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映画感想「ザ・バットマン」@ユナイテッドシネマ豊洲(2022/3/11)

2022-03-12 11:15:39 | 映画感想
2022/3/11。
久々に公開初日に鑑賞。

見たかった「355」「ノイズ」「コーストバスターズ」が早々に終わってしまったので、
前々から期待していた「ザ・バットマン」を選択した。

どうせ見るつもりだったから初日でなくてよかったんだけど、ユナイテッドシネマ豊洲では金曜が
会員サービスデーとなっており、大人1100円とお得なのも影響した。



上映前の予告が面白くて混乱し「ナイトメア・アリー」と「ザ・ロストシティ」の記憶が混ざった。
「ナイトメア・アリー」はケイト・ブランシェット、ブラッドリー・クーパー、ウィレム・デフォーらが出演、
ギレルモ・デル・トロが監督、小説「悪夢小路」の映画化。

「ザ・ロストシティ」はサンドラ・ブロック、ダニエル・ラドクリフ、チャニング・テイタム、ブラッド・ピットで
宝探しのアドベンチャーコメディと路線も全く違う。



ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラビッツ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライト、ポール・ダノ。

ゴードン警部(ジェフリー・ライト)はサーチライトに蝙蝠のシルエットを浮かび上がらせていた。
暴力と犯罪にあふれるゴッサム・シティ。
今日も地下鉄で悪グループが一人の市民を脅していた。
そこへバットマンが現れ、悪を次々と殴り倒し市民を助ける。
しかし、いくらバットマンが勇敢でも同時に多発する犯罪のすべてを防ぐことはできない。

市長は犯罪撲滅を目指し粉骨していたが、市長選の最中、撲殺されてしまう。
犯人はマスクをした男、リドラー。
殺害現場には暗号と「バットマンへ」の手紙が残されていた。



過去のバットマン映画とは一線を画す。
父母を殺され、膨大な遺産を受け継いだブルース・ウェインがマント/マスクに身を包み悪を退治する。
今まで強大な悪役がいてそれと対峙する善の象徴だったバットマン。

今回の敵役はリドラー。日本では「ナゾラー(謎ラー)」としても知られる。
ゴッサム・シティに巣食う悪を暴くために主犯格の市長、警察本部長、検事らを次々と殺害していく。
そして、ついにその矛先はブルース・ウェインに向かう。

何故ブルース・ウェインが狙われるのか、リドラーの最終計画は何なのか。



リドラーはポール・ダノ。
キャットウーマンにゾーイ・クラビッツ、ペンギンにコリン・ファレル。
コリン・ファレルは完璧な特殊メイクか、全く面影なし。
ペンギンがコリン・ファレルなのは知っていたが、同姓同名の別人だと思っていた。
なお、コリン・ファレル以外に著名なコリン・ファレルはいない。
アルフレッドはアンディ・サーキス。

バットマン史上、最も暗いバットマン。
ストーリーも暗いが場面も(文字通り)暗い。

過去のバットマン映画でも特に印象に残るビランは大勢いた。
ジャック・ニコルソンのジョーカーもすごかったが、極めつきはクリストファー・ノーラン監督の
「ダークナイト」のジョーカー、ヒース・レジャー、狂気迫る演技だった。

ティム・バートン監督のシリーズは徐々に変な方向にずれていき、ジョージ・クルーニーの時は際物だった。
クリストファー・ノーラン監督の「バットマン」3部作は基本従来の勧善懲悪型バットマンではあるものの、
敵役のみならずバットマンにも異常性を感じさせた。

今作は「クローバーフィールド」シリーズ、「猿の惑星:新世紀/聖戦記」などのマット・リーブス監督で、
今まで以上にシリアス。

また、リブート版にありがちなそもそもの展開(ブルース・ウェインの生い立ちやバットマンになるまでの過程)は
一切省かれているのも気に入った。
ノーラン版にあった数々のギミックも少な目で、バットモービルも全容ははっきりしないが今までに比べると普通。
ボディスーツが防弾仕様なのはいいが、マスクは強化された皮ないし合成皮革で口回りは露出しているので、
頭を狙われたらまずいのではないかと心配になった。

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