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映画「エージェント・ライアン」@109シネマズ木場

2014-02-21 22:43:04 | 映画感想
2012/2/17、109シネマズ木場。

スクリーン1。
良い席(エクゼクティブ・シート、H列、I列)が完売だったので、
中央通路のひとつ前F列を選択。
少しだけ見上げる感じになり、G列の方が良かったかも。



クリス・パイン、ケビン・コスナー、キーラ・ナイトレイ、ケネス・ブラナー。



ジャック・ライアン(クリス・パイン)はイギリス留学中に9.11テロ報道を目撃、
志願して海兵隊に入り、アフガン戦争に参加するも、搭乗中のヘリが攻撃されて墜落、
背骨を損傷するなど重傷となる。
リハビリ生活を指導するのは医学生のキャシー・ミューラー(キーラ・ナイトレイ)。

ジャック・ライアンを密かに見る男は海軍中佐のトーマス・ハーパー(ケビン・コスナー)。

実はCIAエージェントでジャック・ライアンをCIAの分析官としてリクルート、
ウォール街の投資顧問会社に就職させ、金融市場の情報を分析させる。

その頃、ジャックは医師となったキャシー・ミューラーと同棲していた。

ジャックが担当していたロシアのチェレビン社が大量の隠し口座に資金を移動していることが判明、
ジャックは調査のために誰かをロシアに送り込むようCIAに進言する。

しかし、適任者がいないため、ジャック自身がロシアに乗り込んでいくことに。

ロシアについたジャックはホテルに着いた途端、チェレビン社のボディ・ガードに襲われる。

これを倒したものの、チェレビン社、社長のチェレビン(ケネス・ブラナー)は、
疑惑の会社をすべて売却しておりジャックには手が出せなくなってしまった。

ロシア入りしていたトーマスはジャックにチェレビン社のデータハッキングを命じるが。

この後、キャシーが絡んで危機の連続、果たしてジャックはチェレビンの陰謀を暴けるか。



監督は、チェブリンその人、ケネス・ブラナー。

そもそもジャック・ライアンはトム・クランシーの小説の主人公だが、
特定の「ジャック・ライアン・シリーズ」原作とせず、オリジナルリブート版となっている。

「ジャック・ライアン・シリーズ」の映画としては、
CIA分析官時代のソ連軍原潜の亡命計画をソ連軍と対峙しながら解決する「レッド・オクトーバーを追え」
CIA退官後、イギリス王室とIRAの紛争に巻き込まれる「パトリオット・ゲーム」
CIA本部により見捨てられかけたCIAのコロンビア・カルテル攻撃班との軋轢をえがく「今そこにある危機」
チェチェン紛争で米ロ対立が激化、それを利用するテロ組織の核攻撃で米ロ開戦の危機「トータル・フィアーズ」
等がある。



小説ではヘリコプター事故で海軍を負傷退役、メリル・リンチに入社して財をなして独立、
海軍士官学校の臨時講師などを経てCIAに入局、ロシア軍や高官の亡命などに尽力する。

その後政治との結びつきを強め、NSA大統領補佐官を経て副大統領になるが、
国会議事堂への航空機自爆テロによって大統領が死亡し、大統領となる。

任期満了後、大統領に再任、中露紛争に起因した米中戦争の解決に尽力するなどした。



ヘリコプター事故、投資顧問会社からCIA分析官などの大まかな経歴は小説と合致するものの、
設定を現代に置き換えたりする努力は見られるが、原作の大風呂敷から見るとやや小物っぽい。

当初、愛する人にも秘密!と言われていたのに、浮気を疑われあっさりCIAとバラしたジャック、
浮気じゃなくてよかったと喜ぶキャシーもキャシーだ。

頭脳明晰で、瞬時に情報を整理し推理を立てていく。
行動も俊敏で無駄や隙が無い等の設定は、素性や行動目的はかなり違うが
「ジャック・リーチャー」と通じるものがあるかもしれない。

ただし、映画の味付けは随分違う。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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φ(..) (iina)
2014-03-27 09:42:59
この作品は、007かミッションインポッシブルのシリーズとは違うリアルさが売りと思って観たので、あまりに都合よく
進むため印象がちがいました。
しかも「ジャック・ライアン・シリーズ」の映画化はずいぶんされているのですね。φ(..)メモメモ

最近の映画では、「ローン・サバイバー」が面白かったです。心臓をえぐられるようでした。

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iinaさんへ (KGR)
2014-03-27 10:58:44
過去のジャック・ライアン・シリーズの大風呂敷ぶりに比べると、小物っぽい気がしてなりません。

全米ではシリーズ最低の興行成績で5千万ドル。
50億円なら日本では大ヒットのレベルですが、アメリカだと年間で70位前後、中ヒット位でしょうか。

「ローン・サバイバー」は見たい映画の一つです。
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