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映画「SP野望篇」@ユナイテッドシネマ豊洲

2010-11-09 22:57:59 | 映画感想
2010/11/8、ユナイテッドシネマ豊洲。

岡田准一、堤真一、真木よう子、香川照之。

**

冒頭は六本木ヒルズでの閣僚を招いた何かの開会式のシーン。
周辺を警護するSPは、観衆に不穏な動きがないか警戒を続けていた。
警戒するSPの係長、尾形総一郎(堤真一)の呼びかけに、
笹本(真木よう子)山本(松尾諭)石田(神尾佑)と違って、
井上薫(岡田准一)は頭痛とめまいの中で危険を予知していた。

ステージに近づく男は傘に仕込んだ爆弾を持っている。
咄嗟に会場に駆け下り、男を確保しようとするが、男は傘を捨てて逃げ、井上の追走が始まる。
トラックの荷台に飛び乗ったりの奮闘の末、地下鉄構内に入り、ようやくの思いで男を逮捕する。
(駅名は麻布台だったらしい、もちろん架空だが、麻布十番か赤羽橋辺りの想定か)

場面は変わって警視庁。
テロリストの男を確保したはいいが、予告で散々見た車の上を走ったり、壁の三角飛びをしたりで、
挙句は地下鉄構内での大暴れを叱られるかと思いきや、褒められ、肩透かしを食らう。

一方、ニュースで井上らの動きを見ていた与党幹事長、伊達國雄(香川照之)は自身の政治資金パーティ後に、
支援者に混じった政務官らと密会、尾形に井上の懐柔もしくは排除を指示する。

伊達の政治資金パーティにボーイとして紛れ込んでいた田中(野間口徹)は、伊達と滝川、安斎、西島、の存在を知り、
尾形のチームにも近づいていく。

翌日井上たちは伊達の警護、その後官房長間の警護につき、暴漢に襲われるが、果たして。

***

はっきり言って突っ込みどころ満載。
井上(岡田准一)の危機予知能力は設定だからいいとして、なんで撃たないの、なんで応援呼ばないの、
あれだけの騒ぎを起こしといて(近隣住民も含めて)誰も警察に連絡しないし、だらだらと走るだけ。
官房長官をだしにしてSP(特に井上)を狙っているのはわかりますが、なんかよくわからなかったな。

**

97分と短い割には長く感じた。
冒頭の六本木界隈を走るシーンも長いし、官邸に向かうシーンも狙撃待ちのシーンも長い。
革命編(後編)がどういう展開になるのかわからないが、
合わせて1本で十分じゃないかと、見る前から思っちゃったりして。



2007/11から2008/1にかけて、フジテレビで全11回放送されたドラマの続編の位置づけ。
TVシリーズは全く知りませんので、TVを見た人ならわかるだろう設定はよくわかりません。
井上の超能力のいきさつは勿論、西島理事間の自殺とか、新しいSP(木内、青池)らの位置づけとか。

映画はエピソード5ということになっている。
TVシリーズがエピソード0~4になっているので、後程おさらいをしておこう。

SPの持つ拳銃、一瞬ワルサーPPKかと思った。
ワルサーPPKを使っている隊員もいるようだが、実際にはちょっと外観の似た
SIG SAUER P230JPが使われているそうだ。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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Unknown (KLY)
2010-11-10 02:05:02
TVシリーズを知っているとかいないとか、それ以前にドラマとしていい加減過ぎるうえに中味がなさ過ぎだと思いました。
岡田君のアクションは大したものだと思うのですが、もしそれを見せたいならそれ用の脚本にすべきだと思いますし。
俳優が好きだっただけに非常にガッカリでした。
返信する
KLYさんへ (KGR)
2010-11-10 02:13:48
>ドラマとしていい加減過ぎるうえに中味がなさ過ぎ

同感です。

ドラマの続編としてのある程度のしがらみは理解しますが、到底2週連続1位になるほどの映画とは思われません。

続編と合わせて1800円なら許しますが、丸々1本分の金をとれる映画ではないと思います。
100歩譲っても千円以上取ったらぼったくりです。

先日映画評論家のどなたかが、例の海保系の映画が1位になった時、TVで宣伝した映画が1位になるのは今に始まったことではないが、
観客の映画に対するリテラシーが下がってしまい、つまらない映画が1位になるのは許しがたい的な発言をされていたのを思い出しました。
返信する
Unknown (akt)
2010-11-10 22:52:39
エキストラで参加されたシーンは如何でしたか?
返信する
aktさんへ (KGR)
2010-11-11 00:26:18
香川照之(伊達國雄)の政治資金パーティの場面で、野間口徹さんの背後に2度ぼやけて写ってました。
自分がどこにいたと知っていたから分かるといったところでしょうか。

その後、香川さんが来客らと握手するシーンにもカメラ位置を微妙に気にしながらその周りにいたのですが、私と一緒にいたエキストラの方は写ってましたが私は写っていませんでした。
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