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桜は何百種類もあるのに、桜と言えばソメイヨシノのことだと言っても
過言ではないほど、全国にいきわたっている。
もともと江戸の染井村で作られた「吉野桜」と言うことでソメイヨシノ。
もっとも、当初は奈良の吉野桜と同じ種類だと思っていたらしい。
実際には別物だったのでじゃあソメイヨシノだ、となったとかどうとか。
ソメイヨシノは、花が葉より先で下向きに咲くので下から見上げるのに適している。
自家不稔性でソメイヨシノ同士では結実しない。
他の樹種と交配して結実することもあるが、それはもはやソメイヨシノではない。
ソメイヨシノは接ぎ木によって繁殖させるので、基本的にはクローン。
クローン、すなわち同じDNAなので同じ性質。
同じ場所に植えられたソメイヨシノが一斉に咲く所以でもある。
さて、我家のバルコニーにある桜はソメイヨシノではなく、家で食したアメリカン・チェリー。
前述のように自家不稔性があって花は咲くけど実はならない。
今年複数の桜が同時に咲いたので受粉にトライしてみているがおしべがまだ熟していないのか、
花粉がうまく取れない。
ところで、受粉しようとした際に、まじまじとおしべめしべの様子を見てみたが、
始めて気づいたことがある。
まず、最初の木、「桜A」としておく。
花のアップ。
おしべめしべをよく見ると、
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めしべの先端(柱頭:黄緑色)がおしべの先端(葯=やく、オレンジ色)の中に埋もれている。
この花だけでなく、この木の花はすべておしべのほうがめしべより長い。
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次に1日遅れて咲いた木、「桜B」とする。
こちらの花の中心は、
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明らかに柱頭が葯よりも表に出ている。
左に見えるもう一輪もそうなっている。
わざわざ赤い矢印で柱頭の位置を示さなくていいぐらいはっきりわかる。
これで、自家不稔性にまつわる遺伝的性質が異なるかどうかは定かではないが、
遺伝的に違う木の可能性は高い。
これからも受粉がうまくいく可能性は定かではないが、結実に期待が持てる。
うまくいくでしょうか。
過言ではないほど、全国にいきわたっている。
もともと江戸の染井村で作られた「吉野桜」と言うことでソメイヨシノ。
もっとも、当初は奈良の吉野桜と同じ種類だと思っていたらしい。
実際には別物だったのでじゃあソメイヨシノだ、となったとかどうとか。
ソメイヨシノは、花が葉より先で下向きに咲くので下から見上げるのに適している。
自家不稔性でソメイヨシノ同士では結実しない。
他の樹種と交配して結実することもあるが、それはもはやソメイヨシノではない。
ソメイヨシノは接ぎ木によって繁殖させるので、基本的にはクローン。
クローン、すなわち同じDNAなので同じ性質。
同じ場所に植えられたソメイヨシノが一斉に咲く所以でもある。
さて、我家のバルコニーにある桜はソメイヨシノではなく、家で食したアメリカン・チェリー。
前述のように自家不稔性があって花は咲くけど実はならない。
今年複数の桜が同時に咲いたので受粉にトライしてみているがおしべがまだ熟していないのか、
花粉がうまく取れない。
ところで、受粉しようとした際に、まじまじとおしべめしべの様子を見てみたが、
始めて気づいたことがある。
まず、最初の木、「桜A」としておく。
花のアップ。
おしべめしべをよく見ると、
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めしべの先端(柱頭:黄緑色)がおしべの先端(葯=やく、オレンジ色)の中に埋もれている。
この花だけでなく、この木の花はすべておしべのほうがめしべより長い。
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次に1日遅れて咲いた木、「桜B」とする。
こちらの花の中心は、
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明らかに柱頭が葯よりも表に出ている。
左に見えるもう一輪もそうなっている。
わざわざ赤い矢印で柱頭の位置を示さなくていいぐらいはっきりわかる。
これで、自家不稔性にまつわる遺伝的性質が異なるかどうかは定かではないが、
遺伝的に違う木の可能性は高い。
これからも受粉がうまくいく可能性は定かではないが、結実に期待が持てる。
うまくいくでしょうか。
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