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2023/3/11の朝の東京スカイツリー

2023-03-11 12:52:24 | 東京スカイツリー
2023/3/11の朝の撮影時刻は8:05頃。

朝8時の気温は12.5度、湿度45%、北の風、1.5m/s。
PM2.5は14μg/立米、SPMは19μg/立米でした。

**

今日は12年前、2011年に宮城県沖の地下160kmを中心とした震源域で発生した地震による
東日本大震災の起こった日です。

地震の規模はマグニチュード9.0と、観測史上最大。
阪神淡路大震災の7.3とは1.7差、実に360倍のエネルギー。

*注*
マグニチュードは2違えば、エネルギーが1000倍違う。
つまり0.2ごとに2倍違う。
0.2差で2倍、0.4差では4倍、0.6差で8倍、0.8差で16倍、1差で32倍違うので、
1.7違えば、大体360倍異なることになる。


最も阪神淡路は震源が地下16kmと浅い大都市直下地震ではあったものの津波がなく、
6千人超の死者の大半が圧死と焼死。(建物倒壊などによる圧死が90%以上だったとされる)

東日本大震災では、数十メートルにも及ぶ巨大津波が押し寄せた。
死者・行方不明者が18000人を超え、その90%以上が津波などによる溺死とされる。

とにかく津波は怖い。
高潮と違って、海全体が持ち上がるのだから、高さだけでは表せない水量になる。
防潮堤や護岸なども想定を超える津波で破壊された。
防災庁舎などに避難したもののそれを超える津波で亡くなった人や、
学校などで避難開始したものの、結果的に逃げ遅れて亡くなった方も多い。
一方で、ご自宅の屋上に上がり、家は完全に水没したが階段屋の上に載って助かったとか、
車ごと流されたが、橋に引っかかったとか、建物に挟まったため脱出できて助かった人など、
まさに生死は紙一重だったようだ。

津波は巨大な水量が一気に押し寄せてくるだけではなく、圧倒的な破壊力でぶつかったものを破壊し、
瓦礫や泥も一緒に押し流す。車や船も人も流す。
結果、押し寄せてくるのはきれいな水ではなく、いろんなものが混じったどす黒い泥流。
さらに引き波で連れ去られ、第2波、第3波に襲われる。
巻き込まれた方の恐怖感、絶望感は計り知れない。

東京は、津波被害がさほどではなかったが、激しい揺れに駅や体育館などでは天井板の落下が相次いだ。
うちのマンションでも、外壁に亀裂が入り、EVが止まり、室内は落下物が散乱。
帰宅しても部屋に戻れなかったり、自室が不安で自主避難する人のために共用室の一部を開放した。

鉄道が止まってしまったため、歩いて帰宅する人が続出。
うちの息子も3時間ほど歩いて帰ってきた。
車は大渋滞で、通りの自転車屋はすべで完売し、歩くしかなかったそうだ。

その後も混乱は続き、原発の事故による放射能汚染に、千葉の石油施設の火災などでのガソリン不足で、
流通が停滞したことと、人々が備蓄を増やそうとしたため、品物不足、価格高騰が発生した。

私も「E」に近づきつつあるメーターを見ながら、エコドライブを心掛けた記憶がある。
余震が続き、地面が揺れているのか自分が揺れているのか、わからなくなることもしばしば。

ようやく落ち着いたのはいつ頃だったかもう覚えていないが、地震発生時はさすがにビビった。
津波もなく震度5程度のこの辺りにいてもそうだったので、東北各地の方々の恐怖は
すごかったろうとは思うものの、到底推し量ることができない。

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