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マンリョウ、その後

2021-12-05 15:01:55 | 花卉草木
バルコニーに知らないうちに生えていた正体不明の草と言うか木と言うか、
花が咲いても正体わからず、実が生ってマンリョウと判明。

マンリョウと言うからにはセンリョウやヒャクリョウ、ジュウリョウ、イチリョウと同系統の植物だと思ってました。
「何両」か判別するのは難しいのかも、と勝手に思っていました。
しかし、似ているのは赤い実だけ。

マンリョウはヤブコウジ科(またはサクラソウ科)で、葉はそれほど鋭くはないものの柊のようにギザギザがきつく、
実は枝の天辺ではなく、少し下に下向きに付く。
別名をヤブタチバナと言うそうだ。

センリョウはセンリョウ科で、葉はギザがあるが、赤い実(別の色もある)が枝の天辺に上向きに付く。
見映えとしてはセンリョウの方が正月飾りなどに向いているように思うがどうだろうか。
クササンゴともいわれる。
非常に高価で高いものは千両するからセンリョウとも、マンリョウより実が少ないのでセンリョウとも。
逆にマンリョウはセンリョウより実が多いのでマンリョウと言われるようになったとの説もあるようだ。

ヒャクリョウはヤブコウジ科で葉の縁はなめらかで葉はやや細長い。
カラタチバナとも呼ばれるそうだ。
センリョウ、マンリョウより実の数は少なめのようだ。

ジュウリョウはヤブコウジ科でヒャクリョウより小さめで、葉の縁はスムーズ。
マンリョウ、センリョウ、ヒャクリョウなどとの兼ね合いで十両になったらしい。
ヤブコウジとも呼ばれるそうだ。

イチリョウは、同じ赤い実だがアカネ科で、鋭いとげがある。
アリも突き刺してしまうと言われアリドオシ(蟻通し)と呼ばれるようだ。
今気づいたけど、バルコニーで葉がイチリョウによく似た棘のある低木が(勝手に)何本か生えている。
今まで花が咲いたことも実が生ったこともなく、棘が危ないので大きく剪定しているが、ひょっとしてイチリョウかも。
マンリョウ同様イチリョウを植えた覚えもないが、鳥が種を蒔いていった可能性もあるので、
来季は切り取ってしまわず、花や実を確認したい。

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