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試写会「MW-ムウ-」@よみうりホール

2009-06-23 23:38:18 | 映画感想
2009/6/22、有楽町よみうりホールでの開催。

玉木宏、山田孝之、石田ゆり子、石橋凌、林康文、鶴見辰吾、品川徹。

原作、手塚治虫

***

16年前、沖の真船島でのおぞましい光景。
おびただしい数の死体、残った島民も、防護服の男たちに射殺されていった。
そして焼き払い。

そんな中を隠れおおせ、島を脱出できたのはわずかに2人の少年だった。



16年後、バンコク。
一人の男が、カバンを抱え、街中をかけていき、広場の公衆電話にたどりつく。
男は建設会社幹部岡崎(中村育二)、その娘を狙った身代金要求の営利誘拐だ。
周りには警戒中の私服警官。
バンコク警察の威信をかけた警戒態勢が敷かれていた。

応援に駆け付けた沢木刑事(石橋凌)と部下の橘(林康文)も手持無沙汰だ。
しかし、沢木は何となく違和感を感じていた。
犯人は公衆電話で岡崎に次の場所を指定。
次の場所はビルの屋上。
そこに置かれた携帯は、またも次の場所を指定するのだった。
次の場所は、とあるホテルの最上階。
犯人は、おとりと陽動を繰り返す。
沢木は鋭い感で犯人を見つけ、追うが結局は取り逃がす。

話はバンコク警察に戻り、LA新世紀銀行のエリート行員、結城美智雄(玉木宏)
身代金の1億円を用意したのは結城だった。
結城は札の番号を警察に渡し、捜査に協力する。

雨の中、倉庫についた岡崎の前に結城が姿を見せた。ついで、岡崎の娘も。
娘は誘拐は結城と仕組んだ狂言だったと言うが、結城はあっさりと娘を殺す。
うろたえる岡崎、岡崎が何かに気づいた瞬間、結城は岡崎に向って銃を放った。



舞台は東京。
東京中央新聞の牧野京子(石田ゆり子)は、
岡崎の誘拐殺人をただの誘拐殺人ではないとにらんでいた。

牧野は、部下の溝畑(山本裕典)と、別のバラバラ殺人事件との共通点である
「沖の真船島」の調査を続け、ひとつの真実にたどりつく。

養護施設併設の教会、賀来裕太郎神父(山田孝之)は、結城の犯罪を知っていた。
いや、むしろ犯罪に加担しており、止めたいと思っていた。
岡崎事件を橘に告白しようとする賀来。
結城はそれを察知して橘を殺す。

島の事件の真相を知るのは、与党の望月大臣(品川徹)、
そしてLA新世紀銀行の山下本部長。

結城の狂気は続く。
はたしてMWとは。

牧野は事件を白日の下に晒すことができるだろうか。
そして、結城の真の目的は。

***

手塚作品は好きだが「MW」は未読。
映画ということもあって当然だが、細かい点は変えてあるらしい。

まずまず面白く、セリフ回しなどは小気味いいが、いかんせん全体に長い。
バンコクのシーンももっと端折れるだろうし、全部を盛り上げすぎ。

あのカメラワークは多用しすぎ。
必要なシーンはもちろんあるけど、使い過ぎは安売り。

またあの爆破シーンはおかしい。
飛行機にミサイルが当たった様子とは思えない。
CG作成チームは、もっともよく調べるべきだった。

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2 コメント

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最後はあっさり (ノルウェーまだ~む)
2009-08-06 01:10:55
KGRさん、トラコメありがとうございます!
最初のバンコクのしつこさに比べて、最後があっさりしすぎでしたよね。
最も盛り上げるべき部分だったでしょうに。
基地にあっさり侵入しちゃうのも何だし、おまけに飛行機に乗り込んでて、まるで本職がスパイみたいでした。
返信する
ノルウェーまだ~むさんへ (KGR)
2009-08-06 08:51:13
こちらこそコメントありがとうございます。

基地への入り方、基地でのMWの奪取、
そして逃亡まで、到底緊迫感なくあっさり進行。

ジェイソン・ボーンでもああはいきません。
返信する

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