映画「正体」
2024/12/5、ユナイテッドシネマ豊洲で鑑賞。
9番スクリーンは、豊洲の12スクリーンのうち、70人(5番、6番)、78人(11番、12番)に次ぐ
102人のキャパのスクリーンで9列となっている。
金曜のお昼にかかる時間帯の上映で客数は20人ほどか。
この曜日、時間としては結構な入り。
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横浜流星、吉岡里穂、原日出子、山田孝之、松重豊、原日出子、山田杏奈。
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冒頭は何人かが刑事(山田孝之)の取り調べを受けているシーン。
よく知らないとか、分からないと答える人たち。
ストーリーを知らない観客にとっては、意味不明なやり取りが続いた。
場面は変わって、収監施設。
男性が口の中を自ら切ろうとしているシーン。
恐る恐る口の中を切り吐血する。
慌てた看守に助けられ、救急搬送されるも途中で暴れだして逃走した。
男は数年前に子供を含む一家の3人を斬殺し直後に逮捕され死刑判決を受けた鏑木恵一(横浜流星)だった。
脱走1か月後、大阪のとある工事現場。
借金の返済が少ないと殴られる和也(森本慎太郎)。
同僚のぼさぼで高齢で力のない年寄り労働者に手を貸す眼鏡の男は現場監督に叱責される。
ある時、資材が崩れ高齢者をかばった和也が脚を怪我するが、現場監督は労災報告を拒否。
ぼさぼさの男が交渉し、殴られながらも2万せしめてくる。
お礼にと和也に奢られる中、指名手配されている鏑木の特徴と似ていることがばれ、
現場から逃走する。
脱走から3か月後。
痴漢冤罪で公判中の弁護士父、淳二(田中哲司)を支える出版社勤務の娘、紗耶香(吉岡里穂)は、
担当する雑誌のコラムを書いている男が宿がないことに同情し、家に住まわせる。
ゴシップ雑誌の記者が執拗に紗耶香にアプローチしてきて、同居人が鏑木慶一だとばれて通報され、警察に追われる。
見た目を変え、偽名を使い、次々と移動していく鏑木慶一。
それを執拗に追う又貫刑事(山田孝之)とそれを叱責する上司(松重豊)
人と接触しない隠匿生活を続けるわけではなく、目的があって正体を隠しつつ生活しているように見える。
果たして鏑木は何の目的でどこへ行こうとしているのか。
取り調べ中の完全否認に加え、その後の状況を見て元の事件に疑問を持ち始める又貫。
鏑木慶一は一体どうなってしまうのか。
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横浜流星の高校生はちょっと無理があった。
登場時はずいぶん大柄な男性と思えたが、Wikiでは174cmと意外と普通だった。
結末は原作とは違うらしい。
WOWWOW版連続ドラマ(全4回)もあるらしい。
ドラマ版は亀梨和也が主人公だそうだ。
背中のやけど痕は伏線に思えたが、正体がばれる要因ではあったものの、いきさつは語られなかった。
原作では書かれているのだろうか。
結末はともかく、あそこまでやったら、殺人事件以外の罪で裁かれてもおかしくないと思うが。
訴追されなかったのだろうか。
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