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試写会「探偵ヨンゴン 義手の銃を持つ男」秋葉原UDXシアター

2012-02-17 21:11:26 | 映画感想
2012/2/15、秋葉原UDXシアター。
ブログクリップのご招待。

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の一環としての
完成披露試写会で、映画祭の代表理事やイメージタレント、
それに監督らの登壇、トークがあったが、それは別記事で。

***
 
ホン・ヨングン、チェ・ソンヒョン、ハ・ウンジョン、ペ・ヨングン。
2011年の「ゆうばりファンタスティック映画祭」でグラン・プリを獲った
オ・ヨンドウ監督がスカパーから製作費支援を受けて撮った作品。

**

歴史博物館で研究員のキム博士が暴漢に襲われ殺されてしまう。
博士はタイムマシンについて研究をしていたらしい。

一方、探偵のヨンゴン(ホン・ヨングン)は、
女社長のハ(ハ・ウンジョン)に多額の借金をしており、
その言いなりになって、カブトムシ探しも請け負わされる。

ある日、ヨンゴン探偵事務所に一人の美女がやってくる。

女性(チェ・ソンヒョン)は時計の写真を出し、

「この時計を持った男を探して殺してほしい。
 でないと私が死ぬことになる。」と言う。

違法なことはできないと断ると、女性は立ち去るが、
気になって後を追うヨンゴンの目の前で女性は何者かに拉致され、
逃走する車は交差点で大型トラックと衝突。
ヨンゴンの介護もむなしく女性は死ぬ。

責任を感じたヨンゴンは時計の主を探し、女性の行動の秘密を知ろうとする。

調査を進めるヨンゴンに迫る敵の手。

ヨンゴンが入手した情報からは意外な事実が浮かび上がる。

いったいその女性は何者だったのか、拉致しようとした一味は、
果たしてヨンゴンは事件の真相を突き止めることができるだろうか。

**

後半のチェの事件を説明する動きは面白かった。
あの服装も面白かったし、こんなひょうきんキャラだっけ、
と思ったのは私だけではあるまい。

タイムトラベル、タイムパラドックスを扱おうとすると、
どうしてもどこかに無理が出てくるのはやむを得ない。

過去をいじった場合、未来に影響が出るのは当然と言えば当然で、
過去の自分が死んでしまうと、現在の自分もいなくなってしまうのは
常道だが、その逆は論理矛盾。

また、未来の自分が過去の自分の行動を知らないのはストーリー展開上
やむを得ないとしてもどの過去とどうリンクしているかを端折ったのは、
やっぱりちょっと苦しい。

時計の謎は解明されずじまい。
日本人やくざの親分もあまり深い意味はなかった。
もう少し義手の銃が活躍してほしかった。

などなどの不満はあるが、そういう点を除けば、
スピード感あふれる展開で面白かった。



韓国語は全く分からないので、字幕を追うしかないが、
右手に縦に出る日本語字幕は読みづらかった。
センター下は英語字幕だったけど、そっちを見たほうが良かったかも。

カブトムシは最初字幕がクワガタだったはずでちょっと混乱した。

余談だが、カブトムシの成虫の寿命は60日程度。
クワガタは種類によっては数年生きるので、
ずっと飼う気ならクワガタの方が良い。

チラシはいただけなかったので、事務局から頂いた写真を縮小してある。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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こんばんは! (ヒロ之)
2013-10-22 01:49:25
コメント有難うございました。
タイムトラベルという要素を事件解決の糸口として上手く活用し、きちんと納得のいく仕上がりにしていたのには好感触でした。
一見複雑になりそうなものを分かりやすく描いていたのもよかったです。
義手が銃になるというアイデアもよかったのですが、私ももう少しアクション部分で活躍させて欲しかったです。
返信する
ヒロ之さんへ (KGR)
2013-10-23 11:10:08
こちらこそコメントありがとうございます。

あれがタイムマシンかよって感じはありましたが、
ああいう形はかえって新鮮でした。

鑑賞中も混乱するようなことは全くなかったし、
ややこしい設定をわかりやすくした点は私も好感触でした。
返信する

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