2017/12/13、109シネマズ木場。
3番スクリーン、K列中央を選択。
水曜のせいか、女性客多し。
*
堺雅人、高畑充希、中村玉緒、堤真一、安藤サクラ、三浦友和、鶴田真由、
市川実日子、ムロツヨシ、要潤、吉行和子、橋爪功。
*
出版社に勤めていた中村亜紀子(高畑充希)は元担当で12歳年上の
ミステリー作家の一色正和(堺雅人)と結婚して退社。
正和の鎌倉の自宅に引っ越してきた。
編集の本田(堤真一)に急かされたり、鎌倉署の心霊捜査課の稲荷刑事(要潤)の依頼で
殺人事件の捜査に協力したりの毎日。
幽霊や魔物、妖怪が普通に闊歩する町、鎌倉。
妖怪が売る松茸に紛れた毒キノコで幽体離脱仕掛けたりの毎日。
貧乏神に住み込まれるが、お人好しの亜紀子は貧乏神にも優しくする。
近所に住む旦那が心配で幽霊となっていた優子(吉行和子)は旦那(橋爪功)の死で、
死神(安藤サクラ)に連れられて、タンコロで黄泉の国に。
亜紀子は正和に原稿依頼の連絡に行こうとして転倒してゆうたい幽体離脱してしまう。
寿命はまだあるはずなのに、体が行方不明になり、やむなく黄泉の国に行く亜紀子。
死神によれば、体があれば生き返ることも可能だと言う。
正和は亜紀子の体を探しだし、黄泉の国に亜紀子の魂を連れ戻しに行こうと考える。
果たして正和の思惑は成功するのか。
そして亜紀子が寿命を残しながら死んでしまった真相とは。
**
原作は、月刊まんがタウン連載中の西岸良平のコミック「鎌倉ものがたり」。
原作での正和の父のペンネームは湖南独伊留で、一色宏太郎のアナグラムではない。
観客にとって大した問題ではないが、おそらく権利関係の問題があったか、避けたかだろう。
「DESTINEY 鎌倉ものがたり」のネーミングは
「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じ手法のようだが、
なぜタイトルの先頭に英語をつけるのかは分からない。
** 追記 **
クマネズミさんからの情報によると、タイトルの先頭に英語をつけるのは
監督ではなく、プロデューサーのアイデアで
「若い観客がチケットを買うときに言いやすいから」だとのことです。
私は十二分に若くないせいか「言いやすい」とはとても思えないし、
オンラインで買うときは言いやすいかどうかはあまり意味がないのでは
と思ってしまいました。
会話の中では「ディスティニイ、見た?」とか使うのかもしれませんね。
「鎌倉ものがたり、見た?」よりはかっこいいかも。
**(追記終わり)**
*
原作のエピソードをどの程度盛り込んでいるのかわからないが、
結構入り組んだ物語を破綻も混乱もなく、きれいに仕上がっていた。
堺雅人(44)と高畑充希(25)の組み合わせは、
原作(正和:33、亜紀子:21)よりも差があるが、違和感はなく、
雰囲気も良く出ていた。
序盤に登場する掛軸、置物、フィギュアは伏線になっていて、
後でああそういうことだったのか、と分かる仕組み。
黄泉の国の形は、個々人の想像の物だと言うことで、それへの異論はない。
しかし、現世と黄泉の途中駅は何だったのか。(臨死駅?)
また、黄泉駅よりもかなり手前から黄泉の街が広がっている世界観はちょっと違和感。
3番スクリーン、K列中央を選択。
水曜のせいか、女性客多し。
*
堺雅人、高畑充希、中村玉緒、堤真一、安藤サクラ、三浦友和、鶴田真由、
市川実日子、ムロツヨシ、要潤、吉行和子、橋爪功。
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出版社に勤めていた中村亜紀子(高畑充希)は元担当で12歳年上の
ミステリー作家の一色正和(堺雅人)と結婚して退社。
正和の鎌倉の自宅に引っ越してきた。
編集の本田(堤真一)に急かされたり、鎌倉署の心霊捜査課の稲荷刑事(要潤)の依頼で
殺人事件の捜査に協力したりの毎日。
幽霊や魔物、妖怪が普通に闊歩する町、鎌倉。
妖怪が売る松茸に紛れた毒キノコで幽体離脱仕掛けたりの毎日。
貧乏神に住み込まれるが、お人好しの亜紀子は貧乏神にも優しくする。
近所に住む旦那が心配で幽霊となっていた優子(吉行和子)は旦那(橋爪功)の死で、
死神(安藤サクラ)に連れられて、タンコロで黄泉の国に。
亜紀子は正和に原稿依頼の連絡に行こうとして転倒してゆうたい幽体離脱してしまう。
寿命はまだあるはずなのに、体が行方不明になり、やむなく黄泉の国に行く亜紀子。
死神によれば、体があれば生き返ることも可能だと言う。
正和は亜紀子の体を探しだし、黄泉の国に亜紀子の魂を連れ戻しに行こうと考える。
果たして正和の思惑は成功するのか。
そして亜紀子が寿命を残しながら死んでしまった真相とは。
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原作は、月刊まんがタウン連載中の西岸良平のコミック「鎌倉ものがたり」。
原作での正和の父のペンネームは湖南独伊留で、一色宏太郎のアナグラムではない。
観客にとって大した問題ではないが、おそらく権利関係の問題があったか、避けたかだろう。
「DESTINEY 鎌倉ものがたり」のネーミングは
「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じ手法のようだが、
なぜタイトルの先頭に英語をつけるのかは分からない。
** 追記 **
クマネズミさんからの情報によると、タイトルの先頭に英語をつけるのは
監督ではなく、プロデューサーのアイデアで
「若い観客がチケットを買うときに言いやすいから」だとのことです。
私は十二分に若くないせいか「言いやすい」とはとても思えないし、
オンラインで買うときは言いやすいかどうかはあまり意味がないのでは
と思ってしまいました。
会話の中では「ディスティニイ、見た?」とか使うのかもしれませんね。
「鎌倉ものがたり、見た?」よりはかっこいいかも。
**(追記終わり)**
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原作のエピソードをどの程度盛り込んでいるのかわからないが、
結構入り組んだ物語を破綻も混乱もなく、きれいに仕上がっていた。
堺雅人(44)と高畑充希(25)の組み合わせは、
原作(正和:33、亜紀子:21)よりも差があるが、違和感はなく、
雰囲気も良く出ていた。
序盤に登場する掛軸、置物、フィギュアは伏線になっていて、
後でああそういうことだったのか、と分かる仕組み。
黄泉の国の形は、個々人の想像の物だと言うことで、それへの異論はない。
しかし、現世と黄泉の途中駅は何だったのか。(臨死駅?)
また、黄泉駅よりもかなり手前から黄泉の街が広がっている世界観はちょっと違和感。
まさにおっしゃるように、「堺雅人(44)と高畑充希(25)の組み合わせ」は、「違和感はなく、雰囲気も良く出ていた」ようにクマネズミも思いました。
なお、本作のタイトルの「DESTINY」ですが、天頭鬼が「おまえら2人は、平安の昔から何回夫婦になれば気が済むんだ」と怒った点が関係しているように思います。正和と亜紀子が結ばれるのは、千年以上も昔から「運命の赤い糸」で2人が結び付けられているからと本作ではされているようです。
gooブログがTBを止めてしまったのが残念ですが今後ともよろしくお願いします。
DESTINYが正和と亜紀子の千年にもわたる運命を表しているのは理解できましたが、どうして単純に「鎌倉ものがたり」ではいけなかったのか、が理解できませんでした。
総じて、山崎監督の手掛けた作品のタイトルには、英語が付け加えられています。
ただ同監督は、下記の記事によれば、「頭に英語が付いたタイトルは、僕ではなく、ほとんどがプロデューサーの阿部(秀司)さんのアイデア」「若い観客がチケットを買う時に言いやすいから」と言っているようです(同氏は、例えば『LIMIT OF LOVE 海猿』のプロデューサーです。同氏がプロデュースした山崎監督の『海賊とよばれた男』なども、英語を付け加えたかったのかもしれませんが、あるいは原作者が許可しなかったのかもしれません)。
なお、山崎監督は、2020年の東京五輪開閉会式演出に携わることになったようですね。
http://www.tvguide.or.jp/column/tvguideshinsho/20141128/
英語をつけた理由を補足いただいてありがとあうございます。
こちらの表現が舌足らずでした。
「なぜ英語をつけるのかはわからない」に直します。
プロデューサーのアイデアだったんですね。
でも「言いやすい」と思えないのは私にはもう若者の気持ちがわからないことの証明でしょう。