以前も書いたことがあるが、私は数個、数日、数人などの「数」とは5、6のことだと思っていた。
ところがアンケートで「数」を違う意味に使っているケースが多いことに気づいた。
それは回答選択肢で、例えば次のような並びになっていることがあったからだ。
1:週に1回
2:週に数回
3:二日に1回
4:毎日
数回を、5,6回とすると、2と3は頻度が逆になる。
数回を、2,3回とすると、1~4は大体倍々になっているのでつじつまが合う。
辞書を引いたところ、数とは2、3または5、6とあった。
この違いは何か。
他にも気になっている人がいて、その人は年代で違うのではないか、との推論だった。
何かのアンケートの結果も引用されていて、数字は丸めるが「数」とは
2,3が4割、3,4が4割(2,3より少し多い)、5,6が1割、残りがその他で、
辞書にはない3~4という回答が最も多かったようだ。
仮に年代で異なるのであれば、回答を年代別に分析すればいいわけだが、私の説では
「地域によって異なる」であり、全国的な調査をしない限りこの説の真偽は測れない。
ただ、私が地域によって違い、年代ではないと思うのは、
関西出身の私はずっと5,6だと思っていたし、東京で「数個」っていくつ?と
私と同年代はもとより、上の年代の人に聞いても「2、3」という回答が多いからだ。
私の説では関西では「5、6」関東では「2、3」が主流というもの。
ほかの関西/関東で違うものと同じように名古屋辺りが境目ではないかなと思っている。
言語学者か誰かが本当にまじめに調べてくれるといいのにと思っている。
ところで今更この話題を持ち出したのは、今日のTV番組である人が、あるものの費用を
「数十億円」と言った時のこと。
MCがすかさず「数十億円と言っても10億円から90億円まであるわけで・・・」
と、言ったのだ。
これはとても気になった。「数十億円」と言えば、「2,30億円」か「5,60億円」のいずれかで、
決して「10億円から90億円」の幅の中のどこかではない。
MCは関西人で、ある人は関東の人だから、ここで2、3か5,6かで議論が起これば面白かったし、
2~6の範囲「20億円から60億円」と言えばMCの博識に拍手するところだったが、
「10から90」と言われてしまうと、それは「10億円のオーダー」「9桁円」のことであり、
「10億円から90億円だと数十億円じゃない」と変な突っ込みを入れてしまうことになる。
「数」の取り違えが日常会話なら大差ないとしても、ビジネスで「数日中に」と約束して
四日掛かれば「5,6」だと思っている人は約束より早かったと思うし、
「2、3」と思う人は約束に遅れたと思うわけで齟齬が生じる。
齟齬だけならともかく、信頼関係にまで影響が及ぶとしたら大変だ。
もっともビジネスにおいては「数日」などの曖昧表現は取らず、数字を明確に言うか日付で示すか
すればいいので、齟齬に至らないで済ませることもできるかもしれないが、
ところがアンケートで「数」を違う意味に使っているケースが多いことに気づいた。
それは回答選択肢で、例えば次のような並びになっていることがあったからだ。
1:週に1回
2:週に数回
3:二日に1回
4:毎日
数回を、5,6回とすると、2と3は頻度が逆になる。
数回を、2,3回とすると、1~4は大体倍々になっているのでつじつまが合う。
辞書を引いたところ、数とは2、3または5、6とあった。
この違いは何か。
他にも気になっている人がいて、その人は年代で違うのではないか、との推論だった。
何かのアンケートの結果も引用されていて、数字は丸めるが「数」とは
2,3が4割、3,4が4割(2,3より少し多い)、5,6が1割、残りがその他で、
辞書にはない3~4という回答が最も多かったようだ。
仮に年代で異なるのであれば、回答を年代別に分析すればいいわけだが、私の説では
「地域によって異なる」であり、全国的な調査をしない限りこの説の真偽は測れない。
ただ、私が地域によって違い、年代ではないと思うのは、
関西出身の私はずっと5,6だと思っていたし、東京で「数個」っていくつ?と
私と同年代はもとより、上の年代の人に聞いても「2、3」という回答が多いからだ。
私の説では関西では「5、6」関東では「2、3」が主流というもの。
ほかの関西/関東で違うものと同じように名古屋辺りが境目ではないかなと思っている。
言語学者か誰かが本当にまじめに調べてくれるといいのにと思っている。
ところで今更この話題を持ち出したのは、今日のTV番組である人が、あるものの費用を
「数十億円」と言った時のこと。
MCがすかさず「数十億円と言っても10億円から90億円まであるわけで・・・」
と、言ったのだ。
これはとても気になった。「数十億円」と言えば、「2,30億円」か「5,60億円」のいずれかで、
決して「10億円から90億円」の幅の中のどこかではない。
MCは関西人で、ある人は関東の人だから、ここで2、3か5,6かで議論が起これば面白かったし、
2~6の範囲「20億円から60億円」と言えばMCの博識に拍手するところだったが、
「10から90」と言われてしまうと、それは「10億円のオーダー」「9桁円」のことであり、
「10億円から90億円だと数十億円じゃない」と変な突っ込みを入れてしまうことになる。
「数」の取り違えが日常会話なら大差ないとしても、ビジネスで「数日中に」と約束して
四日掛かれば「5,6」だと思っている人は約束より早かったと思うし、
「2、3」と思う人は約束に遅れたと思うわけで齟齬が生じる。
齟齬だけならともかく、信頼関係にまで影響が及ぶとしたら大変だ。
もっともビジネスにおいては「数日」などの曖昧表現は取らず、数字を明確に言うか日付で示すか
すればいいので、齟齬に至らないで済ませることもできるかもしれないが、
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