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映画「マンハント」@109シネマズ木場

2018-02-17 00:38:14 | 映画感想
2018/2/15、109シネマズ木場。

5番スクリーン。
このシアターはスクリーンがシアターの右寄りに設置されており、列の中央はスクリーン中央より左になる。
スクリーン中央に正対するシート位置はエグゼクティブシートでは9番辺りで、次いで10番、8番。
普通シートでは、右寄りの9番10番が真ん中になる。

もし、仮にどうしても端っこの席が良いのなら、1番2番ではなく15番16番を選ぶ方が良い。

なお、エグゼクティブシートは2017年秋の改修で普通席2列を潰して1列設置されたので、
足元がかなり広い。



福山雅治、桜庭ななみ、竹中直人、張涵予(チャン・ハンユー)、国村隼、池内博之、
チー・ウェイ、アンジェルス・ウー、河智苑(ハ・ジオン)、戚薇(チー・ウェイ)。



演歌流れる中、一人の男(チャン・ハンユー)が居酒屋に入る。
二人の女性店員(アルジェルス・ウー、ハ・ジオン)は早々に男を追い出し、
後から来たやくざ集団を皆殺しにする。



社長の息子を人質にした男二人(斎藤工、吉沢悠)にTVカメラマン(福山雅治)が近づき、
男の一人(斎藤工)が油断した瞬間、男をねじ伏せて逮捕する。



あべのハルカスの高層階で天神製薬のパーティが行われていた。
社長の酒井義広(国村隼)は、謝辞を述べ、息子の宏(池内博之)の次期社長就任を発表する。

退任する顧問弁護士のドゥチウ(チャン・ハンユー)は田中希子(TAO、岡本多緒)と後で会う約束をする。

ドゥチウは、会場で会った遠波真由美(チー・ウェイ)に家まで送ってもらうが、
翌朝目が覚めるとベッドの隣で田中希子が死んでいた。

大阪府警の浅野(トクナガ・クニハル)はドゥチウを逮捕し裏口から連れ出して射殺しようとする。

ドゥチウは逃げ、逃げ、逃げ、ホームレスらが暮らす集落に入り込み、坂口秀夫(倉田保昭)に匿われる。
しかし、警察の捜査の手が伸び、再び逃げ、逃げ、逃げる。

一方、矢村聡(福山雅治)刑事と新米部下の百田里香(桜庭ななみ)は、独自に捜査を始め、
ドゥチウの居場所に迫っていく。

ドゥチウと遠波真由美の関係は、天神製薬に隠された秘密とは、
矢村は事件を解決することができるのだろうか。
そして、ドゥチウの運命は。



映画終了後に、福山雅治とジョン・ウー監督の対談が上映され、
映画の制作秘話みたいな話が語られる。

***

途中で開いた口が塞がらない、というか物語はものすごく薄っぺらい。

アクションはなかなか見ごたえがあったと言えなくもないが、
そもそもの殺人動機、張涵予に罪をなすり付けなければならない理由、
戚薇が張涵予に肩入れする理由、河智苑が福山雅治を想う理由も安直で、
国村隼の悪行にしても取って付けたようで、展開の全体、すべてが浅い。

桜庭ななみの設定も薄っぺらく、福山雅治との関係も浅いし、彼女の成長物語にもなっていない。
竹中直人や斎藤工も無駄遣い。

TVの2時間ドラマでもまだましと言えるかもしれない。



原題は「追捕」。
「君よ憤怒の河を渉れ」の中国公開時のタイトルと同じ。
中身はかなり違うようだ。

未見だが名作と言われる高倉健の「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイクとはちゃんちゃらおかしい。
もっともオリジナルも展開は相当適当だとの意見もなくはない。
テキトーと言えば、昔の邦画は結構テキトーで、ギターを背負って馬に乗って登場する元刑事など、
現実世界では絶対にありえない突拍子もない設定の映画もあったりする。

ところで「君よ憤怒の河を渉れ」は1976年の映画。
日本ではロッキード事件が発覚し、ピンクレディがデビューした年。
日本でヒットした映画には「ジョーズ」「オーメン」「犬神家の一族」などがある。



オープニングは古い昭和演歌風。
ひょっとしたら「君よ憤怒の河を渉れ」のコピーかオマージュかも。



多くの人が言及しているが、セリフは明らかにアフレコ。
時々口と音声が合っていない場面がある。

以前は中国語のセリフの場合、正確に発音するため中国人で吹き替えているのかも、と思っていたが、
どうもそうではなさそうだ。

中国製映画では「広東語」と「北京語」の2種類を作るため、どうせアフレコが必要になるので、
セリフはアフレコが一般的、なんて話(都市伝説?)を聞いたこともある。

そういえば「カンフーヨガ」もアフレコだった。

ただ、「セルラー」の香港リメイクである「コネクティッド」(保持通話)では、
北京語と広東語の違いが重要なキーになっており、必ずしも北京語版と広東語版があるとは
言えないし、この映画でも日本語、英語、中国語が飛び交い、同じ人が複数言語を操っているので、
アフレコだとしても別人を割り振る配音演員(吹き替えキャスト)だとばれるはずだが、
そのようには感じなかった。



監督は、ジョン・ウー(呉宇森、吴宇森)で、暗殺者の太いほう、ドーン役の
アンジェラス・ウーは監督の娘。


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