討論の様子を見ていないので、正確にどういうやり取りが行われたのか知らないが、
高市早苗氏が「電磁波による敵基地攻撃能力」に言及され、それに対して
河野太郎氏が「敵基地攻撃能力自体が昭和の発想」と言われたとのニュースで
敵基地攻撃能力の是非や必要性などはさておいて、「電磁波による攻撃」に
引っ掛かったので、関連してテスラ・コイルに触れた。
そこでは「電磁波による攻撃」について私見を述べると書いたが、あまり長くならなければ、
他の兵器についても書いてみたい。
まず最初に断っておくが、私は軍事専門家ではないのはもちろん、軍事オタクでもないので、
誤解、間違いが多くあると思う。
また、細かな原理や作用についても間違いがあると思うので、間違いはどんどん指摘してほしい。
*
電磁波パルス兵器。
高市氏が言及された「電磁波による攻撃」はおそらく「電磁パルス兵器」のことと思われる。
敵基地攻撃能力の発想が陳腐かどうかは別として「電磁パルスによる攻撃」は可能である。
EMP(電磁パルス)でググれば多くの記事がヒットする。
現在、最も実現可能性の高いEMP兵器は核ミサイルである。
何も核爆弾を攻撃目標の直上で爆発させなくても良い。
むしろ高高度で爆発させることで広範囲に電磁パルスを照射できる。
強烈な電磁パルスを受けた電子機器は一瞬にして破壊され機能を失う。
核分裂物質が地上に影響しなことはないと思うが、電磁パルス攻撃を受けた地域、
都市であったり、国であったり、被害範囲は様々だろうが、あらゆる電子機器が停止する。
PC? 電話? いやそんなものではなく、およそコンピューターを搭載した機器すべて
コンピューター制御されている機器すべてが一瞬にして壊れる。
これに対する防御は核ミサイルを破壊すること。
但し、核ミサイル自体を破壊するのではなく、ミサイルの近傍でミサイルの電子機器を
破壊できるだけのEMPを発生させれば、ミサイルは制御不能となり墜落する。
核爆弾を爆発させるには厳密な制御が必要なので電子機器を失った核爆弾は爆発できない。
ミサイル側の防御は電磁パルスを遮蔽するシールドの装備になるが、との程度のシールドで
どの程度のEMPが防げるのかはよく知らない。
北朝鮮が核実験で大量のEMPを発生させたと報道されたりしている。
ただ、北朝鮮が核で日本に対し、EMP攻撃を仕掛けてくるかは疑問だ。
どの程度のEMPで、どの程度の範囲を破壊できるのかはよくわからないが、
EMPを発生させる高度や強度をうまく制御しないと、日本を攻撃するつもりで、
朝鮮半島全域をも停止させてしまう可能性もある。
最大級のEMP攻撃ではアメリカ全土を停止させることも可能らしい。
もうひとつの防御方法があった。
それは電磁波の届かないところに退避すること。
地下深く、あるいは海中など。
潜水艦から報復攻撃は可能だろうが、本土がやられたことはどうやって潜水艦に伝えるのか。
本土以外で攻撃されなかった場所で検知して連絡する手段が必要だ。
*
小型のEMP発生装置も実在する。
小型と言っても相当大掛かりになるようだが、ラジコンヘリなどは簡単に落とせるようだ。
走行中の車もエンジンをコントロールするコンピューターが壊れるのでエンストする。
もし仮に可搬型の指向性のあるEMP発生装置が作れれば、敵車両や敵兵を無力化できる。
何しろ電磁波なので瞬時に目標に到達する。
相手の軌道を計算して到達場所を狙って発射したり、誘導する必要がない。
ドローン攻撃も回避できる。
但し、起爆が電子制御でなく、無制御の雷管なら爆破は防げない。
*
長くなったので後は別記事に。
高市早苗氏が「電磁波による敵基地攻撃能力」に言及され、それに対して
河野太郎氏が「敵基地攻撃能力自体が昭和の発想」と言われたとのニュースで
敵基地攻撃能力の是非や必要性などはさておいて、「電磁波による攻撃」に
引っ掛かったので、関連してテスラ・コイルに触れた。
そこでは「電磁波による攻撃」について私見を述べると書いたが、あまり長くならなければ、
他の兵器についても書いてみたい。
まず最初に断っておくが、私は軍事専門家ではないのはもちろん、軍事オタクでもないので、
誤解、間違いが多くあると思う。
また、細かな原理や作用についても間違いがあると思うので、間違いはどんどん指摘してほしい。
*
電磁波パルス兵器。
高市氏が言及された「電磁波による攻撃」はおそらく「電磁パルス兵器」のことと思われる。
敵基地攻撃能力の発想が陳腐かどうかは別として「電磁パルスによる攻撃」は可能である。
EMP(電磁パルス)でググれば多くの記事がヒットする。
現在、最も実現可能性の高いEMP兵器は核ミサイルである。
何も核爆弾を攻撃目標の直上で爆発させなくても良い。
むしろ高高度で爆発させることで広範囲に電磁パルスを照射できる。
強烈な電磁パルスを受けた電子機器は一瞬にして破壊され機能を失う。
核分裂物質が地上に影響しなことはないと思うが、電磁パルス攻撃を受けた地域、
都市であったり、国であったり、被害範囲は様々だろうが、あらゆる電子機器が停止する。
PC? 電話? いやそんなものではなく、およそコンピューターを搭載した機器すべて
コンピューター制御されている機器すべてが一瞬にして壊れる。
これに対する防御は核ミサイルを破壊すること。
但し、核ミサイル自体を破壊するのではなく、ミサイルの近傍でミサイルの電子機器を
破壊できるだけのEMPを発生させれば、ミサイルは制御不能となり墜落する。
核爆弾を爆発させるには厳密な制御が必要なので電子機器を失った核爆弾は爆発できない。
ミサイル側の防御は電磁パルスを遮蔽するシールドの装備になるが、との程度のシールドで
どの程度のEMPが防げるのかはよく知らない。
北朝鮮が核実験で大量のEMPを発生させたと報道されたりしている。
ただ、北朝鮮が核で日本に対し、EMP攻撃を仕掛けてくるかは疑問だ。
どの程度のEMPで、どの程度の範囲を破壊できるのかはよくわからないが、
EMPを発生させる高度や強度をうまく制御しないと、日本を攻撃するつもりで、
朝鮮半島全域をも停止させてしまう可能性もある。
最大級のEMP攻撃ではアメリカ全土を停止させることも可能らしい。
もうひとつの防御方法があった。
それは電磁波の届かないところに退避すること。
地下深く、あるいは海中など。
潜水艦から報復攻撃は可能だろうが、本土がやられたことはどうやって潜水艦に伝えるのか。
本土以外で攻撃されなかった場所で検知して連絡する手段が必要だ。
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小型のEMP発生装置も実在する。
小型と言っても相当大掛かりになるようだが、ラジコンヘリなどは簡単に落とせるようだ。
走行中の車もエンジンをコントロールするコンピューターが壊れるのでエンストする。
もし仮に可搬型の指向性のあるEMP発生装置が作れれば、敵車両や敵兵を無力化できる。
何しろ電磁波なので瞬時に目標に到達する。
相手の軌道を計算して到達場所を狙って発射したり、誘導する必要がない。
ドローン攻撃も回避できる。
但し、起爆が電子制御でなく、無制御の雷管なら爆破は防げない。
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長くなったので後は別記事に。
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