2023/5/24 ユナイテッドシネマ豊洲 6番スクリーン。
アカデミー賞で話題になる前から気になっていた映画。
その、第95回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞、撮影賞、編集賞、脚本賞の
6部門にノミネートされ、他の映画祭などで、70の賞を勝ち取った。
また、ケイト・ブランシェットがこの作品を最後に映画出演を辞めると言ったと言われる作品。
*
ケイト・ブランシェット、ノエミ・メルラン、ニーナ・ホス、マーク・ストロング、ソフィ・カウアー。
*
ベルリン・フィルハーモニー初の女性指揮者として名を馳せたリディア・ター(ケイト・ブランシェット)。
既にベルリン・フィルの指揮者としてオーケストラを指揮するター。
マーラーの交響曲の最後のライブ録音を控え、新曲の作曲にも勤しんでいる。
楽団のコンサートマスターで第1バイオリンのシャロン(ニーナ・、女性)と恋人で一緒に住んでいる。
楽団の副指揮者はセバスチャン。
(確か)チェリストで指揮者の夢を見ているエリオット(マーク・ストロング)とも親しい。
副指揮者候補で、ターのマネジャー的役割を担う、フランチェスカ(ノエミ・メルラン)と、
その恋人のクリスタ(女性)もターの指導を受けた一人。
バリバリのレズビアンを公表しているターの指揮の講義で、LGBTを毛嫌いする生徒と口論になる。
そんな中、ターに見限られたクリスタが自殺してしまう。
自殺はターのセクハラ、パワハラが原因だとする投稿がなされ、講義での口論が意図的に編集されてアップされる。
ターもハラスメントに心当たりがあるのか、メール履歴などを消してしまい、フランチェスカにもそうするよう指示する。
しかし、フランチェスカはクリスタとのメールを残しており、ターの不審を買う。
セバスチャンは、ターの指揮に異論を唱え、考えが古いとされて首にされるが、ターを罵ってしまう。
ライブ録音のもう1曲に、チェロのソロパートのある曲を選ぶと、形だけと言いながら、オーディションを行う。
第1チェリストだけと思ったオーディションに新参チェリストのオルガ(ソフィア・カウアー)も参戦。
オーディションの結果は全員一致でオルガ。
しかし、彼女は廃ビルのようなマンションに住んでおり、得体が知れない。
セバスチャンの後任には、当然自分が選ばれると思っていたのに外部招聘を告げられたフランチェスカは、
仕事を放り出していなくなってしまう。
ターは動画や投稿のせいで非難が殺到し、ベルリンフィルの役員会でスポンサーからの不評が問題視され、
仕事場でのピアノの騒音問題もあって、徐々に精神的に疲弊していく。
果たして、ターはどうなってしまうのだろうか。
*
実在の人物だと思っていて、仮に存命の人物ならこの描き方はまずいだろうと思っていたが、
そうではなく、架空の人物とする記述もあり、それなら合点がいく。
冒頭、オーディションの音声だけが流れ、画面は真っ黒。
すぐにエンディングで流れるような大量のクレジットが表示されたので、
「ああ、そういう映画なのね」と妙に納得した。
もちろん、エンドクレジットもあったが、オープニングで多くが流れたのでエンドロールは短い。
オーディションのシーンでは、ステージは衝立で仕切られて、審査する者(客席で聞いている)に
誰の演奏かわからないようになっている。
映画は権力が不協和によって、挫折と転落をもたらすことの象徴らしい。
その意図は伝わるが、救いようのない感じがしたのは私だけだろうか。
アカデミー賞で話題になる前から気になっていた映画。
その、第95回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞、撮影賞、編集賞、脚本賞の
6部門にノミネートされ、他の映画祭などで、70の賞を勝ち取った。
また、ケイト・ブランシェットがこの作品を最後に映画出演を辞めると言ったと言われる作品。
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ケイト・ブランシェット、ノエミ・メルラン、ニーナ・ホス、マーク・ストロング、ソフィ・カウアー。
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ベルリン・フィルハーモニー初の女性指揮者として名を馳せたリディア・ター(ケイト・ブランシェット)。
既にベルリン・フィルの指揮者としてオーケストラを指揮するター。
マーラーの交響曲の最後のライブ録音を控え、新曲の作曲にも勤しんでいる。
楽団のコンサートマスターで第1バイオリンのシャロン(ニーナ・、女性)と恋人で一緒に住んでいる。
楽団の副指揮者はセバスチャン。
(確か)チェリストで指揮者の夢を見ているエリオット(マーク・ストロング)とも親しい。
副指揮者候補で、ターのマネジャー的役割を担う、フランチェスカ(ノエミ・メルラン)と、
その恋人のクリスタ(女性)もターの指導を受けた一人。
バリバリのレズビアンを公表しているターの指揮の講義で、LGBTを毛嫌いする生徒と口論になる。
そんな中、ターに見限られたクリスタが自殺してしまう。
自殺はターのセクハラ、パワハラが原因だとする投稿がなされ、講義での口論が意図的に編集されてアップされる。
ターもハラスメントに心当たりがあるのか、メール履歴などを消してしまい、フランチェスカにもそうするよう指示する。
しかし、フランチェスカはクリスタとのメールを残しており、ターの不審を買う。
セバスチャンは、ターの指揮に異論を唱え、考えが古いとされて首にされるが、ターを罵ってしまう。
ライブ録音のもう1曲に、チェロのソロパートのある曲を選ぶと、形だけと言いながら、オーディションを行う。
第1チェリストだけと思ったオーディションに新参チェリストのオルガ(ソフィア・カウアー)も参戦。
オーディションの結果は全員一致でオルガ。
しかし、彼女は廃ビルのようなマンションに住んでおり、得体が知れない。
セバスチャンの後任には、当然自分が選ばれると思っていたのに外部招聘を告げられたフランチェスカは、
仕事を放り出していなくなってしまう。
ターは動画や投稿のせいで非難が殺到し、ベルリンフィルの役員会でスポンサーからの不評が問題視され、
仕事場でのピアノの騒音問題もあって、徐々に精神的に疲弊していく。
果たして、ターはどうなってしまうのだろうか。
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実在の人物だと思っていて、仮に存命の人物ならこの描き方はまずいだろうと思っていたが、
そうではなく、架空の人物とする記述もあり、それなら合点がいく。
冒頭、オーディションの音声だけが流れ、画面は真っ黒。
すぐにエンディングで流れるような大量のクレジットが表示されたので、
「ああ、そういう映画なのね」と妙に納得した。
もちろん、エンドクレジットもあったが、オープニングで多くが流れたのでエンドロールは短い。
オーディションのシーンでは、ステージは衝立で仕切られて、審査する者(客席で聞いている)に
誰の演奏かわからないようになっている。
映画は権力が不協和によって、挫折と転落をもたらすことの象徴らしい。
その意図は伝わるが、救いようのない感じがしたのは私だけだろうか。
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