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映画「ジャック・リーチャー:Never Go Back」@109シネマズ木場

2016-11-19 09:49:25 | 映画感想
2016/11/12、109シネマズ木場。
シアター7、9列121席と小さめ。
中央通路直前のF列を選択する。



トム・クルーズ、コビー・スマルダース、
パトリック・ホイジンガー、ホルト・マッカラニー。

**

冒頭は予告通りのカフェのシーン。
保安官と助手がジャック・リーチャー(トム・クルーズ)を逮捕するが、
リーチャーの予告通り保安官が逮捕される。

MPのターナー少佐(コビー・スマルダース)は逮捕について
リーチャーに電話で礼を言い、そのうち食事でもと言葉を交わす。
しかし、DCに着いたリーチャーがMP本部にターナー少佐を訪ねると、
モーガン大佐(ホルト・マッカラニー)がいてターナー少佐は逮捕されたという。

リーチャーはすぐに退席、機転を利かせて弁護士の名前を聞き出す。
弁護士のムーアクロフト大佐(ロバート・カトリーニ)に会うと
ターナー自身がリーチャーに会いたくないと言っているとのこと。

その理由の一つにリーチャーの身に覚えのない養育費の未払いがあるという。
リーチャーはターナー少佐の身の潔白を証明すると同時に、自分に向けられた
隠し子疑惑についても調べる必要に迫られる。

果たして、ターナー少佐の冤罪とその奥に隠された疑惑とは。
リーチャーの娘は本当に自分の娘なのか。

今度の殺し屋は非情で強力。リーチャーにも負けていない。
リーチャーはこの魔手を逃れ事件を解決することができるだろうか。

**

前作では冷静沈着、わずかな手掛かりで的確な推理をして敵を追い詰めていく。
そして時には非情冷酷な面も持ち合わせる。

今作は前作よりはそれらは薄まり、娘(?)に弱いウェットな面を強く見せる。

これが前作の良さが出ていないとみるか、これもありとみるか。
ハードボイルド・ホームズ的な前作に比べ、よくあるアクションものになったとみるか。

娘のために無茶苦茶するリーアム・ニーソンの「96時間」との類似を指摘する人もいるが、
娘に振り回されるという点でケビン・コスナーの「ラスト・ミッション」を思い起こした。

また、完全無敵ではなく、敵も強い。
前作のジェイ・コートニーもしぶとかったが、今作のパトリック・ホイジンガーはそれを上回る。



コビー・スマルダースは「アベンジャーズ」のニック・フューリーの秘書のマリア・ヒル。
173cmの正統派美人で、吉田羊や江口ともみのような整った顔立ち。
劇中のセリフにもあったが、実年齢も34。

娘役のダニカ・ヤロシュは初見で全く知らない。
実年齢は20歳でTVで活躍する女優のようだ。



リー・チャイルドの原作は2016年までに21作が出ている。
前作は9作目(原題:One Shot、訳題:アウトロー)の映画化。
今作は18作目(原題:Never Go Back、訳題:ネバー・ゴー・バック)に当たる。

まだ、原作はたくさんあり、続編は可能だが、全米の興収から見て微妙なところではある。


** 追記 **

よそ様のブログを見て、「パトリック・ヒューシンガー」と書いてあるのに気づいた。
綴りは「Heusinger」なので、うっかりドイツ語読みでホイジンガーと書いた。
英語読みなら確かに「ヒューシンガー」のほうが近いでしょう。
アメリカ、フロリダ生まれ。

おそらくはドイツ系だろうと勝手に思っていたが、IMDBによれば
友からはアイルランド系のあだ名でPADDYと呼ばれているとのことで、
ドイツとは直接は関係ないのかもしれない。

と、言いつつもホイジンガーの記述は直してませんけど。

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2 コメント

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必殺仕掛人 (iina)
2016-11-23 09:23:39
>法の枠を超えて悪を成敗という点ではダーティ・ハリーっぽいですが、本当にジャック・リーチャー自身がアウトローなのかはちょっと違う気がしないでもありません。
『必殺仕掛人』の藤田まこと演じる中村主水みたいですね。主水は奉行所の役人で、ダーティ・ハリーは刑事でした。
http://hissatsu2009.asahi.co.jp/about.html

それに、アウトローというより、堂々と名乗って正面から助っ人として戦ってますからね・・・。

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iinaさんへ (KGR)
2016-11-24 15:30:25
そうなんですよ。
前作でも確かに法令違反のことはやってますが、裏稼業(=アウトロー)という感じではなく、基本体制側に近い人物ですから、元刑事の探偵とか、辞め検弁護士みたいな気がします。
ただ、今作はエンタメに振り過ぎで、最近のアクション映画にありがちな続編となっているのは賛否別れるかもしれません。
前作よりトムちんっぽいっちゃあそうですが。
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