで5点あげて、広島の反撃を振り切った。
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ここまでのチーム成績を見ると、残念ながら読売と中日が一歩抜けているという感じだが、
各数値を見ていくとちょっと面白い。
まず打率では、上位3チーム(読、中、ヤ)と下位3チーム(神、横、広)は
それぞれ似たような数字で、その間には隔たりがある。
特に読売は、打率もさることながら得点がダントツのリーグ1で抜きんでている。
しかし、失点はAクラス最低で(リーグ4位)「打ち勝つ」タイプと言えよう。
中日は打率、本塁打、得点ともAクラス最低なのに9勝6敗と勝ちこんでおり、
効率の良い試合をしているように思える。
ヤクルトは、本塁打は読売と同じだが得点は20以上少なく、得点効率はいまいちだ。
さて、今のところBクラスの4位、7勝7敗の5分に戻した阪神は、
打率、得点ともAクラスとは差があるが、失点はリーグ1少なく、防御率も一番いいわけで、
「守り勝つ」タイプの典型と言えよう。
横浜は打率は阪神と大差ないが、本塁打が少ないのが影響してか、得点は低い。
また失点は読売よりも多く、6勝9敗では「打ち負ける」チームと言える。
最下位の広島は打率、本塁打、得点とも他の5球団とはちょっと差がついてリーグ最低。
失点はリーグ最多では、4勝10敗もやむなし。今のところ「絶不調」と言っておこう。
とはいえこのまま最後まで同じではありえないので、今後を読むには早すぎる。
さて、月曜は試合なしで、火曜から新たな3連戦。
阪神は東京ドームで読売と、中日はナゴヤドームに横浜を迎えて、
広島はマツダスタジアムにヤクルトを迎え撃つ。
そのあとは、阪神は横浜に移っての3連戦。
広島は中日を迎え撃つ。
ヤクルトと読売は金曜は試合無く、土日に松山での2連戦となっている。
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