ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

PC戻る、やはりマザーボード不良。

2007-09-13 11:30:06 | IT
サポートに送ったPCが返ってきた。

やはり、マザボの不良だったようだ。

このTF-7050-M2に限らず、一定の比率で不良品は存在する。
問題はその不良率をどの程度見込むかだ。

笑い話として、アメリカのある企業が日本のメーカーに部品を発注。
このとき、自国内では相当厳しいと思われる不良率を指定した。
たとえば、不良率は0.01%未満、という風に。
この場合は不良品は、1万個に1個あってはいけない、ということだ。

しばらくして、日本のメーカーから問い合わせが来た。

納期や数量についてすべて承諾したが、
ただ一点、
不良品用の設計図が届いていない、
というものだった。

つまり、何がおかしいかというと、
アメリカでは非常に厳しい不良率が、
日本では桁違いに多い率なので、
わざわざ不良品として作らなければ
発生し得ない、ということなのだ。

つまり、それくらい日本製品の品質は群を抜いていて、
故障品、不良品を出荷することは断じてあってはならない、
というのが基本姿勢。

欧米や台湾などでは、
いくらちゃんと製造しても、
一定の比率で故障はあり得るので、
それを見込んだサポート体制を充実させる、
というもの。

品質の向上、不良の削減はある時点から、
急激に費用対効果のカーブが変わるから、
(要は少し品質を上げるのにべらぼうに金がかかるので)
どこまでやるか、サポートと品質向上のバランスをどうするかの
考え方の問題でもある。

さて、話を元に戻すと、約束通り1週間以内に物は返送された。

わざわざ組み直し、テストインストールまでしたわけだから、
この品に関して言えば、
交換したマザーボード代だけでなく、
組み上げたPCのばらしと再組み上げ、
テストインストール作業とそれを消す初期化作業、
その他の確認作業、
そして往復の宅配便費用。

マンパワーまで換算すると、何万円かになってしまう。
これでは、全額返金したほうが簡単かもしれないくらい。

一般の電化製品に比べるとPCの故障率は高いと思われる。

これは先に述べた品質に対する考え方の違いもあるだろうが、
PCがいろいろなメーカー製の基本パーツの
組み合わせでできているからということもある。

したがってショップの対応は、他の家電品に比べ、
かなりシビアーで迅速さを要求されるが、
その点では今回のショップは合格。
信頼に値するといえるだろう。

これが日本の大メーカーとなると、
もちろんきちんとはやってくれるのだが、
元来故障なんかしない前提でモノを作っているので、
段取りというか手間暇というか、時間がかかる。
出先の修理受付窓口まで持ってこいとか言うしね。

2回行ったことがある、T社とH社の修理窓口。
どっちも親切でしたけど。

ショップは持ち込みもできるけど、着払いで送れ!が基本。

まあ、いずれにせよ、パーツ交換で組みあがって返ってきたPC、
無事にOSインストールできました。

とりあえずは、OSとウィルス対策ソフトを入れて、
それぞれのセキュリティアップデートをかけたところ。

これからじっくりとカスタマイズ、他のソフトのインストールを行う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 死刑請求と死刑廃止論 | トップ | RFID2007 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

IT」カテゴリの最新記事