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アゲハの蛹、やられていた

2020-06-17 06:53:47 | 昆虫/虫・その小動物
4月に羽化時に手間取って縮れ羽になってしまったアゲハが出たので、残った2つの蛹を固定。
しばらく様子を見ていたが一向に羽化する様子がなく、死んでしまったものと判断。
いつまで虫かごが整理できないので、蛹ポケット毎外に移動。壁に貼り付けておいた。

その後も変化なく時々写真に撮ったり目視確認はしていたが、相変わらず。

今日も写真を撮ったが、じっくり見ていたら、なんと「蛹に穴が」開いているではないか。

最初に見つけたのは奥の蛹。
蛹の角も色が黒くなってしまっているが、左肩辺りに穴。


寄生バエ、寄生バチの穴ではないだろか。

寄生する側の視点でいうと、蛹に小さい穴をあけて産卵。
蛹の中で孵化した幼虫は蛹の中身を食い散らかして、1匹の大きな成虫となって蛹を食い破って羽化するものから
小さい多数の成虫となって産卵の穴から次々と出てくるものまでさまざまな寄生虫がいる。
いずれにしても蛹の中身が餌なので、蛹は死ぬ。

あらためて過去の写真を見ると、かなり前から蛹に穴は開いていたようで、死んだのに気づかず虫かごに入れていたことになる。

さてもう一つの蛹。
これも穴が開いている。


こちら側から見にくい位置に穴が開いている。
複数の穴が開いているようだ。

死んだのはかわいそうだが、原因がわかってよかった。
尚、寄生バチ、寄生バエのうち、最も小さい部類に入るものは,長さ3mmぐらいだから、虫かごの穴を通り抜ける。

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