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BD「ピザボーイ 史上最凶のご注文」

2014-01-28 00:30:22 | 映画感想
BDにて鑑賞。

ジェシー・アイゼンバーグ、アジズ・アンサリ、ダニー・マクブライド、ニック・スォードソン。



2組の男のコンビ。

一組はピザ店で働き、配達期限の30分を守れないニック(ジェシー・アイゼンバーグ)と
その友人で代用教員として働くインド系のチェット(アジズ・アンサリ)。

もう一組は退役軍人の元少佐の息子のドウェイン(ダニー・マクブライド)と
その友人のトラビス(ニック・スォードソン)でこちらは典型的ダメ人間。

ドウェインの親父はかつて宝くじで大金を当て悠々自適に暮らしている。

ドウェインは親父の金がまだ100万ドルは残っていると踏んで、
その金をせしめるため親父殺しを計画、殺し屋を雇う金の10万ドルを用意するため、
誰かに銀行強盗をさせようと考え、たまたまテレビで見たピザ店に電話、

やってきたニックを捕まえて爆弾ベルトをニックに巻きつけて時限装置を作動させ、
銀行強盗をするように指示する。

ニックは焦ってチェットの学校まで行き、チェットに銀行強盗を手伝わせることに。

果たして銀行強盗がうまくいき、爆弾ベルトを無事にはずすことができるだろうか。

**

殺し屋を雇うために銀行強盗をさせるなどありえない設定で、
金が欲しいなら銀行強盗をすればよい、とみんな思うでしょう。

ところが、2003年に実際にあった事件では、
ピザ配達人が首に爆弾を仕掛けられ、銀行強盗をして捕まり、
大勢の見る前で爆死している。

さらにこの事件の犯人と目される女性は、親父の1億円の遺産をせしめるため、
親父を殺す殺し屋を雇うために銀行強盗を計画したとされているなど、
あまりにも映画の設定と酷似している。

(但し、実際にはもう一人、黒幕と目される発明おじさん(故人)がいて、
 もっと複雑な様相を呈しているようだ)

事件を知っている人にとっては、ばかばかしいお話とは思えないし実際笑えないそうだ。

事実は小説より、いや映画より奇なり、といったところか。

いずれにしても、銀行強盗が成功し、うまく警察の手を逃れたとしても、
早晩捕まることは間違いない。

映画では、銀行強盗だけでなくチャットとケイトの話を絡ませて、
面白おかしく仕立てているが、実際の事件のことを知らなくても、さほど笑えない。

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