![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/53/4ee06453eb2f295fe1ef2ccd7731a7dd.jpg)
2009/12/19、109シネマズ木場。
XpanD3D(吹き替え版)で鑑賞。
PIXARの作品、3DCGアニメーション。
例によって主要な部分は日本語(セリフのことではなく文字)になっている。
**
カール・フレデリクソンは、小さいころから冒険好きだった。
今日も有名な冒険家のチャールズ・マンツのニュース映画を見て大いに興奮した。
その帰り道、おんぼろの空き家で一人の女の子、
エリーが冒険ごっこをしているのに出くわし、友達になる。
エリーもマンツにあこがれ、いつかパラダイス・フォールの
崖の頂上に住むことを夢見ていた。
やがて、エリーとカールは結婚し、そのおんぼろ空家を買い改装して住み始めた。
いつかパラダイスフォールへ行く為の貯金も始めたが、
いろいろと物入りでなかなか貯金はたまらない。
子供を熱望する二人だったが子供には恵まれず、二人っきりで年を重ねていく。
それでも二人は幸せいっぱいだったが、やがて、年老いたエリーは、
一人カールを残して逝ってしまう。
その頃、既に思い出の家の周りは再開発となり、
カール・フレデリクソンの家以外は立ち退いてしまった。
ある日、カールは工事業者と揉めて怪我をさせ、裁判の結果、退去を命令される。
困ったカールは、残された我が家にありったけの風船をつけて、
迎えに来た老人ホームの職員をしり目に大空に旅立った。
進路は南。
目的地はパラダイス・フォール。
ゆったりとした旅にしようとしたとき、ドアをたたく音が。
昨日、お年寄りに親切にしてバッヂをもらうため、と訪れた
子供、ラッセルがデッキに乗り込んでいた。
仕方なく家に入れたもの、どこかで下そうと風船に手をかけたとき、
暴風雨に巻き込まれて、家は翻弄される。
やがて雨も上がり、カールはラッセルを下すため、
少し風船を切り放して降下を始める。
雲の中、まだ地上まではかなりあるはずなのに、家は岩場のすぐ近くを通過する。
なんと目の前にはパラダイス・フォール。
偶然にもパラダイス・フォールの台地の上に着いていたのだ。
これで目的達成?
いえいえ、物語の本筋はここから。
この台地の上で、カールとラッセルにとんでもない事件が待ち受けていた。
***
さすが、ピクサー。
映像もさることながら、脚本が素晴らしい。
最初の方の回想シーンは映像だけで多くのことを語っている。
ウォーリーもそうだったが、
台詞なんかなくてもすべてを語りつくせると思わせるほどの出来だ。
パラダイス・フォールのある台地までの飛行は割とあっさりだが、
そこを端折っても余りある内容の濃さ。
細かいエピソードやちょっとした仕草、カット、台詞もほほえましくあり、
また興味深い。
残虐シーン、お色気シーンは全くないが、ハラハラドキドキのシーンは満載。
小さい子供にも楽しめるとは思うが、子供だけではもったいない。
かなり高い年齢までの鑑賞に堪えるというか、十分満足させられる出来となっている。
*
3Dの技術も素晴らしく、ことさらに3Dを強調する
(観客に向かって何かを突き出すような)シーンもなく、違和感は全くない。
過去の作品も「トイストーリー1・2」だけでなく、
たとえば「ウォーリー」なども3D化してほしいものです。
難点があるとすれば2つ。
一つは邦題がピンボケではないにしても原題からは想像もつかないこと。
もう一つは、全米公開(5/16)から半年以上遅れたことだ。
XpanD3D(吹き替え版)で鑑賞。
PIXARの作品、3DCGアニメーション。
例によって主要な部分は日本語(セリフのことではなく文字)になっている。
**
カール・フレデリクソンは、小さいころから冒険好きだった。
今日も有名な冒険家のチャールズ・マンツのニュース映画を見て大いに興奮した。
その帰り道、おんぼろの空き家で一人の女の子、
エリーが冒険ごっこをしているのに出くわし、友達になる。
エリーもマンツにあこがれ、いつかパラダイス・フォールの
崖の頂上に住むことを夢見ていた。
やがて、エリーとカールは結婚し、そのおんぼろ空家を買い改装して住み始めた。
いつかパラダイスフォールへ行く為の貯金も始めたが、
いろいろと物入りでなかなか貯金はたまらない。
子供を熱望する二人だったが子供には恵まれず、二人っきりで年を重ねていく。
それでも二人は幸せいっぱいだったが、やがて、年老いたエリーは、
一人カールを残して逝ってしまう。
その頃、既に思い出の家の周りは再開発となり、
カール・フレデリクソンの家以外は立ち退いてしまった。
ある日、カールは工事業者と揉めて怪我をさせ、裁判の結果、退去を命令される。
困ったカールは、残された我が家にありったけの風船をつけて、
迎えに来た老人ホームの職員をしり目に大空に旅立った。
進路は南。
目的地はパラダイス・フォール。
ゆったりとした旅にしようとしたとき、ドアをたたく音が。
昨日、お年寄りに親切にしてバッヂをもらうため、と訪れた
子供、ラッセルがデッキに乗り込んでいた。
仕方なく家に入れたもの、どこかで下そうと風船に手をかけたとき、
暴風雨に巻き込まれて、家は翻弄される。
やがて雨も上がり、カールはラッセルを下すため、
少し風船を切り放して降下を始める。
雲の中、まだ地上まではかなりあるはずなのに、家は岩場のすぐ近くを通過する。
なんと目の前にはパラダイス・フォール。
偶然にもパラダイス・フォールの台地の上に着いていたのだ。
これで目的達成?
いえいえ、物語の本筋はここから。
この台地の上で、カールとラッセルにとんでもない事件が待ち受けていた。
***
さすが、ピクサー。
映像もさることながら、脚本が素晴らしい。
最初の方の回想シーンは映像だけで多くのことを語っている。
ウォーリーもそうだったが、
台詞なんかなくてもすべてを語りつくせると思わせるほどの出来だ。
パラダイス・フォールのある台地までの飛行は割とあっさりだが、
そこを端折っても余りある内容の濃さ。
細かいエピソードやちょっとした仕草、カット、台詞もほほえましくあり、
また興味深い。
残虐シーン、お色気シーンは全くないが、ハラハラドキドキのシーンは満載。
小さい子供にも楽しめるとは思うが、子供だけではもったいない。
かなり高い年齢までの鑑賞に堪えるというか、十分満足させられる出来となっている。
*
3Dの技術も素晴らしく、ことさらに3Dを強調する
(観客に向かって何かを突き出すような)シーンもなく、違和感は全くない。
過去の作品も「トイストーリー1・2」だけでなく、
たとえば「ウォーリー」なども3D化してほしいものです。
難点があるとすれば2つ。
一つは邦題がピンボケではないにしても原題からは想像もつかないこと。
もう一つは、全米公開(5/16)から半年以上遅れたことだ。
これを観てしまうと、単に飛び出てくるから凄いなどというのはいかにも安っぽく見えてしまいます。素晴らしい作品でした。
今回もまたピクサーにはやられました。
技術的にももちろんすごいんですが、
しっかりしたストーリーがあって、
3Dはそれを補完するというか、
補強するというか、補助的な役割でした。
やっぱり映画は脚本だな、と改めて思った次第です。
遊びに来てくれて嬉しかったです!
ほんと、さすがピクサーでした。
映像も素晴らしかったし、心が打たれました。
PIXARの作品を「さすがディズニー」と言われると、
違うよ、と言いたくなってしまうほど、
PIXARの出来は素晴らしいです。
なんといっても物語が素晴らしく、毎回感動させられます。
昨晩観て、笑って泣いて、楽しんできました。
アバターを先に観たし、最近アニメの3Dはある程度、天井に達してしまった感があり、3Dが凄い!とは思わなかったのですが、ストーリーが素晴らしく良く、とても楽しめました♪
それに、3Dでなくてもアニメ自体が素晴らしいと思いますね。
レビューはこれから書くので、また後ほどTBにうかがいます。
今年もTB中心になると思いますが、どうぞヨロシクお願いします。
TBいただけるとのこと、楽しみにしています。
>ストーリーが素晴らしく良く
>アニメ自体が素晴らしい
同感です。
これこそ、PIXARのPIXARたる所以でしょう。
映像もとても美しく鮮やかでした。
3Dはこの映画では奥行きや距離感を補完するものだと思います。
3Dは表現上必須とまでは言えないにしても、
ビジネス上の問題もあって、どんどん増えていくと思います。
コメントとトラバ、ありがとうございました!
私も最初の回想シーンにはジーンときました。セリフがないだけ、想像力を刺激されて、とても感動させられました。
子供だけでなく、年齢を問わずに是非観て欲しい、オススメの映画ですね。
台詞なんかなくたって十分伝わってしまうのだから、すごいです。
邦題は疑問ですが、映画は素晴らしいです。
しっかりしたカールじいさんの背景ストーリーが、
きちんと寝られている事で、冒頭の少年時代から老年期までの説得性がうまれているんですよね
そこは素晴らしかったです
ただ、残念ながらパラダイスについてしまってからのストーリーが凡庸と感じてしまいました
でも、少年との絆はエンドロールの映像にあるように深まったようなので、義理の子供と遊んでるような映像にはほっこりさせられました
タイトルからは「空飛ぶ家」の大冒険物語を期待させますが、家はカール爺さんの過去=歴史の象徴に過ぎません。
間違いではないのですが、やや主題とずれた方向へのミスリードな気がします。