ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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マーケットが広いほど生き残れる企業は少ない

2009-01-14 22:34:46 | IT
富士通HDD事業、東芝が買収で最終調整(読売新聞) - goo ニュース

記事で気になったのは、
>東芝のHDDの世界シェア(占有率)は10%程度で6社中4位
>富士通は世界シェア7~8%程度で最下位
の部分。

6社のうち、残りの4社はどこだ、というわけだ。

日立・グローバル・ストレージ・テクノロジー、
ウェスターン・ディジタル、
シーゲート・テクノロジー
サムソン電子、
の4つだろう。

サムソン電子が最下位かと思ったけど、
トータルのシェアでは富士通がピリなのね。

ここでちょっとした通なら、IBMはどうなった、と思うかもしれませんね。
IBMは日立にHDD事業を売却、日立グローバルストレージテクノロジーとなった。

日立も元々HDDを作っていたが、どちらかと言うと旧IBMのイメージがある。
SONYのデジタル1眼にミノルタのイメージが残るのと同じか?

少し昔に自作でもやったとか、HDDの交換や増設をした人なら、
カンタムは? マックスターは? と思うかもしれません。

あーっ。
ここまで書いといて、どうもカタカナは自分自身で違和感がある。
カンタムは「Quantum」、マックスターは「Maxtor」のことです。

QuantumはHDD事業をMaxtorに売却、
その後、MaxtorはSeagateに買収されている。

ここで、考えてみると、パーツメーカーは除いて、
HDDを製品として製造販売しているのは、全世界でわずか6社しかないのに、
そのうち第6位が事業から撤退をする、ということ。

全世界をマーケットとする企業が5つしか生き残れない。

大きいマーケットでは、多くの企業が切磋琢磨する、と言うのではなく、
大きいマーケットほど、わずかの企業しか生き残れない。
そういう気がしますね。

経済原則から言うと矛盾のような気がしますが、
良いか悪いかは別としてそれが現実なんでしょう。

HDD事業がニッチだからとは思いません。
今や、HDDはPCだけでなく、ビデオ・レコーダー、ビデオカメラ、
カーナビ、携帯音楽プレーヤー、などなど多くの用途をもっています。
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