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試写会「ミス・ポター」@イイノホール

2007-08-11 11:19:47 | 映画感想
8/10、霞が関のイイノホールでの開催。
GTFのシネマショー、連続集中試写会の一つでした。
映画関係者、マスコミ以外では日本最初の公開だと、
角川の宣伝の方が言っておられました。



ビアトリクス・ポター、(綴りはBeatrix Potter)
そのままだと、ビートリックス・ポッターと読みたいもしますが、
後述のように一般的にはビアトリクス・ポターとつづるようです。

ナショナル・トラスト運動の活動家として、
またピーター・ラビットの作者として、
有名なビアトリクス・ポターの物語。

レニー・ゼルウィガー、ユアン・マグレガー。

***

物語は20世紀初頭のロンドンから始まる。
ビアトリクス・ポターは上流階級の家に生れ、
仕事なんかしなくても暮らしていける身分だった。

しかし、幼いころから絵を描くのが好きだった彼女は、
絵本を出すのが夢だった。

親からは32になって独身であることを責められ、
グリーティング・カードに採用はされても、
本になることはない毎日だった。

この日も、ある出版社で相談をしていた。
編集者の兄弟2人は服を着たウサギの絵にともに渋い顔、
いつものようにあきらめかけたところ、
弟が「出版しましょう」と言ってきたのだ。

実は、会社を手伝いたいという
3男で末弟のノーマン(ノーマン・ウォーン、ユアン・マグレガー)に
売れそうもない本の出版を押しつけて、
仕事をあきらめさせようという魂胆だった。

初仕事に張り切るノーマン、ビアトリクスの絵に魅せられ、
子供のための小さい絵本が完成する。

絵本の出来に感心したノーマンは、
ビアトリクスに次回作の制作を勧め、
たちまち彼女は有名作家となる。

ビアトリクスはいつしか、ノーマンと恋におち、結婚を決意する。
両親は商売人との結婚に反対、
ひと夏過ぎて恋が冷めなければ認めることになるが、
夏の別荘に行っている間にノーマンは病気であっけなく死んでしまう。

失意に打ちひしがれるビアトリクス、
愛する者を失って再び筆を取る気力もない。
ノーマンの姉のエミリアの慰めもあって、気を取り直した彼女は、
大好きな湖水地方に移り住む決心をするのだった。

***

きれいな物語、良い映画でした。

ビアトリクス・ポター。

ポッターでは、あまりにも有名なハリー・ポッターとは、赤の他人。

*追記*

Beatrix Potter
発音を聞く限り、ビートリックスともビアトリクスとも聞こえる。
というか、その中間くらいの発音。

Potterは、ハリーポッターの時もポターとポッターの中間くらいだから、
カタカナ表記ではどちらでもいいや、と思ってましたが、
ピーター・ラビット関連本では、すでに1971年刊行のものが、
ビアトリクス・ポターとなっていますので、こちらの方が一般的なようです。

***さらに追記***

イギリスで非常に有名な実在の女性を描いた映画で、
どうしても史実との違いを取りざたされるのはやむをえまいが、
本国イギリスではいろいろな議論が起こったようである。

「ピーター・ラビット」はウォーン兄弟の出版社によって
はじめて世に出たのではなく、それ以前に自費出版していたこととか、
後に結婚するウィリアム・ヒーリスは幼馴染でなく、
ビアトリクスより年下だったとか。

なにより、イギリス人をアメリカ人が演ずることの異論もあったようだ。
これは一瞬理解しがたいが、
「サユリ」をチャン・ツィーが演じた違和感に通じるものかもしれない。



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Mussy)
2007-09-02 10:44:45
ノーマンは死んでしまうのですね?
ちょっと切ない。

その後のポターがどんな思いで
人生を送ったのか、見たいと思います。
返信する
Mussyさんへ (KGR)
2007-09-02 11:23:44
コメントありがとうございます。

予備知識のない方には、
ちょっと書きすぎたとも思いますが、
チラシにもあるので書きました。
(チラシでは「突然消えてしまう」となっている)

書きすぎると興味が削がれるし、
書かないとどんな映画かわからない。

難しいですが、
いいものはネタばれしててもみたいですし、
前段はなるべく詳しく書いて、
結末は書かないようにしています。
返信する
イギリス (kimion20002000)
2008-04-23 02:39:45
TBありがとう。
ぼくらからみると、レニーは適役ですが、イギリスの国民的作家ですからね、欧米人の感覚は、また違うかもしれませんね。
返信する
こんばんわ (YOSHIYU機)
2008-10-24 22:23:53
レニーは、ブリジット・ジョーンズも演じてますし
今さら、そんな事を言うのは、おかしい気がします。アメリカ人とイギリス人は、言葉も文化も
日本人と中国人ほどの違いはないですしね。

事実を、ありのままに描いたら、とてつもなく長くなり
しかも、面白くないでしょうね。
返信する
YOSHIYU機さんへ (KGR)
2008-10-24 22:34:46
コメントありがとうございます。

史実と違うことをいちいち言ってたら、
「実話に基づく映画」なんか作れないでしょう。

映画は歴史のテキストではなく、
エンターテイメントですから、
脚色は構わないと思います。

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