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能登半島地震(2024/1/1)

2024-01-02 22:53:40 | 事件事故
2024/1/1の午後4時過ぎ。
地震を感じた。
最初は緩やかだったが、徐々に強くなった。
この辺りでの震度は最大2~3程度だったが、えらく長い。

これはちょっと尋常じゃないと思って、TVで確認。

能登半島で最大震度7、マグニチュード7.6の地震発生、
日本海側の広い地域に津波警報、および津波注意報が出ていた。

何より気になったのが、震源が「ごく浅い」となっていたこと。
震源域が浅いほど震源近くの被害が大きくなる。

地震によるビルや家屋の倒壊損壊圧壊、道路の陥没亀裂寸断崩落の恐ろしさはもちろんだが、
火災の恐ろしさは1995年の阪神淡路で思い知った。
大津波の恐ろしさは2011年の東日本で思い知った。
内陸型地震の恐ろしさは2016年の熊本地震が教えてくれた。
今回はそれらに匹敵するぐらいの衝撃。

大津波警報が発令され、家屋の倒壊損壊圧壊、道路の亀裂陥没段差の発生、液状化などのほか、
大規模火災も発生した。

多くの人が思ったであろう、よりにもよって元日の夕方。
多くの人が正月をゆったりと過ごしていたであろうこの時期に。

「今年は辰年、大揺れの1年となるでしょう」などとつぶやいていたり、正月の特集で
「金沢を満喫してきました」とやっていた矢先での地震発生。

太平洋プレート、フィリピン海プレート、北米プレート、ユーラシアプレートがぶつかり合う、
日本ならではの地震の数々。

大地震が発生した場合、気象庁の会見で、「今後2週間程度は同程度の地震が発生する」と予告される。
実際に1,2割は「同程度の地震」が起こっているらしいし、熊本地震では実際そうなっている。

今回そういう話があったかどうかは確認していないが、規模が小さくはなりながらも、
緊急地震速報が発令されるレベルの余震が、立て続けに起こっている。

何か、従来の地震とメカニズムが違うみたいだと思ったのは私だけではあるまい。
ちょっと大きい地震になると、すぐにプレート境界型の地震模型を繰り出して説明するTVも
今回ばかりは、そんな模型では説明できないタイプであることはわかっていたようだ。

詳しいメカニズムは理解できていないが、上昇する流体が断層の亀裂を拡大し、また上昇エネルギーが
上に抜けて解放されるのではなく、水平に広がって広範囲に断層を動かしたらしい。

地震の予知は困難でとしても地震のメカニズムにいろいろなタイプパターンがあるらしいことは
わかっているようだから、説明しやすいプレート境界型地震だけでなく、いろんなタイプについて
きちんと整理して解説してくれるといいのになと思う。

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