USLPGA、カナディアン・パシフィック女子オープン、結果

こちらは最終日も７バーディ、１ボギーと伸ばしたアリヤ・ジュタナガーンが、
通算２３アンダーで優勝。

２位は金世煐（キム・セヨン）で８バーディ、１ボギー、通算１９アンダー。

３位に田仁智（チョン・インジ）、通算１８アンダー。

４位、アリーナ・シャープ、１６アンダー。

１５アンダーで、アンナ・ノルトクィストとカーリー・ウェブが続く。

上原彩子が、通算１２アンダーで１０位タイ。
３日目の１１番に続き、４日目も８番でホール・イン・ワン。
４番では、セカンドを放り込んでのイーグルもあり、
オリンピック休み前のマラソン・クラシックの１１位タイを上回る
今季最高順位でした。

宮里藍は３バーディ、３ボギー、宮里美香は４バーディ、３ボギーで
ともに通算６アンダー、３７位タイでした。

横峯さくらは、１７番でダボを叩き通算５アンダー、４４位タイ。
野村敏京は通算４アンダー、４８位タイでした。

しかし、優勝が２３アンダー、いいのかね。
コースが甘いのか、選手がすごいのか。

多分、ＬＰＧＡの設定（想定）する優勝目標スコアがあると思うんだけど、
元々２０アンダーを超えるような数字なのかな。
もしそうなら、パーって何なんだと思うよ。

４日間の平均スコアは、棄権したクリスティーナ・キムを除き、
７１．９－７１．９－７０．１－７０．９
予選の２日間はほぼパーだが、決勝２日間は１～２良くなっている。

これを決勝に残った選手だけで見ると、予選の平均は、７０．０－７０．０。
ざっくりと言えばコース全体の難易度は３日間ほぼ変わらず、
最終日に多少難易度が上がった。

標準偏差（スコアのばらつき具合）も２．０－２．２－２．６－２．８と
少しずつばらつきが大きくはなっているが、平均の増えた具合から見て、
上位選手のスコアにはあまり影響がなかったと思える。

この程度の差なら天候によるスコアのばらつきもあるだろうし、
４日間ほぼ変わらなかったといってもいいのかも。

とすれば、いいスコアが出過ぎだから多少セッティングを難しくしよう、
ホールを難しいところに切ろうとか、ティーの位置を少しずらそうとか、
そういうことをまったくやっていないのでは。

つまり、トップ５が１５アンダーを上回り、優勝スコアが２０アンダー越えは、
想定範囲内、元々、そういう大会でしたということかも。

もっとも、アリヤ・ジュタナガーンは全英女子でも通算１６アンダーで
優勝しているから、今大会が強ち易しいとも言い切れないかもしれません。
これで今季５勝目、現在絶好調で賞金額もリディア・コーに迫る勢いですし。