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映画「ゼロ・ダーク・サーティ」@109シネマズ木場

2013-02-18 22:55:03 | 映画感想
2013/2/18、109シネマズ木場。

期待していて見たかった映画。
やっと見れました。

昔の派手なドンパチ戦争映画を期待すると当てが外れるし、
万人受け、一般受けする映画とは思えない。

キャスリン・ビグロー監督、ジェシカ・チャステイン、
マーク・ストロング、カイル・チャンドラー。

***

2001/9/11。アメリカを襲った同時多発テロ。

アメリカは犯行の首謀者をウサマ・ビン・ラディンと断定、その行方を追った。
しかし、所在はつかめず、悪戯に時だけが過ぎて行った。

CIAは捕虜に対し拷問を行ってビン・ラディンにつながる情報を得ようとしていた。
そんな中、CIAの秘密基地に新しく赴任したのがマヤ(ジェシカ・チャステイン)だった。

先輩CIAエージェントのダン(ジェイソン・クラーク)の拷問は熾烈を極めた。
信憑性のある情報は得られず、ビン・ラディンの情報を追うマヤやダンに対し、
支局長のブラッドリー(カイル・チャンドラー)は否定的な態度を取り続けた。

彼にとっては、確証の低いビン・ラディンにつながる情報より、
次のテロを阻止する方が大事だった。

そして、2005年7月、ロンドンで同時爆破テロが起こる。
情報は交錯しつつも、マヤは徐々にある重要人物の手がかりに近づいて行った。

***

多分に脚色はされているとは思うものの、実話に基づき淡々と展開する。
かなりの長尺がゆっくり進行するにも関わらず、だらだら感はない。

途中の緩さは、襲撃にクライマックスを持っていくための演出と思っていたが、
最後まで静かに進行する。

襲撃も良くある派手な撃ち合いではなく淡々と進み、
実際にはこうだったんだろうなと思わせる。

一瞬一瞬は緩急があり、自爆テロのシーンなどは突然の切り替えを見せるものの、
全体の流れは静かに展開する。

「ハートロッカー」でもそうだったが、この監督は過剰な演出を嫌うようだ。
改めて「ハートロッカー」を見返してみたくなった。

設定はかなり真実味があるようで、政府が情報をリークしたと言う噂まで流れたようだ。

ウサマ・ビン・ラディンはUBLと呼ばれていたようだ。
作戦中、ターゲットはジェロニモと呼ばれ、これは現実には後で物議をかもした。

ビン・ラディンのアジトは当時報道などでも流されたものそのまま。
衛星写真などは本物と思われる。

アジトそのものは、その後、聖地化するのを防ぐため、取り壊されたと聞く。

こういう映画を見ると、戦争はホントに嫌だなと思うし、
娯楽大作は別として昔の戦争映画はお気楽だなと感じる。

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