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大相撲五月場所、12日目、照ノ富士、貴景勝1差変わらず

2021-05-21 12:23:39 | スポーツ
12日目。


前日、まさかの反則負けとなった照ノ富士。
髷を引っ張るのはもちろん反則だが、頭を押さえつけたときに手が髷に触れる程度はOK。
要は髷を掴む、あるいは引っ張ることで勝負が決まる、あるいは有利になることが反則で、
勝負がほぼ決まった段階で髷を掴んだとしてもどうなんだ、と言う気はしなくもない。

とはいえ、審判の判断は絶対で、ビデオで勝っているように見えても審判団が負けと言えば負け。
足が先に出たと言えば先に出たことになる。
一人の審判が執拗に主張したため審判長も折れて同調した結果、大関陥落した関取もいたわけだから、
大相撲とはそういうもの。

今は庇い手(二人が重なって倒れると衝撃が強いので下の力士の衝撃を和らげるため、
勝っている方がわざと手をつくこと)も先に手をついたと判断される確率が高く、
手を引っ込て顔から落ちたり(それでよく若乃花がけがをしていた)

本場所取り組みでの怪我がもとで休業を余儀なくされても今は救済措置はないし、けがをしても
構わない風潮はけがを恐れずよくやったどころではないと思う。
下手をすると相撲人生を棒に振る可能性だってあるし、先場所の三段目力士のように頭から落ちて
運悪く亡くなってしまったりするのはいかがなものか。

さて、照ノ富士の反則はそこまで危険なものではないとしても負けは負け。
苦手相手に気持ちが切り替えられるか的なコメントが多かった昨日の阿武咲戦。
阿武咲の立ち合いの突っ込みを受け止めると慌てず回しを取ってひきつけ寄り切り。
御嶽海もそうだったが、照ノ富士に両まわしを引き付けられるとどうしようもないようだ。

一方、朝乃山は「本場所直前にキャバクラに行った」との文春砲の直撃を受け撃沈。
謹慎、休場となった。
当初の聞き取りでは全面否定していただけに、重い処分となる見込み。
似たような話は、昨年の7月場所前や場所中にキャバクラ行きを重ねたとして阿炎が処分されている。
阿炎は聴取に回数をごまかし、同行した力士にも口裏合わせを頼むなどしていたため、3場所出場停止。
一旦は引退届を出したものの不受理となって力士を続けることは許された。

朝乃山が処分を受けるとすれば、阿炎よりは重い処分になると思われ、例えば6場所出場停止となれば、
大関陥落はおろか、幕内は言うに及ばず、十両にもとどまれず、幕下からの復帰になる可能性が高い。
0:2021/5  大関、途中休場=負け越し
1:2021/7  大関、角番=全休
2:2021/9  関脇、全休
3:2021/11 前頭下位、全休
4:2022/1  十両上位、全休
5:2022/3  十両下位、全休
6:2022/5  幕下上位、全休
7:2022/7  幕下中段、本場所復帰

朝乃山が阿炎と同じように引退届を出した場合、不受理となって相撲を続けることが許されればいいが、
もしも受理されてしまうと廃業せざるを得ない。
ただし、阿炎と違って過去に問題を起こしてマスコミを騒がせたことがないことや、反省の度合いなどから
温情処分となることもあり得る。

さて、朝乃山の休場で高安は不戦勝となり、労せずして勝ち越しとなった。
また、正代も朝乃山戦がなくなり、勝ち越し=カド番脱出への後押しとなっている。
その正代は隆の勝に押されながらも凌ぎ、最後は隆の勝を土俵にたたきつけた(決まり手はすくい投げ)

貴景勝は逸ノ城の当たりに耐え、上から押されて一瞬腰が入ったかに見えたが踏ん張って反撃し2敗を守った。

大栄翔も負け越し、隆の勝とともに4勝8敗となった。
御嶽海も良いところなく3連敗で7勝5敗。
遠藤は琴恵光に負けて3敗に後退した。

13日目の取り組みは、照ノ富士は逸ノ城、正代は宝富士、貴景勝は遠藤となっている。

先場所は役力士が軒並み勝ち越して、前頭上位が三役に上がれず割を食ったが、今場所は空きが出る。
いくつ空くかは今後次第。

十両では、千代の皇が10勝2敗で先頭、宇良、武将山、東白龍が3敗で続く。
炎鵬は負け越し、大鵬の孫、貴闘力の息子、王鵬は勝ち越した。

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