JLPGA、伊藤園レディス、結果

いやあ、こういうことがあるんですね。

男子ツアーでは松山秀樹が優勝しました。
これもまたすごいニュースですが、
男子ツアーは私のブログでは記事に取り上げてないので、パスして
女子ツアーに話題を戻します。

最終日。
トップでスタートしたのは服部真夕と青山加織の６アンダー。
同じ組には１打差の馬場ゆかり。

ひとつ前には４アンダーで横峯さくら、藤本麻子、藤田幸希。

前半を終わって、
服部真夕、横峯さくら、８アンダー、
馬場ゆかり、７アンダー、
青山加織、６アンダー、
藤本麻子、藤田幸希、５アンダー。

このまま横峯さくらの猛チャージで逆転も、といったところ。
ところが後半試合はもつれる。

１７番までに、何と藤本麻子が怒涛の５バーディで１０アンダー。
横峯さくらも２つ伸ばして１０アンダー。

馬場ゆかりはボギーが先行したが、じりじりとスコアを伸ばし９アンダー。
服部真夕と青山加織は伸び悩んで８アンダーと７アンダー。

いよいよ最終ホール。
１０アンダーで並んだ横峯さくらと藤本麻子。

藤本麻子の第２打はグリーンオンしたもののかなり遠い。

横峯さくらは何と第２打がグリーンサイドのウォーターハザード。
ドロップして打ち直し４オン。
横峯さくらはボギーパットが決まればまだ目があったし、
事実、藤本麻子のファーストパットは微妙な距離が残っていた。

しかし、ボギーパットは外れ、痛恨のダブルボギー。

今大会の優勝を逃しただけでなく、賞金女王もかなり厳しくなった。

藤本麻子はしっかりとパーパットを決めて１０アンダーで最終組を待つ。

最終組の馬場ゆかりはティーショットはいいところに飛んだが、
第２打がほんのわずかグリーンに届かず、第３打も入らず万事休す。

この瞬間、藤本麻子の初優勝が決まった。
初日７５の５０位タイと大きく出遅れての逆転優勝、お見事でした。

２位は１打届かず、馬場ゆかり。
３位タイは８アンダーの横峯さくら、いつの間にかこの位置、上田桃子。

上田桃子は７バーディ、２ボギーでした。
○－○－△－○○－　○－△○○－－－－

７アンダー、５位タイ、青山加織と服部真夕。

６アンダー、単独７位大江香織。

５アンダー、８位タイ、李知姫(イ・チヒ／イ・ジヒ)、藤田幸希、
魏筠潔(ウェイ・ユンジェ)、米山みどり。

４アンダー、１２位タイ、飯島茜と北田瑠衣。
３アンダー、１４位タイ、大山志保、全美貞、安宣柱(アン・ソンジュ)ら５人。

２アンダー、１９位タイ、上原彩子、馬場由美子ら６人。
１アンダー、２５位タイ、酒井美紀、原江里菜ら７人。
イーブンパー、３２位タイ、朴仁妃(パク・インビ)、野村敏京ら５人。

１オーバー、３７位タイ、中山三奈、李ボミら６人。
２オーバー、４３位タイ、金田久美子ら４人。

この結果、賞金ランキングトップ３は順位変わらず。

１位：安宣柱(アン・ソンジュ)、１億１７２２万円
２位：有村智恵、８３２２万円
３位：横峯さくら、８２６２万円

来週のエリエールレディスの優勝賞金が１８００万円、
最終戦のリコーカップは２５００万円なので、
計算上は４３００万円差までなら逆転可能で、
４位：李知姫(イ・チヒ／イ・ジヒ)の７６１１万円までにチャンスがある。

５位の馬場ゆかりは７４０４万円とわずかに届かず、賞金女王はなくなった。

ただ、現実問題としては予選落ちのない安宣柱(アン・ソンジュ)が
急に調子を落として２試合とも予選落ちするとは考えにくく、
優勝できなかった試合でも平均３００万円ほど稼いでいることを考えると、
逆転するには残り２戦の連続優勝が絶対条件だが、
有村智恵と横峯さくらにわずかにチャンスが残っているだけだ。

＊＊

さて、この結果賞金ランキングの５０位前後の選手に変動があった。

（金額は万円以下切り捨て、以下同じ）
○４５位、大谷奈千代、１６２４万円（４６位）
◎４６位、大江香織、１６０１万円（５２位）
×４７位、木戸愛、１５４４万円（４５位）
×４８位、古閑美保、１４８７万円（４７位）
◎４９位、米山みどり、１４４６万円（５７位）
×５０位、申智愛(シン・ジエ)、１４４１万円（４８位）
△５１位、金月喜(キム・ソヒ)、１４４１万円（５０位）

▲５２位、若林舞衣子、１４２２万円（４９位）
▲５３位、井芹美保子、１３２４万円（５１位）
○５４位、一ノ瀬優希、１３５８万円（５６位）
△５５位、姜如珍(カン・ヨウジン)、１３３３万円（５４位）
△５６位、オナリン・サタヤバンポット、１３２３万円（５３位）
×５７位、大城さつき、１２４８万円（５５位）
○５８位、恒川智会、１０６７万円（５９位）
○５９位、酒井美紀、１０５２万円（６０位）
×６０位、中田美枝、１０２４万円（５８位）

○◎は先週より順位を上げた選手。
△は今大会で賞金を獲得したが順位を下げた選手。
×、▲は今大会決勝に残れず（欠場含む）順位を下げた選手。

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◎の２人は今大会の結果で、シード圏外から圏内に入った選手。
▲はそのあおりで、シード圏外に落ちた選手。

事実上の最終戦である次戦にシードをかけた戦いになる。

なお、申智愛(シン・ジエ)が最終戦に出るかどうかは未確認。
もし出たらランキングが上がると思われるし、７試合目になり、
出場義務試合数をクリアーし、シード確保も可能。

また、上位２５名は先週と変わっていないが、
飯島茜が２６位になり、２５位との差は１２０万円。
リコーカップ出場権争いも見もの。